2017年8月13日(日)
お盆の墓参りに丹後へ行ったついでに朝来市の粟鹿山に登ってきた。粟鹿山(962m)は朝来市と丹波市の境界の山で、山頂には多くのアンテナ施設が建てられていて遠くからでもよく目立つ山である。山頂まで管理用の舗装路が延びているが、たぶん入口辺りで封鎖されているのか車で登れるとの情報はなかった。ネットで探した登頂記を参考に北麓の山東町粟鹿集落から登ることにした。
登山口の粟鹿には西宮市立自然の家があり、お盆のこの日も多くの子供や家族連れで賑わっていた。駐車場に車を置いて舗装林道を登り始める。宿泊施設を過ぎたところに獣除けのゲートがあり、開けて進むとキャンプ場がありここも賑わっていた。更に行くと使用禁止のバンガローがあり、ここに登山口の標識があった。この前に駐車スペースがあり、ここまで車で入ることが出来るようだ。
自然の家駐車場、帰りには大型バスが3台止まっていた
西宮市立自然の家、施設は綺麗だった
登山口のバンガロー、先の標識のところから山道に入る
杉林に付けられた登山道は薄暗く、先ほどまで降っていた雨で濡れている。踏み跡はしっかりと付いていて目印のテープもあり迷うようなことはなかった。地道の林道に出合い、少し下ったところから再び山道に入る。自然林や桧林の中を登って行くと4段重ねのガードレールが現れ、山頂に続く舗装林道に合流した。
倒れたゲートに標識
林道出合手前の堰堤
林道出合、更に山道を登っていく
舗装林道に合流、このガードレールの間から出てくる
この先は舗装された林道をひたすら登っていく。林道の谷側には積雪対策のポールが設置されているが、長さが3mもあって積雪の多いことをうかがわせる。また、このポールの先端に200m毎の表示があり、林道歩きは2km余りになるようだ。比較的揺るかな傾斜の林道ではあるが、疲れた体でピッチは上がらず休み休み登って行く。山頂まで700m位になった時ようやく山頂付近のアンテナ群が目に飛び込んできた。目標が見えると少し元気も出てきて、山頂まで一気に登る。駐車場から2時間15分ほどで粟鹿山山頂に到着。山頂はアンテナ施設の間の小山で土に埋もれた一等三角点があった。
舗装林道を登る、路肩のポールは3m
残り700mほどでようやく山頂が見えた
粟鹿山山頂、一等三角点は草に埋まっている
山頂から北に和田山方面
こちらは西側の展望
登り始めた朝には山頂付近は雲に覆われていたが、登頂した昼前にはガスも晴れて周りの景色も広がっていた。144Mhzで福井県今立郡移動のJR9NLM局ほかと交信し、ゆっくりとランチを食べてから下山にかかる。同じルートを1時間33分で駐車場に戻った。