Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

映画「seesaw」

2011-09-28 09:28:54 | Movie
先日のCAMERA JAPANのイベントで見た映画「seesaw」についてです。公園にあるシーソーからとった題名だと思いますが、夫はこの玩具のことを英語で「Seesaw」ということを知らなかったので、説明してあげました。オランダ語では、「wipwap」というそうです。
最初、小さなマンションの中でのパーティの様子からはじまります。若い人たちばかりで、テンションが高く、みな仲が良さそうで、幸せそうです。ハンディカムで撮っているような、ざわざわとした感じがあって、湯気でかすんだような映像でもあり、その場の高揚感を感じさせます。
このパーティは、主人公の女性マコトの親友が結婚を決めたので、それを祝うためのものでした。
そして、マコトは、その小さなマンションでシンジと同棲しています。シンジは、そろそろマコトと結婚したい様子。マコトは、仕事がフリーランスになったばかりで、まだと思っている様子。
今の若い人たちの生活がリアルに伝わってきて、その小さな幸せの様子がひしひしと感じられます。
監督は、完山京洪。この監督さんの名前を聞いたのは初めてだけれど、若いからなんでしょう。1978年生まれです。汚い感じがなくて、すごく瑞々しくて、爽やかな映像があって、私の好みのタイプの映画でした。すごく才能のある人なんじゃないかと思いました。東京の渋谷や中目黒あたりの町の感じも懐かしかったです。
主演は、村上真希。すごく美人というわけでもなく、なんとなく普通にいそうな20代の女性をとても自然に演じていました。とてもよいキャスティングだと思いました。
この映画、知っている俳優さんはまったくいませんでしたが、それがまた良かったです。リアルだった。
若い人の映画なので、若いカップルが見るといいだろうなあと思いましたが、私でも十分楽しめました。
かなりおすすめです。
体調は良好。