JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

「フレンドアワード」のルール一部変更

2020-01-15 | シャック便り
「じゃぱん ひなたぼっこの会」が年明けからスタートさせた「フレンドアワード」のルールが1/12付けで一部変更されたようです。

難解なルールのため公式発表をそのまま貼り付けるだけにとどめますが、

1.今までのQSOリストの対象市区町村/友達都市の名称を変更しました。
  友達QSOリストとホームページの概要を見比べて下さい。
2.友達都市を20ヶ所追加しました。(詳細はQSOリストを参照)
3.FR番号を変更しました。(集計には問題はありません)
4.パーフェクト賞を取り止めました。 (結果的に友達賞と変わりは無かったので)
5.デジタル賞を400賞からにしました。
6.デジタル賞のメンバー局数を5局から8局に変更しました。
7.移動運用の特典の対象となる友達都市に条件を付けました。

とのことです。

現時点でのQSOリストは「3.0」です。以前のものは一部の番号が変わっており無効だそうですので早急にダウンロードの上で入れ替えが必要です。ご注意ください。


なお本日の報道によればQSOリストに載っていない岩手県北上市と千葉県流山市の姉妹都市縁組が決まったそうで、1/29に調印式が行われるそうです。ソースはこちら

従ってQSOリストはさらに変更される可能性があります。


ルールが難解でこれで正しいかも分かりません。分からない点は発行元に問い合わせされることを強くオススメします。
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「第54回京の冬の旅」に(ちょっとだけ)行ってきました②

2020-01-14 | 御朱印めぐり
「第54回京の冬の旅」と言いながら千本出水の御朱印巡りになっていたレポートの後半です。

千本出水のお寺巡りを終えてやってきたバスは10番。千本今出川で西に折れて北野白梅町へと向かうバスです。このバスで北野天満宮に向かいましょう。

北野天満宮ではなくこの鳥居の左に細い道があります。これを道なりに進むと東向観音寺があります。

806年に藤原小黒麿が建立した真言宗泉涌寺派のお寺です。長らく北野天満宮の神宮寺で、明治天皇の昭憲皇太后がこのお寺で勉学に励んだと言われており洛陽三十三所観音霊場の一つです。

本堂は1607年に豊臣秀頼の命で片桐且元が再建したものです。本尊は菅原道真作の十一面観音菩薩像で、25年に一度公開される秘仏です。次回は2027年のようです。

本堂には様々な額が奉納されています。これは文字がありませんが言いたいことが分かりやすいですね。古いお寺にはこのような額が残されていることがあり、ぜひ探してみてください。ご住職に経緯を聞いてみるのも楽しいですよ。

ご住職に御朱印をお願いしました。「この冬は暖かいですね」と話すと「(京都の北にあり雪深い)美山のお寺の住職も兼ねているんですがこの時期でも雪がない。こんなの初めて」とのこと。スキー場は商売あがったりでしょうね。

東向観音寺の御朱印です。


ようやく妙心寺に向かうことができます。歩いて北野白梅町に出て嵐電で妙心寺駅下車がいいでしょう。

え?何これ?

11月はこうだったはずですよね?北野白梅町駅の駅舎が取り壊されています。

ホームも1面だけと寂しくなっています。造りを見れば仮設ではないのでこのホームが新しいホームでしょう。バスの乗り換えをしやすくするリニューアルだそうですが、随分小さな駅になりそうですね。

3つ先の妙心寺駅で下車、妙心寺へは北門から入ります。

広大な敷地のお寺ですので、玉鳳院まではさらに歩いて数分かかります。

ようやく案内看板がありました。

玉鳳院に到着。妙心寺最古の塔頭で、妙心寺を開いた花園法皇の離宮でした。このため妙心寺内でも特別な場所とされています。住職は置かれず妙心寺の各塔頭が月交替で管理しているそうです。また豊臣秀吉の子で3歳で亡くなった鶴松の霊屋も残されています。

玉鳳院では狩野永真や洞雲の筆と伝わる障壁画「麒麟図」「竜図」、開山堂や庭などが公開されています。織田信長や武田信玄の石塔も見ることができます。門から内側は撮影禁止でした。

玉鳳院の御朱印です。


お昼に向かいましょう。

塔頭の長興院が書き置きのみですがこのようなイラスト御朱印をやっているようです。妙心寺の境内あちこちに案内がありますので興味のある方は訪れてみてください。拝観はできない模様です。

花園駅からお隣の円町駅までJRに乗ります。円町駅周辺はラーメン屋が多いのが特徴で激戦区となっています。立命館大学へのアクセスルートなのでラーメン屋が流行るのでしょうね。

その中から「ラーメンムギュ」へ。

名古屋コーチンと薄口の醤油を使った黄金スープのラーメンです。ネギではなくみじん切りにしたタマネギが薬味です。なかなか美味しいです。


一仕事終えて地下鉄で山科へ。えっ、何で山科と思われるでしょうが・・・

山科の護国寺で御首題を頂きます。上人が親子同士という本光院(妙伝寺塔頭)が現在建て替え中で、1月末までは本光院の御首題も合わせて頂けるそうです。なので一気に山科まで来た次第です。

護国寺は1643年に日勇が開いた日蓮宗のお寺です。この地には元々真言宗の護国院というお寺がありましたが廃寺となっており、日勇はここに護国寺を造営、日蓮宗の檀林(学校)が設けられました。檀林は1872年に廃止されますが護国寺は現在に至るまでこの地にあります。

護国寺も「今月の御首題」をされています。様々なイベントを開いたり、本堂に上がらせてもらえるのも千本出水の本昌寺と同じでした。浄土宗が「とにかくお寺に来て欲しい 興味を持って欲しい」と総本山の知恩院などで様々なイベントを行っていますが、日蓮宗にも同じような動きがあるようですね。阿弥陀念仏にしても法華経にしても日本で長く受け継がれたものであり、形は違えど生きてゆくための真理があるのだと思います。

護国寺と本光院の御首題です。


帰りは山科駅前の「ラクト山科」へ。以前は大丸が核テナントでしたが売り上げ不振で撤退し、無印良品がプロデュースするショッピングセンターに生まれ変わりました。テナントではなく施設自体のプロデュースという面白いお店です。

地下にケーキ屋さんの「ローヌ」が入っています。山科の御陵で長らく営業しているスイス菓子店です。名物はチーズケーキなんですが「どっかで見たよな」というそっくりさんです。

山科ローヌのチーズケーキ
近江八幡アンデケンのチーズケーキ

写真で見たらそっくりですね。買ってみましょう。

実際食べてみるとローヌの方が少し水分多めになっています。逆にアンデケンは弾力があり、甘さも少し抑えています。「大手まんじゅう」と「藤戸饅頭」の違いくらいでしょうかね(汗)

十分回りましたし明日は仕事なので無理せずこの辺で引き上げましょう。


3月の大聖寺が残っていますが今年の「京の冬の旅」は正直言って例年になく残念な内容です。テーマは発散しているわどこかで見た顔ぶればかりだわでリピーターを納得させられるラインナップではないように感じました。昨年の東福寺光明宝殿も「これで拝観料取るの?」と思いたくなるような肩すかしでしたし、情報公開の遅さも含め最近の京都市観光協会の運営には疑問が残ります。

ブログのタイトルを『「第54回京の冬の旅」に(ちょっとだけ)行ってきました』としたのも回りたい特別公開が僅かしかないためです。

手の空いていたガイドの方に聞いてみたら「今年の冬は暖かいのにお客さんの出足が今ひとつ」とのことでさもありなん、と思いました。私みたいに日帰り可能であればまだしも「京の冬の旅」を期待して京都に泊まりがけでお越しになる方にはもったいないかと思います。「京の冬の旅」の特別拝観だけでなくぜひ他も合わせて回られることをオススメします。

3月のみの大聖寺は3月に出かけてみます。こちらも他の寺社を合わせて回りたいと思います。


今回の御朱印情報です(朱印料は特記ない限り300円)。
福勝寺   3種を庫裏で授与。
本昌寺   月替わりで1種を庫裏で授与。1,000円。オリジナル御首題帳あり。
地福寺   1種を庫裏で授与。
祐正寺   1種を庫裏で授与。
東向観音寺 1種を朱印所で授与。
玉鳳院   2種を受付で授与。書き置きのみ。
護国寺   月替わり含め数種を庫裏で授与。500円。見開きは1,000円。オリジナル御首題帳あり。
(本光院の御首題は今月いっぱいまで。以降は東山二条の本光院で授与)
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「第54回京の冬の旅」に(ちょっとだけ)行ってきました①

2020-01-13 | 御朱印めぐり
恒例の「第54回京の冬の旅」の特別公開が始まりました。

今年は「京の御大礼 雅の御所文化&明智光秀と戦国の英傑たち」をテーマに15箇所の特別公開が1/10~3/18まで行われます(一部公開期間の異なる寺院あり・詳しくは公式サイトで確認を)。


今回のテーマは「天皇陛下のご即位記念」と大河ドラマ「麒麟がくる」という脈絡のない2つをつなぎ合わせたものであり、「京の冬の旅」の常連である東寺や高台寺などが入っていることから正直理解しがたいものになっています。加えて光照院門跡や三時知恩寺など浄土宗京都教区の特別公開や京都古文化協会の特別公開でも公開された寺院が多く、それらで通っていれば物足りなさがあります。

そのため私もピックアップしたのは妙心寺の塔頭・玉鳳院と烏丸今出川にある大聖寺だけです。大聖寺は3/1~18のみの公開であり、3月を待ってから出かけてもいいのですが、玉鳳院+他を一緒に回ることでチャレンジしてみましょう。

そこで前から気になっていた千本出水の寺院巡り、さらに再興15周年の記念御朱印を行っている洛陽三十三所観音霊場の寺院を組み合わせて回りたいと思います。


「千本出水って?」と思われる方がいると思いますので簡単に説明しましょう。千本出水とは南北に走る千本通と東西に走る出水通の交点です。JR二条駅の北にあたります。

付近は平安京の大内裏があり、雨が降るたびに道が水浸しになることから出水の名前になったと言われています。大内裏は創建以来火災で焼失しては再建の繰り返しとなり、朝廷の経済力が衰えると再建困難となります。天皇の住まいは京都の中で移転を繰り返すことになり、現在の京都御所の位置に定まるのは鎌倉末期から南北朝時代とされています。

元の大内裏のあったこの付近は荒れ地となり北野天満宮の所有地、さらに聚楽第となり恐らくは聚楽第の防御のために秀吉により比較的小さな規模のお寺が集められたものと考えられます。


それではJR京都駅からスタート。千本出水へは二条駅に行く必要があります。

京都観光で電車とバスを組み合わせることは私も大賛成なんですが、南禅寺に行くのに何で山科に行くかなぁ?と思います。地下鉄烏丸線に乗って烏丸御池へ、そこから東西線に乗り換えて蹴上が正解だと思います。

二条へは嵯峨野線が正解なんですが、どうせ地下鉄と市バスの1日券を買うので烏丸御池で東西線に乗り換えて二条とします。これでお金が節約できます。

二条駅からは市バスに乗れば3つ目が千本出水です。5分くらいで到着です。

千本通は市電が通っていたので明治以降千本丸太町から千本上立売あたりにかけては商店が並び映画館など娯楽施設も多かったと言われますが、今は京都市内の一般的な町並みになっています。よくこの道幅で市電が走っていましたね。

千本出水付近のお寺は境内が比較的小さい上に宗派が混在しているのが特徴で、いくつかのお寺は霊場巡りの札所になっていますから御朱印を頂けます。「京都十二薬師霊場」の地福寺(七本松出水下ル)と福勝寺(出水千本西入ル)などがその例です。京都十二薬師霊場巡りは江戸時代頃に成立、効率よく回れば1日で回れるとされますが、各霊場は10-16時までで中には郊外の岩倉にあるお寺も含まれ現実には2日かかるのではないかと思われます。

千本出水の交差点から出水通を西に行き、突き当たりの七本松通に出たら南、下立売通に出たら東に進んで千本通に戻るコの字型のルートで回れます。全ルートで750mほどですからコンパクトなんです。


まずは福勝寺に到着。

真言宗善通寺派のお寺で弘法大師が大阪の羽曳野に創建したとされ、鎌倉時代に京都に移転しています。節分の際に7日間祈祷をしたひょうたんを授けることから「ひょうたん寺」の別名も持ちます。こちらの山門は閉ざされており「ここ、ホントに入れるの?」と思いますよね。

福勝寺はさらに西に勝手口があり、こちらのインターホンでお願いすればOKです。奥様が出迎えてくれました。

「今年は暖かいですね」と世間話をしながらスラスラと書いて頂きました。スタートがいい感じですと回る意欲が湧きますよね。

本尊は薬師如来で7世紀の利修仙人作とされ、三河の鳳来寺の本尊と同じ木で造られたとされています。50年に一度開帳される秘仏で次回は2035年とのことです。また観音菩薩への信仰が厚かった後西天皇の勅願寺ともなっています。

福勝寺の御朱印です。洛陽三十三所観音霊場で頂きました。再興15周年の印が押されていますね。この他「通称寺」などでも御朱印が頂けるようです。


お次は本昌寺

1663年に日円が開いた日蓮宗のお寺です。妙覚寺の末寺で、現在の本堂は1982年に完成した2階建てです。公式サイトにあるように「今月の御首題」を書いてくれます。首都圏の日蓮宗寺院から広まったようですが、毎月様々な見開きの御首題を出される寺院が京都でも増えており、本昌寺もその一つです。加えてお寺カフェやヨガ、カレーの接待など様々なイベントを行っているようです。

御首題をお願いしたら「どうぞ本堂にお上がりください」と2階の本堂に上げてもらいました。三宝尊(南無妙法蓮華経の題目を中心に多宝如来と釈迦如来を配す)や日蓮像が見えました。どの日蓮宗系寺院でも冬の間は日蓮像に綿帽子を被せていますが、これは1264年に日蓮が小松原(千葉県鴨川市)で東条景信の一団に襲われた際に頭に傷を負い、保護のために老婆が綿を差し出した故事にちなむそうです。このため綿帽子の内側は血を意味する赤になっているとのこと。

お茶とお菓子を出して頂きました。

本昌寺の今月の御首題です。七福神の大黒天の判が押されていますが、これは大黒天が法華経の守護神となっているからだそうです。


七本松通りに出て左に曲がり地福寺です。

平安時代に弘法大師の弟子である真済上人が太秦で創建した真言宗醍醐派のお寺で、江戸時代に現在地に移転しています。「日限薬師」を本尊としています。特に耳の病気に霊験あらたかだと言われています。冒頭でご紹介の通り「京都十二薬師霊場」の一つで御朱印を頂けます。

街中のそれほど大きくないお寺で、これまた入りにくい感じですね。右の木戸のところにインターホンがあるので押したら「お入りください」とご住職から返事がありました。

地福寺の御朱印です。


さらに下立売通に左折すると祐正寺があります。

1602年に雲白により創建された浄土宗のお寺です。本尊は阿弥陀如来ですが、境内の地蔵堂に安置されている「妻取り地蔵」で知られています。霊元院法皇の勅願により1673年に安置され、特に男性の縁結びに御利益があると言われています。こちらも「通称寺」で御朱印が頂けます。

たまたまご住職がお戻りでしたので直接お願いしたら快く引き受けてくれました。

祐正寺の御朱印です。


コの字に回って千本通りに出てきました。千本出水もなかなか趣のあるところですよね。ぜひ一度回ってみてください。


「京の冬の旅」にまだ突入していませんが長くなりましたので今回はここまで。御朱印情報は後半のラストにまとめて書きたいと思います。
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滋賀中心・やり残し御朱印巡り

2020-01-12 | 御朱印めぐり
御朱印巡りをしているとタイミングが合わない、時間がないなどの理由でどうしてもポツンと残ってしまった寺社が出てきてしまいます。

とはいえ魅力的な寺社だったりするので時間に余裕があるお正月のうちに回ってみたいと思います。今回は主に滋賀県から回ってみましょう。


湖西線直通の新快速に乗り比叡山坂本駅で下車します。

坂本はブラタモリの比叡山の回でも触れていたとおり比叡山の麓にあり天台宗系の寺院が並んでいます。

坂本では西教寺を残しています。律院や滋賀院門跡からは離れていて残ってしまいました。西教寺へは江若バスがあるのですが土日はたった4本しかなく使いづらい上に歩きだと30分以上かかります。

どうしたものかと江若バスの路線図を見たら日吉台という団地に向かう路線は本数があり、日吉台センターで下車すれば近くとは言えないまでも歩く距離を短縮できることが分かりました。西教寺は9時から拝観受付が始まるので行きは比叡山坂本駅8時39分発のバスを利用し帰りは4本しかないうちの1本となる西教寺9時43分発のバスを利用することにしました。

自転車のラックを前面に取り付けており、ナンバープレートが一風変わったところに掲げられています。ビワイチなど自転車のお客さんを少しでも取り込みたいようですね。

日吉台センター前には8時43分に到着。クリーニング屋さんの角を左に折れ次の信号を右に曲がればあとは道なりで西教寺です。上り坂になるものの15分で着きました。

西教寺に到着。聖徳太子が創建したとされる古刹で、天台宗系の天台真盛宗の総本山となっています。天台真盛宗は室町時代に西教寺を再興させた真盛が開いた宗派で、阿弥陀仏を本尊とし念仏を唱えるなど浄土宗に近い教義を持っています。一方で天台宗系伝統の戒律を重んじる考えも持ち合わせているそうです。

織田信長の比叡山焼き討ちの際に伽藍を焼失、その後信長から坂本の地を与えられた明智光秀が再建に力を貸し自らの菩提寺と定めました。さらに京都の岡崎にあった法勝寺が再建されないまま西教寺に合併され寺宝などを引き継いでいます。明治になり天台宗から独立、戦時統合により一旦は天台宗と合同しますが戦後再び分かれています。

こちらの門は坂本城にあった門を移築したそうです。光秀が大河ドラマになりますので今年は多くの拝観が見込めそうですね。

本堂は江戸時代の1739年に完成、重要文化財に指定されています。寺務所が拝観受付になっていますので拝観をお願いすると本堂に入れます。

本尊は阿弥陀如来像で平安期の作とされています。元の本尊は信長に焼かれてしまい、今の本尊は甲賀の浄福寺というお寺にあったものだと言われていますが浄福寺についてはどんなお寺だったか分からないそうです。

本堂の隣には秀吉の伏見城から移築された客殿があります。豪勢な秀吉の御座所のすぐ目の前にあるのが明智光秀一族の墓で、まさに勝者と敗者を見せつけられている感じします。明智光秀の展示館も見ることができますが、直接の資料は光秀の直筆の書状がある程度です。

庭もなかなか見応えがありましたが、バスの時間が迫ってきましたのでここで切り上げましょう。

西教寺の御朱印です。


バスで比叡山坂本に。長浜に行きたいので聞いたら近江塩津乗り換えの方が早いとのことで湖西線の敦賀行き新快速でこのまま北上します。近江塩津で数分の乗り換えで米原回りの新快速姫路行きに接続しています。新快速同士の接続って非常に珍しいですよね。

長浜に到着。行ってみたかったのがここ。

茶しん」というお店です。元々はお茶屋さんなのですが、回転焼きの販売やレストランもやっています。このレストランがキッチュでして、新潟名物の「イタリアン焼きそば」と千葉名物「ホワイト餃子」が一度に食べられるのです。

7卓しかないので7グループ入ったら一杯になります。長っ尻の客が何組かいると長時間並ばされる羽目になります。30分近く並んでようやく入店できました。入店して注文と会計を済ませてから席に着くスタイルです。

イタリアン焼きそばです。焼きそばにトマトソースまたはミートソースをかけたもので新潟の「みかづき」が発祥とされています。茶しんではミートソースを使っています。

ホワイト餃子も到着。千葉県野田のホワイト餃子本店で修行し、巣鴨の「ファイト餃子」などと同じく「技術連鎖店」と正式に認められています。なので確かにホワイト餃子の味です。関西ではこの茶しんだけだそうです。

この組み合わせを同時に楽しめるのは全国でもここだけでしょう。これで1,000円ちょうど。面白いですよ。


お腹いっぱいで米原で下車します。米原は交通の要衝ですが下車するお客は少ないです。東口は新幹線の停車駅とは思えない小さい入り口です。

この東口からすぐに青岸寺があります。ここもポツンとあるためずっと残った形です。

南北朝時代に守護大名の京極道誉が創建した米泉寺がルーツです。京極氏は佐々木源氏の一流であり足利幕府を支えた名門でしたが戦国時代に没落、京極高次に至っては信長に拾われるまでは客人の身分にまで落ちていました。高次は明智光秀に味方したため秀吉から取りつぶし寸前になりますが、美女であった妹の竜子が秀吉の側室になることで家をつなぐことに成功、関ヶ原では大津城を守る形で東軍につき京極家は讃岐丸亀藩主となり明治を迎えています。京極家は出自がはっきり分かっている源氏の名門として明治まで生き残った珍しい例です。

その後戦火で米泉寺は焼失、難を逃れた本尊の聖観音像は朽ちたお堂に祀られていましたが、1650年に彦根の大雲寺三世の要津守三が大雲寺の末寺として再興、寺名を青岸寺と改め曹洞宗のお寺となりました。領主の井伊家からも援助を受け庭園が整備され国の名勝となっています。

雪吊りが見事ですね。雪の多い米原も今年は雪がないようです。

1326年に造られた聖観音像も拝観できます。本堂は静か・・・と思いきや米原駅のホームのアナウンスが風に乗って聞こえてきます。

また青岸寺はお寺カフェもやっています。自慢の庭を眺めながらご住職自らがいれるコーヒーなどを頂けるのですが残念ながら年末年始はお休みとのこと。

青岸寺の御朱印です。ぜひ紅葉の季節や雪の中、カフェの開いている時期に訪れてみてください。


電車に乗り直し近江八幡でカネ吉山本のコロッケを買っておきました。近江八幡では西国霊場の長命寺が残っているのですが小雨のためやめておきました。

残りどうしようと電車内で思って山科で下車、地下鉄で京都市役所前に向かいました。本能寺の御首題がなぜか書き手不在でダメ続きだったのでお正月なら大丈夫かと思い向かってみます。

本能寺は法華宗本門流の大本山で、ご存知明智光秀が織田信長を討った戦国最大のクーデターである本能寺の変で知られます。本能寺の変の当時は今のお寺から南西に約1.4kmくらいの元本能寺町や元本能寺南町周辺にあったとされています。秀吉の京都大改造によりこの地に移っています。本能寺はたびたび焼失の憂き目に遭っており、直近では幕末のドンドン焼けで焼けてしまい、七度目の建立として1928年に完成しています。

法華宗本門流は広義の日蓮宗の一派で、日蓮を宗祖とし室町時代の日隆を派祖としています。日隆は妙顕寺で修行、法華経のうち後半の14章(品)である「本門」のうち15章から22章までの8章(八品)こそが釈迦の真の教えであるとして新たに宗派を興し本能寺を創建しています。日蓮宗系の諸宗派は宗祖が日蓮であること法華経を唱えることは共通ですが考え方が微妙に異なっており、違いを説明することが非常に難しいです。

本能寺の朱印所は寺務所ですが、これまで寺務所のあった本能寺文化会館が建て替えられるため一時的に寺務所を宝物殿に移転しています。今日はOKとのことで御首題を頂きます。

本能寺の御首題です。「南無妙法蓮華経」の右脇には上の方で説明の通り「本門八品」の文言があります。左脇には上行菩薩から伝え受けたことを意味する「上行所伝」とあり、全て合わせて「本門八品上行所伝の南無妙法蓮華経」となります。法華宗本門流のサイトを見ればまさに本尊を意味しているようです(たぶんこれで合っていると思いますが・・・)。

御朱印所には次々と来られていましたが「妙法」の「御朱印」を頂く方ばかりで「御首題」は私だけでした。御首題は中心にお題目の「南無妙法蓮華経」が来ることは共通ですが、脇の文言が異なりますし、お題目自体もきれいな字を書かれる上人であれば芸術的な有り難さがあります。

各塔頭は「御朱印」の看板が出ていなかったので塔頭はパスして帰りましょう。


ということで明智光秀に絡んで回ってきた感じです。訪れ損ねている寺社を回るので効率が悪くなってしまうのが悩みの種ですね。

今回の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
西教寺 1種を拝観受付で授与。オリジナル御朱印帳あり。
青岸寺 1種を拝観受付で授与。井伊家ゆかりの社寺めぐり御朱印帳あり。
本能寺 2種を寺務所で授与。オリジナル御朱印帳・御朱印袋あり。
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大阪府池田市(JCC 2506)移動運用報告

2020-01-11 | 移動運用結果報告
1/11(土)に大阪府池田市(JCC 2506)五月山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

この3連休は日曜が雨、月曜がオール埼玉コンテストなので移動運用ができるのは土曜しかありません。日曜が晴れなら四国にでも行きたかったのですが仕方ないですよね。

そのためフレンドアワード対象となっている近くの移動地の中から池田市に行ってみることにしました。バンドは7MHzだけでいいでしょう。


阪急池田駅から阪急バスで五月丘まで行き、ここから五月山に上ってみます。

五月丘を経由する池田市内線はほぼ終日10分ごとの運行でしたが、運転手不足や乗客減により早朝15分ごと・昼間12分ごとに減便されました。仕方ないと言えば仕方ないのでしょう。

バスの減便と言えば鹿児島の鹿児島交通が予告なく全県で約400便もの路線バスを減便しニュースになっているようですが、公共交通である以上減便前に行政と話し合うなどできなかったのでしょうか。車体に「民営 鹿児島交通 赤字補填はありません 頑張ります!」と堂々と書いて市営バスより30円安くして挙げ句が大量減便では「何やっているんだか」と言われても仕方ないと思います。地方によくある「地方をダメにしているローカルジャイアン」な会社なんですが、巻き込まれた利用客はいい迷惑でしょうね。

いつもの展望台ではなくこちらの東屋にします。この周辺は少し開けており7MHzのフルサイズダイポールも十分張れます。今日は晴れて暖かいです。今年の冬はこんな日が多いですね。スキー場の関係者は商売にならないでしょうが移動運用には有り難い気温です。

準備ができ9時45分にスタート。バンド内を聞いてみたらそれなり局が聞こえるものの弱い感じです。7エリア中心で呼ばれており近距離が全然聞こえてきません。いつもの厳しいCondxです。

10時台の近距離オープンを期待していたのですが1エリアが精一杯。QSBも大きいようです。

10時30分を過ぎるとまた7エリア中心に戻り、さらに8エリアまで聞こえてきます。もうオープンおしまいの合図ですよね。早いよね~


11時を回ると全然呼ばれなくなります。先日買っておいた岡山木村屋のココアパンでも食べてみます。水筒にホットの紅茶を入れてますので山の上で楽しんでみます。

ココアを練り込んだパン生地の中に白あんが入っています。地味においしいのでバナナクリームロールやコーヒーロールの次に手が伸びてしまいます。

お腹は満たされましたがどうもこうもならないので11時30分で終了とし片付けました。


池田駅前に戻りました。パンがなくなったので近くの「はらぺこサンちゃん」で食パンを買いました。岡山市民のパンへの支出額は木村屋のおかげで全国3位。もちろん私もパンは好きなので朝は美味しいパンを食べたいですよね。

こちらのお店は以前池田の市立病院に通っていたことがあった頃に買っていたのですが、お値段お手頃で美味しいのでオススメできます。1.5斤で税込み400円です。冷凍庫に入れておき凍ったままオーブンで焼くとふわふわで美味しいですよ。


本日は27局でした。頑張ってこの結果では寂しいですね。

フレンドアワードですが、高齢の方が中心となった今のハムにはルールの理解が難しいのかスタート直後なのに盛り上がっている感じがありません。「難解なルールは受け入れられないのではないか」と何となく危惧していましたが、実際そのようになってきた感じがしています。あと1年間アメダスアワードを盛り上げながら次のネタをじっくり考えても良かったのではないかと思います。
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1/11 大阪府池田市移動

2020-01-10 | 御朱印めぐり
以下の日程で大阪府池田市(JCC 2506)に移動します。


日時:1/11(土) 9時45分頃~11時45分頃まで

場所:池田市 五月山からQRVの予定です。

バンド:7MHz帯(SSB)

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【予告】1/18 福岡市南区移動

2020-01-08 | 移動運用予定
以下の日程で福岡県から移動運用を行いますのでご案内します。
この日程は現時点での予告であり変更される場合があります。出発前に改めて最終のご案内をさせていただきます。

(1)福岡市南区移動(AJA:400104)
 日時:1/18(土)11:00頃~13:30頃
 場所:南区からQRVの予定です。
 バンド:7/21MHz帯(SSB)
   
 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

・荒天の場合は中止もしくは一部時間帯の運用を取りやめます。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
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移動耳より情報

2020-01-06 | シャック便り
[第32こくさい丸が衝突事故で離脱]
両備グループ傘下の国際フェリー(高松-小豆島池田)の「第32こくさい丸」が12/29に高松港で岸壁に衝突し乗客がケガをする事故を起こしました。

原因は電気系統の故障によるクラッチ操作不能だったようで、船体に数mの穴が空いたため当面離脱することになりました。瀬戸内観光汽船の「フェリーひなせ」が代航に入ります。高松港の岸壁が損傷し現在は仮復旧状態のため作業の都合により欠航便が生じることもあるとのことですので最新情報を確認の上でご利用ください。また瀬戸内観光汽船の日生-大部へはグループの共通予備船「第三ひなせ丸」が入りダイヤ通りの運航となりますがバリアフリー設備がありませんのでご注意ください。

両備グループは昨年後半から故障による離脱が相次いでおり、例えば今回事故を起こした「第32こくさい丸」は昨年夏頃にも故障離脱しています。事故を起こしたことに対する謝罪がないこともあって会社の安全体制に問題があるのではないかと指摘されています。


[但馬空港の滑走路延長を検討へ]
兵庫県北部にある但馬空港について兵庫県が1,200mの滑走路を2,000mに延長することを検討することになりました。現在の滑走路ではプロペラ機しか発着できず、日本エアコミューターのATR42(48席)が1日2往復するのみです。このため年間の利用客は約4.2万人で、同じ日本海側の鳥取空港(41万人)や米子空港(69万人)の1/10程度となっています。

昨年3月の航空法施行規則改正で2027年3月までに滑走路外側の安全区域を100m拡張する必要性が生じたため、それに合わせて拡張の要否を検討するようです。2,000mに拡張すればボーイング737型機などの就航が可能ですが、それだけの利用があるのか大いに疑問でJALグループのJ-AIRが運航するエンブラエルE170(76席)すら埋めることが難しいのではないかと考えられます。


[熊本県内のバス会社が共同経営を検討]
熊本県内で路線バスを運行している九州産交バス・産交バス・熊本バス・熊本電鉄・熊本都市バスの5社が「共同経営」をめざし検討を進めていることが明らかになりました。北部の南関町などには福岡県の西鉄バスが走っていますが、こちらは共同経営の対象外だそうです。

熊本市内ではこれらのバスが競合しており区間によっては大幅な供給過剰状態となっていますし、一方で山間部の不採算路線も維持しなければならないなど経営環境が厳しくなっています。経営統合が最良ですが各社の経緯が異なることもあって難しく、2020年に独禁法の適用除外を定める特例法が制定される動きがあることから、これを利用し「共同経営」を目指すようです。

具体的には各社が車両や車庫を現物出資して新しい運行会社を発足させ5社が株主として支える方法、エリア毎に各社でルートやダイヤを調整する方法などが考えられます。


[三洋汽船「新なぎさ」売却へ]
三洋汽船の多度津航路で活躍していた「新なぎさ」が売却されることになりました。現在売却先を募集中とのことです。

「新なぎさ」は2016年に「新なぎさ2」が就航したことに伴い三洋汽船の貸切船となっていましたがほとんど利用されず維持費もかかるため手放すことになったものと思われます。

ただ国内海運業者からの中古船放出が続いており、例えば宮城県の網地島ラインで活躍していた「マーメイド」「ブルーライナー」なども売却先を募集しているもののいまだに見つからない状態です。
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香川県小豆郡小豆島町(JCG 36005)移動運用報告

2020-01-04 | 移動運用結果報告
1/3(金)に香川県小豆郡小豆島町(JCG 36005)福田港に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

NYPの2日目で移動運用に出かけたいと思います。どこにしようかと考え小豆島町にしました。

いつもは始発の新快速に乗り姫路港9時45分のフェリーを利用しています。福田港の到着は11時25分。これでは7MHzのオープンには遅い時間になりますが1本前は7時15分発でどうやっても間に合いません。

ところが年末年始は姫路8時30分発の臨時便があり福田港10時10分着です。昼前のちょうどいい時間帯にQRVできますからこれを使ってみることにしました。帰りは福田港13時15分発でいいでしょう。

いつもよりQRVできる時間が確保できるものの昨今のCondxですから7MHzだけでは全然QSOできないかも知れないため430MHzのハンディ機も持ってゆくことにしました。


早朝は新快速がないので快速で姫路まで行きます。尼崎を6時31分に出て姫路着は7時56分。明石から延々と各駅停車になり新快速より30分近く余計に時間がかかります。

姫路駅到着。姫路港へは8時発の神姫バスがあります。乗り継ぎ時間は4分。岡山方面に乗り継ぐ客をかき分け何とかバスに間に合いました。臨時便への接続なので乗客は少なく20分ほどで姫路港に到着です。

乗船券を買って四国フェリーに乗りましょう。臨時便は「第八おりいぶ丸」。1994年に大三島の藤原造船所で建造された998t・航海速力15.5ノットの船です。船名の通り元々は姫路-福田航路の定期船として活躍してきましたが、現在は四国フェリーの予備船となっており姫路-福田航路の臨時便のほか各航路のドック代船として活躍する頼もしい助っ人です。いつもは福田港の外れで係船されています。

※この航路は現在四国フェリーの子会社である小豆島フェリーが運航していますが小豆島では四国フェリーと言った方が通りがよいため以下四国フェリーで通します。

四国フェリーの特徴である赤いダミーファンネルを持っておらず、オリーブしまちゃんも描かれていません。既に引退した「あずき丸」なんかもそうでしたね。

「第八おりいぶ丸」はエレベーターがないため間もなく引退し宇高航路に入っていた「第一しょうどしま丸」が予備船になる予定だそうです。引退間近の「第八おりいぶ丸」に乗ることも今回の目的なのですhi

「第七しょうどしま丸」の土手っ腹が「Olive Line」から「四国フェリー」に書き換えられたとの話もあって四国フェリーの船隊に動きが出てきているのは確かなようです。

船内売店は営業しておらず残念。

出航しました。なんと四国フェリーの社歌をバックにアナウンスが始まります。土庄航路などで使用されているものより簡略化されたバージョンで「四国フェリーは安全第一をモットー」の文言がありません。


姫路港の防波堤を出たら明石海峡までは障害物がなくなり電波が飛びますからデッキに上がってみましょう。

430MHzに出てみます。前回はFT-70Dを持ってきましたが今回はFT-817にします。FT-70Dはスピーカーマイクがあった方が便利なんですが、昔のIC-2N用に自作したものを転用しようとしたもののどうもうまく行かないです(こいつはFT-104に転用予定)。もう少し調べてみたいと思います。

このクラスのフェリーなら海面からそれなり高さが確保できますので意外飛んでます。神戸市西区などまで59で飛んでいるようです。家島群島にさしかかり一旦QRXです。抜けたら再開しましょう。売店が開いてないのでうどんを食べられませんねhi

家島を抜けましたので再開。少し上積みできました。


福田港が見えてきました。下船準備をしましょうか。

福田港に到着。山に囲まれたこのどん詰まり風景が独特です。「八日目の蝉」の舞台として知られますが、土庄のように開放的な港の風景じゃなく「逃げてゆく場所」「流れてたどり着く場所」のイメージがありますよね。同じ小豆島の港でも坂手や大部にはこのイメージはありませんよね。福田港だけが持つ独特なうら寂しさって不思議ですよね。

すぐ目的地に向かいましょう。前回と同じく港から南に少し行ったところに海岸です。この海岸でフルサイズダイポールを張ると本州全体をカバーできるビーム方向となります。設営が終わりましたがバンドは一杯。普段聞かないけど何W出してるの?と言いたくなるほど強烈なSの局も出ています。パワーを出し過ぎると占有幅が広がるんですよね・・・

VFOをぐるぐる回しても7140まで一杯で入り込む余地がありません。他局も空き周波数を探しているのか「この周波数使ってますか?」も聞くのですが「使ってます」で入り込めない模様です。十数分時間がかかってようやく7132kHzに入り込むことができました。ようやくスタートです。11時10分になり相当にロスしました。

今日は珍しくCondxがいいことも大混雑の原因でしょうか。早速コールがあり、次々と呼ばれるようになりました。1エリアだけでなく4エリアからも呼ばれます。フレンドアワードが始まったばかりなので小豆島町が必要なのでしょう。6エリアも開いているようでコールを頂き有り難い限りです。

かなり快調でしたが12時のチャイムが鳴ったあたりからバンド内が明らかに落ち着き始めました。早めの船に乗って正解だったようです。次第に7・8エリアにオープンが移っており、これはオープンおしまいの合図ですね。12時40分で終了。片付けましょう。

次の船の福田港出港は13時15分です。折り返し入港しているのが見えました。帰りは定期便なので通常この航路に入っている「第五おりいぶ丸」です。「第三おりいぶ丸」とは船体後部のファンネルに四国フェリーのSFマークが入っているかどうかで見分けが付きます。

さすがに帰りはお客が多いです。なんとか席の確保に成功。

「第八おりいぶ丸」はこのあと14時25分発の臨時便に入る予定です。

出航後に430MHzでQRVしてみたかったのですが、この寒いのにデッキでじっと過ごす酔狂な御仁がいるのでやめておき横になって寝てました。目が覚めたら家島群島を抜けており430のチャンスと思ったのですが依然として酔狂な御仁は寒いデッキで過ごしているようで止めておきました。

14時55分に姫路港到着。神姫バスで姫路駅に戻りましょう。


本日は7MHzで56局、430MHzで12局の計68局でした。ありがとうございました。
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兵庫県宝塚市(JCC 2715)移動運用報告

2020-01-02 | 移動運用結果報告
1/2(木)に兵庫県宝塚市(JCC 2715)行者山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

ハムにとって新年最大のイベントはなんと言ってもNYPです。20局達成が大目標ですが、月並みなバンドやモードではなく少しこだわってみたいですよね。

今回はV/Uのロケーションに恵まれ他局が来ることのない宝塚市の行者山にしました。途中の光が丘北まで阪急バスで登れるので楽に行くこともできます。

50MHzのSSB、430MHzのSSB、1200MHzのFMで何とか20局を目指し、終わったら他のモードにも出てみたいと思います。


ということで逆瀬川駅に到着。

阪急の車両は昔から車両の側面(ドア側)に車両の番号があり、3ドア車なら左側のドアと真ん中のドアの間に「7009」などの4桁の数字が記されています(9の字体が独特なのがお約束hi)。ちなみに真ん中と右の扉の間は今は何もありませんが以前は社章が掲示されていました。8000系電車の登場当時の姿に復刻した車両がそうですね。

写真を撮れませんでしたが右肩に小さく番号が書かれていました。多分ホームドアを設けたら番号が見えないからでしょうが妙に違和感があります。子供の頃に見ていた先頭に丸い「急」とか「特急」の看板を出していたころが一番良かった感じがします。

阪急バスで光が丘まで。これで約半分の標高を稼げます。あとは上ること20分弱です。


8時15分に到着。アンテナを設営しましょう。

今日は50MHzを2エレにしています。そんなに飛ばさなくても20局できるでしょうとの判断です。144/430は24KGです。

全部できたしと思って1200MHzのハンディ機FT-104のスイッチを入れると・・・音が出ません。スケルチを開いてもうんともすんとも言いません。5/8λ4段のホイップをつなげると1295.02でSメータが振れておりRF回りは問題ないようです。正月早々故障かよ・・・もうアルインコしか製品を出していない貴重な1200MHzのハンディ機なのに(涙)

ということで悔しいかな1200MHzは故障離脱です。帰って後のことを考えましょう。


他のバンドは問題ないので9時以降は当面QRVしない144MHzで少しCQを出してご挨拶しておきました。8時55分に50MHzにQSY、ここでスタートです。

9時になっても鈍いです。以前ならスタートダッシュで一気に10局は埋まるのですが全然埋まりません。3エレの方が良かったのかなぁと後悔しても取りには戻れませんよね。5局QSOしたところで行き詰まりバンドを聞いてみたのですが空振りCQの局がいくつかいるだけでした。

仕方ないので430MHzのSSBに。3エリアではこういうときしか局がいないので貴重な機会です。なんと6局できました。

再び50MHzに戻り根気強くCQを出したら呼ばれるようになり、10時10分で20局達成です。1時間以上かかるとは思いませんでした。


あとは皆さんにサービスで144MHzのSSBに。こっちは局数が多く賑やか。こうも違うのでしょうかね?1時間以上呼ばれっぱなしでした。呼ばれなくなったタイミングで軽いお昼に。

岡山木村屋の「バナナクリームロール」と「コーヒーロール」です。昨日実家に帰ったときに買っておきました。個人的にこの組み合わせが大好きで、多分生涯で食べた数ではバナナが1位、2位がコーヒーだと思います(3位はココアパン)。

岡山県民のソウルフードであるバナナは当然美味しいのですが、風味のいいコーヒーもオススメできます。岡山駅や空港でも買えますから1本買ってみてください。

まだ時間に余裕があるので430MHzに行ってみるとFMの433.04MHzが空いています。これ幸いとCQを出したらパイルで呼ばれる呼ばれる。いつも7MHzでお世話になっている局からもコールを頂きます。「7MHzのCondxが悪いので430で稼ぐしかない」とのこと。飛ばない7MHzはホントきついですよね。SSNはまだ上向かないのですかね?

12時を回ってお昼時でコールが途切れるかと思ったのですが全く途切れません。しかもコンテストや沖縄移動でのパイルと違うのは挨拶が入ることで、いつもより喋る口数が増えて大変です。まだまだバッテリの残量は十分、途中で打ち切るわけにもゆかずひたすらパイルをさばき続けます。ありがたい話ですが・・・433.04なんていい周波数だとこうなるのねと思いました。

結局コールが途切れたのは13時ちょうど。ここで止めることにしました。片付けましょう。


帰宅して気になっていたFT-104をあれこれいじっていたらイヤホンをさせば音が出ていることが分かりました。内蔵スピーカーの断線が原因と判断しました。さすがに八重洲も修理対象外にしていますし、自分で修理もできないので手元にある自作のスピーカーマイクを付けて使い続けることにしました。不幸中の幸いです。


本日は50MHzで13局、144MHzで49局、430MHzで63局の計125局でした。ありがとうございました。明日は7MHzで小豆島から出てみます。

NYPについては「20局達成が難しい」として期間延長の意見募集がありましたが、むしろアクティブな局が20局やり終えてもバンドに残ってCQを出してくれるよう例えば「100局達成したら20局とは違うステッカーを配布」とかのインセンティブを設けた方がいいと思います。20局やったら「寒いから」と引き上げる局がほとんどですから、バンドに引き留める工夫が必要かと思います。
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