2016年4月22日(金)
神奈川県内初の登山は日本百名山に選ばれている丹沢山を選ぶ。4月21日(木)の夕方、雨の京都を出発。神奈川に着くまで終始雨中のドライブとなったが、神奈川に入って日が変わる頃ようやく雨がやんだ。
今回の丹沢登山は、秦野市の大倉から大倉尾根を塔ノ岳まで登り、百名山の丹沢山を通過して神奈川県最高峰の蛭ヶ岳をピストンで往復する予定だ。ネットで登頂記を見ると、このルートを日帰りでこなす猛者もいるようだが、こちらは山ラン登山のため普通よりも時間が掛かる。蛭ヶ岳山頂の山小屋を予約して出かけた。
大倉のバス停サイドには県立の戸川公園があって駐車場も整備されているが、管理人に聞くと夜間の駐車は出来ないとのこと。バス停の向かいにある24時間対応のコインパーキングに車を置く。大倉尾根登山口からゆっくりと登山道を登っていくが、トレーニング不足は否めずピッチはなかなか上がらない。見晴茶屋を過ぎると単調な階段の尾根上りが始まる。このルート名物のバカ尾根と呼ばれる登りだ。駒止茶屋を過ぎてP943が堀山山頂。登山道からは少しだけ外れているので適当に登って行く。目印のない山頂から430Mhzで厚木市モービルのJI1CKN局と交信し、今回のファースト山ランを果たす。
24時間対応の駐車場
大倉バス停
大倉尾根の取り付き
見晴茶屋
所々木道もある
堀山山頂はこんな感じ
次のポイントである花立ノ頭(1370m)までは400m余り登らなくてはならない。花立山荘を過ぎた先のポイントは、登山道の途中でGPSがなければ通り過ぎてしまうようなところだった。この後も430Mhz・FMでのQS0が続き、千葉県館山市移動のJR1WUT局他と交信しここも終了した。
こんな歩きやすい所も
途中からの眺望
花立ノ頭付近から塔ノ岳
花立ノ頭から塔ノ岳までは近い。平日のこの日もそこそこの登山者がいたが、塔ノ岳を目的とする登山者が多かったようだ。標高が高くなるにつれ、バンド内が本来のアマチュア無線局以外で埋め尽くされてきた。空き周波数を探すことが出来ず、迷惑覚悟でメインで相手を探す。すぐに地元愛川町のJH1THQ局から応答いただき何とか山ランを終えた。
塔ノ岳山頂に建つ尊仏山荘
塔ノ岳山頂
この後最終の蛭ヶ岳までには、百名山の丹沢山を始め6座のピークがある。しかし遅いペースで時間ばかり掛かり、このまま各ピークで交信しながらだと蛭ヶ岳到着がだいぶ遅れそうだったので、この後の山ランは明日に回すことにして蛭ヶ岳を目指す。各ピーク前後のアップダウンは結構なもので、休み休み登って行く。
丹沢山から蛭ヶ岳方向の稜線
雰囲気の良い登山道を進んでいく
日本百名山「丹沢山」のプレート辺りも静かなもの
蛭ヶ岳手前にはちょっとした岩場もあった
蛭ヶ岳山頂、登山者は見当たらない
蛭ヶ岳山頂の山小屋に着いたのは午後3時を過ぎていた。受付を済ますと、今夜の客は私一人で完全貸し切りとのこと。荷物を広げ、小屋で買ったビールと無線機を持って小屋前のベンチに陣取る。何とか空き周波数を見つけてCQを出すと、さすがに標高が高いだけあって平日でも次々と声が掛かる。10分余りの間に東京都日野市のJR1XNR局を始め全7局と交信することが出来た。
コースタイム
8:10 大倉バス停 → 9:51 堀山 10:09 → 11:27 花立ノ峰 11:42 → 12:03 塔ノ岳 12:26 → 12:50 日高 → 13:10 竜ヶ馬場 → 13:31 丹沢山 13:40 → 14:18 不動ノ峰 → 14:31 棚沢ノ頭 → 15:20 蛭ヶ岳