先日のロッテルダム国際映画祭で見た最後の映画「AUN - The Beginning and the End of All Things」の感想です。
上映の会場はとても大きなところで、満員でした。上映前に少し説明があり、それによると、ロッテルダム国際映画祭で上映する映画についてスタッフが日本の川喜多記念映画文化財団に相談したところ、この映画が話題に上ったということです。
それで、監督はスイス人のEdgar Honetschlägerですが、ロッテルダム国際映画祭の主催者側としては、この映画は日本映画として捉えているそうです。出演はブラジル人女優のRosanne Mulholland、日和佑貴、斉藤洋介などで、スタッフのほとんどは日本人です。
この監督はもともとアーティストなので、映像もアーティスティックで、視覚的にとても見ていて感動するものがありました。顕微鏡で覗いたときのコンピュータグラフッィクの映像と、また日本の風景の神秘的な美しさが、一遍の映画の中でアンリアルなストーリーと融合して、深いものを感じました。
監督も会場にいらしており、上映後、質疑応答がありました。最初はブラジルでの撮影を考えていたそうですが、諸々の問題があって、結局日本での撮影となったそうです。
ストーリーはちょっと複雑でわかりにくいのですが、監督的にはロジカ(論理)はちゃんと通っているそうです。また、この映画はストーリーを論理的に追っていく映画というよりは、映像と音を感じて見る映画だそうです。
森のシーンで子ども番組に出てくるようなコスチュームを着た若い女性たちが出てきますが、私は芸術的な美しいシーンにハデハデしい色使いの安っぽいつくりの衣装つけ、変な髪形をした女性たちに違和感を感じました。それについて同じように感じた観客がこのことについて質問したところ、監督は、秋葉原のメイドカフェのメイドから着想を得たと答えていました。外国人からしたらエキゾチックで、この映画の文脈にそぐうと思うのかもしれませんが、やっぱりこのシーンは私からすれば興ざめでした。
この映画は、新しい感じの映画鑑賞体験でした。見て良かったです。ちょっと変わった映画を好きな人におすすめです。
さて、映画祭はもう終了していますので、最終結果を見ると、この映画の観客の評価は5点満点で平均3.587、第105位でした。
ちなみに1位は、「Incendies」という映画でした。結果はすべてここ(オランダ語)で見ることができます。
体調は良好です。
上映の会場はとても大きなところで、満員でした。上映前に少し説明があり、それによると、ロッテルダム国際映画祭で上映する映画についてスタッフが日本の川喜多記念映画文化財団に相談したところ、この映画が話題に上ったということです。
それで、監督はスイス人のEdgar Honetschlägerですが、ロッテルダム国際映画祭の主催者側としては、この映画は日本映画として捉えているそうです。出演はブラジル人女優のRosanne Mulholland、日和佑貴、斉藤洋介などで、スタッフのほとんどは日本人です。
この監督はもともとアーティストなので、映像もアーティスティックで、視覚的にとても見ていて感動するものがありました。顕微鏡で覗いたときのコンピュータグラフッィクの映像と、また日本の風景の神秘的な美しさが、一遍の映画の中でアンリアルなストーリーと融合して、深いものを感じました。
監督も会場にいらしており、上映後、質疑応答がありました。最初はブラジルでの撮影を考えていたそうですが、諸々の問題があって、結局日本での撮影となったそうです。
ストーリーはちょっと複雑でわかりにくいのですが、監督的にはロジカ(論理)はちゃんと通っているそうです。また、この映画はストーリーを論理的に追っていく映画というよりは、映像と音を感じて見る映画だそうです。
森のシーンで子ども番組に出てくるようなコスチュームを着た若い女性たちが出てきますが、私は芸術的な美しいシーンにハデハデしい色使いの安っぽいつくりの衣装つけ、変な髪形をした女性たちに違和感を感じました。それについて同じように感じた観客がこのことについて質問したところ、監督は、秋葉原のメイドカフェのメイドから着想を得たと答えていました。外国人からしたらエキゾチックで、この映画の文脈にそぐうと思うのかもしれませんが、やっぱりこのシーンは私からすれば興ざめでした。
この映画は、新しい感じの映画鑑賞体験でした。見て良かったです。ちょっと変わった映画を好きな人におすすめです。
さて、映画祭はもう終了していますので、最終結果を見ると、この映画の観客の評価は5点満点で平均3.587、第105位でした。
ちなみに1位は、「Incendies」という映画でした。結果はすべてここ(オランダ語)で見ることができます。
体調は良好です。