先日ありましたJS3OMH 倉田さんの鹿児島県鹿児島郡三島村(竹島)の移動運用記録を頂きましたのでご紹介させて頂きます。
竹島は三島村で一番鹿児島市内に近い島です。人口は何と約80人。三島村では一番人口の少ない有人島です。三島村は一時は極端にレアでしたが、OMH局の他にも年末年始にQRVがありましたし、2008年は他に少なくとも2グループがQRVしているなど最近にわかにアクティビティが高くなっています。全国的に見ると最近では沖縄の伊平屋・伊是名、あるいは伊豆諸島の御蔵島とか利島あたりがレアになっていますね。
話が逸れましたが、竹島はその名の通り島の多くが大名竹という竹に覆われた緑の島です。特産はタケノコらしいです。ちなみに海の向こうに見えている島は硫黄島です。
竹島で宿泊された民宿だそうです。民宿前の道路の勾配がかなり急ですね。看板がないと民家にしか見えませんね。ちなみに竹島には2軒宿があるようです。
竹島というか三島村には食堂はありません。商店も必要最小限の物すら品薄の状態なので昼食は宿でお弁当を作ってもらえます。このお弁当、食材のほとんどが船で島の外から運ばれたものですね。
移動の風景です。これは7MHzのようですね。このほかサテライトにもQRVされたようです。
今回はケーブルキャッチャーが折れたり、宿からのQRVではノイズが絡むなど苦労されたそうです。お疲れさまでした。
竹島は鹿児島から比較的(トカラや黒島等と比較)近く、いい移動地がありますので、お勧めできる島です。また、三島村の他の島は温泉と活火山の硫黄島、レア度抜群のPM40(他は草垣群島のみ)の黒島と訪問意欲を掻き立ててくれます。
食材については民宿の女将さんの話では、最近は食料は島外から買う事が多いらしいです。昔は自給自足だったそうで、ちなみに女将さんはなるべく野菜を作るようにしているとの事でした。
食材調達は御蔵島とか利島も同じような状況のようですね。船で本土から運んだものが中心のようです。
また、竹島にはお店(売店)は無く、唯一発見した飲料水の自動販売機も反応がありませんでした。食料は民宿に頼るしかありません。トカラ小宝島並の環境です。
ちなみに350mlのスーパードライが300円でした。
竹島は一番行きやすい鹿児島郡だと思います。とは言っても、気軽に何度も訪問できませんが・・・港や民宿から移動ポイントのオンボ崎展望台周辺まで徒歩約10分です。
黒島(大里)の場合、大里の集落から平和公園周辺まで、結構きつい登りが30分です。
ケーブルキャッチャーは折れた段のみ注文して、もうすぐ届くと思います。
商店は実は2軒あるらしいです。どちらも看板はなく、缶ビールやジュース程度しか売っていない模様です。