Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

映画「Godzilla(ゴジラ)」

2014-05-25 10:34:15 | Movie
映画「Godzilla(ゴジラ)」を見に行ってきました。アムステルダムのIMAXです。
いくつか良い評判が聞こえてきたので、見に行こうと思いました。
初めのほうに日本が舞台の部分があり、日本語がけっこう聞こえてきました。こういう部分でハリウッド映画だと、外国人がしゃべっているような日本語が混ざったりすることがあるのですが、そんなことはなく、違和感がありませんでした。まあ、日本が舞台なのに米国人が牛耳っているのは少し妙な気がしますけれど。
「Breaking Bad」で主役のウォルトを演じたブライアン・クランストンが重要な役どころで登場しています。最初は彼だとは気づきませんでした。彼が日本語を少し話すシーンがちょっと微笑ましかったです。
また、渡辺謙もセリザワ博士役ででていました。
私はゴジラ映画はかすかに記憶があるくらいで、あまりよく知りません。それでも、ゴジラの必殺技が出るとなんか懐かしいものがこみ上げてきました。また音楽も少し、過去のゴジラシリーズを思わせる部分があったりしました。
夫は怪獣映画はまったく見たことがなく、ゴジラにも馴染みがないので、どこに感情移入させればよいのかよくわからなかったようです。
まずは「ゴジラ、頑張れ」で、ゴジラが勝利すると、「ゴジラ、ありがとう」ですよね。
米国ではゴジラシリーズが放映されていたようですが、オランダではなかった様子。でも、映画館はかなりの席が埋まっていました。
私個人としてはかなり楽しめました。ところどころ突っ込みどころもあるんですが、全体としてわーっと見せて、最後の爽快感があります。
アクションシーンなどパニック映画的に迫力がありました。
3DのIMAXで見ましたが、3Dはそれほど効果的には感じませんでした。マイルドな3Dって感じです。IMAXで見るほどでもなかったかなと思いました。
体調は良好です。



クラシックコンサート:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団@アムステルダム

2014-05-25 09:28:58 | Concert
アムステルダムのコンセルトヘバウでのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートへ。
お目当ては、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番。ピアニストは、Simon Trpčeski (シモン・トルプチェスキ)。彼はマケドニア共和国出身の35歳。見た感じはもっと年をとっているように見えました。まあ貫禄がある感じというか…。実は4年ほど前に一度彼の演奏を聞いたことがあるのですが、よく覚えていません。
彼は、先日のクロアチア等の水害に触れ、「この演奏を捧げます」というコメントを述べてから、弾きだしました。
以前にアレクサンダー・ガヴリリュクのラフマニノフピアノ協奏曲第二番を聞いたときにオーケストラ後方の席でオークストラに近いのでピアノの音がよく聞こえない経験をしたので、ピアノのときはこの種の席を避けようとおもっていたのに、今回のチケットも同じような席で唖然としました。多分、ガヴリリュクより前にとったチケットだったようです。
ただ今回のオーケストラはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団で、ホールもガヴリリュクのときとは違って、コンセルトヘバウ。ホルンのそばだったのでちょっとホルンが大きな音すぎる気はしましたが、それ以外はよかったです。
オーケストラとのバランスもよく、フルートやオーボエのソロの音がとろけるように美しく、ピアノもすてきでした。特に第二楽章がすばらしかった。とても美しかったです。トルプチェスキは、指揮者とアイコンタクトを明確にとり、自分の演奏がない部分ではとてもリラックスしているように見えました。
指揮者はLionel Bringuier(リオネル・ブランギエ)でした。フランス出身の28歳の若手ですが、堂々とした貫禄がありました。
休憩後のプログラムは、
Debussy - Prélude à l'après-midi d'un faune(牧神の午後)
Skrjabin - Le poème de l'extase, op. 54
でした。
幻想的な、神秘的な世界が感じられ、スクリャービンの最後のほうの音の饗宴はとてもすばらしいものでした。
やはり、本拠地のコンセルトヘボウで、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を聞くのはいいものだなあと思いました。
体調は良好です。