宮崎駿アニメ映画「The Wind Rises(風立ちぬ)」がオランダでも公開となったので、見てきました。
ショッピングもしたかったので、ユトレヒトの小さな映画館「’t Hoogst」で見ました。
日曜の午後の回だったので、子ども連れも目立ちました。20人ほどの観客でしたが、皆オランダ人のようでした。オランダ語字幕で、もちろん音声は日本語。私にはうれしいです。
綺麗な絵で、メカなどもカッコよく描かれ、長めの映画ですが、じっくりと鑑賞しました。
庵野秀明が担当している人公の声がちょっと低すぎて、いまひとつうまくないなあと思いました。また、やはりウェブニュースで問題になっていたように喫煙のシーンが多いなあとも。
関東大震災やゾルゲ事件など実際に起こった出来事がうまく絡められていました。ドイツへ見学に行って、日本の貧しさをつくづくと実感するところなど、現代の日本に育った人間にとっては新鮮な感情かもしれません。
若い人がこの映画を見て、主人公のような何かに一途に没頭する10年を持ちたいと思うといいだろうなあと思いました。
私自身としては、心からワクワクと楽しめたかというとそんな感じではありませんでした。やはり年齢のせいかもしれません。20代の頃と比べると、最近あまり感動しなくなりました。
ジブリ映画は、現実の世界を舞台にしたものよりも、架空のファンタジーの世界を舞台にしたもののほうが、私は楽しめるような気もします。
世界的に見たらそちらのほうが成功しやすいと思うのですが、ときどき日本のある時代を舞台にしたジブリ映画が作られるのはやはり監督など製作者のノスタルジーが絡んでいると思います。
この映画、実在の人物だとか、実際の歴史とか知らずに、子どもが見るとどういう感じなのかなと思います。もっと物語として感じるものがあるのかも。それとも歴史を知らないような幼い子どもだと、主人公の思いを理解できないかなあ。
純粋な物事を極めようとする、美しいものを作りたいという情熱、こういう人もいるのだなと思います。
文系の人は、いろいろ人がどう考えるとかどう思うとか詮索して、こういう考え方もあるとか、誰々はこう言っているとか、こうすればこう思うだろうとか、そういうことに頭をよく使いますが、理系というか人の性格かも知れませんが、そういうことにまったく興味がなく、メカとか技術的なことや科学的なことのみに興味がある人がいます。
私は前者の人間だったので、みんな同じように考えているのだろうと思っていて、人々の思惑と感情の中でいろいろ悶々としていたのですが、世の中にはそういうことを考えていない人がいることを知ってびっくりしたときがあります。
私はどちらかというと後者のタイプの人のほうが好きです。
話がそれましたが、全体としてよくできている映画だと思いました。
体調は良好です。
ショッピングもしたかったので、ユトレヒトの小さな映画館「’t Hoogst」で見ました。
日曜の午後の回だったので、子ども連れも目立ちました。20人ほどの観客でしたが、皆オランダ人のようでした。オランダ語字幕で、もちろん音声は日本語。私にはうれしいです。
綺麗な絵で、メカなどもカッコよく描かれ、長めの映画ですが、じっくりと鑑賞しました。
庵野秀明が担当している人公の声がちょっと低すぎて、いまひとつうまくないなあと思いました。また、やはりウェブニュースで問題になっていたように喫煙のシーンが多いなあとも。
関東大震災やゾルゲ事件など実際に起こった出来事がうまく絡められていました。ドイツへ見学に行って、日本の貧しさをつくづくと実感するところなど、現代の日本に育った人間にとっては新鮮な感情かもしれません。
若い人がこの映画を見て、主人公のような何かに一途に没頭する10年を持ちたいと思うといいだろうなあと思いました。
私自身としては、心からワクワクと楽しめたかというとそんな感じではありませんでした。やはり年齢のせいかもしれません。20代の頃と比べると、最近あまり感動しなくなりました。
ジブリ映画は、現実の世界を舞台にしたものよりも、架空のファンタジーの世界を舞台にしたもののほうが、私は楽しめるような気もします。
世界的に見たらそちらのほうが成功しやすいと思うのですが、ときどき日本のある時代を舞台にしたジブリ映画が作られるのはやはり監督など製作者のノスタルジーが絡んでいると思います。
この映画、実在の人物だとか、実際の歴史とか知らずに、子どもが見るとどういう感じなのかなと思います。もっと物語として感じるものがあるのかも。それとも歴史を知らないような幼い子どもだと、主人公の思いを理解できないかなあ。
純粋な物事を極めようとする、美しいものを作りたいという情熱、こういう人もいるのだなと思います。
文系の人は、いろいろ人がどう考えるとかどう思うとか詮索して、こういう考え方もあるとか、誰々はこう言っているとか、こうすればこう思うだろうとか、そういうことに頭をよく使いますが、理系というか人の性格かも知れませんが、そういうことにまったく興味がなく、メカとか技術的なことや科学的なことのみに興味がある人がいます。
私は前者の人間だったので、みんな同じように考えているのだろうと思っていて、人々の思惑と感情の中でいろいろ悶々としていたのですが、世の中にはそういうことを考えていない人がいることを知ってびっくりしたときがあります。
私はどちらかというと後者のタイプの人のほうが好きです。
話がそれましたが、全体としてよくできている映画だと思いました。
体調は良好です。
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