相島移動運用メモ
[相島]
糟屋郡新宮町の沖約7kmの玄界灘に浮かぶ島です。新宮町に属します。「へ」の字をした島で周囲約6km。人口は約430人で、漁業で生計を立てている島です。古くから風待ちの港として使われ、豊臣秀吉ゆかりの遺跡や福岡藩の不審船監視番所跡もあります。
利用時間に制限がある福岡空港の移転先として一時この相島沖が候補に上ったことがあるそうですが、福岡市がオリンピック国内候補地に落選したことで空港移転の話が沈静化しており、特に動きはないそうです。
糟屋郡は福岡市に隣接しており、日本で一番人口の多い郡(約20万人)ですので、JCGで見れば全然レアではありません。しかし、相島として見ればJIIAやJIAなど島アワードではカウント対象となり、一気に価値が上がります。相島で過去に移動運用が行われたのはJA6のOMさんによる2度の運用程度と聞きます。島内にはHFや50MHzの固定局がいない模様(144/430は不明)ですので意外に価値があります。
[島内での運用]
島の西部に高台があり、V/UHFはここがよさそうです。HFは海岸近くでワイヤーアンテナを張ることになりそうです。
[島へのアクセス]
新宮渡船場より町営渡船「しんぐう」で17分。料金は片道460円です。約2時間に1本程度運航され、ダイヤは新宮町のHPにあります。冬季は最終の1便が運休になるようです。緊急の場合などは島民の方に話を付けると漁船を出してくれる場合もあるようです。
新宮渡船場へはコミュニティバス「相らんど線」が利用できます。一方通行のループ運転ですので、行きのバスはJR筑前新宮駅から、帰りは西鉄新宮駅への利用が便利です。西鉄新宮駅から徒歩20分でも行けます。
なお「しんぐう」はフェリーではないので車の輸送はできません。
[島内でのアクセス]
徒歩のみです。あとは島の方の車に便乗するしかありません。実に不思議なのですがこの島ではナンバーのない車が堂々と走っています。
[宿泊施設]
意外かも知れませんが港近くに旅館が3軒(民宿とあまり変わらないようですが)あるそうです。釣り客が主なお客さんだとか。
[島内の店]
飲食店は渡船場付近に漁協直営の店があります。魚料理中心です。簡単なお店はありますが、コンビニはないので必要な物は新宮近辺で調達した方がいいでしょう。
[おみやげ]
魚の干物、かまぼこなど。渡船場脇の販売所(食堂に併設)で買えます。