Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

映画「AUN - The Beginning and the End of All Things」

2011-02-10 07:51:25 | Movie
先日のロッテルダム国際映画祭で見た最後の映画「AUN - The Beginning and the End of All Things」の感想です。
上映の会場はとても大きなところで、満員でした。上映前に少し説明があり、それによると、ロッテルダム国際映画祭で上映する映画についてスタッフが日本の川喜多記念映画文化財団に相談したところ、この映画が話題に上ったということです。
それで、監督はスイス人のEdgar Honetschlägerですが、ロッテルダム国際映画祭の主催者側としては、この映画は日本映画として捉えているそうです。出演はブラジル人女優のRosanne Mulholland、日和佑貴、斉藤洋介などで、スタッフのほとんどは日本人です。
この監督はもともとアーティストなので、映像もアーティスティックで、視覚的にとても見ていて感動するものがありました。顕微鏡で覗いたときのコンピュータグラフッィクの映像と、また日本の風景の神秘的な美しさが、一遍の映画の中でアンリアルなストーリーと融合して、深いものを感じました。
監督も会場にいらしており、上映後、質疑応答がありました。最初はブラジルでの撮影を考えていたそうですが、諸々の問題があって、結局日本での撮影となったそうです。
ストーリーはちょっと複雑でわかりにくいのですが、監督的にはロジカ(論理)はちゃんと通っているそうです。また、この映画はストーリーを論理的に追っていく映画というよりは、映像と音を感じて見る映画だそうです。
森のシーンで子ども番組に出てくるようなコスチュームを着た若い女性たちが出てきますが、私は芸術的な美しいシーンにハデハデしい色使いの安っぽいつくりの衣装つけ、変な髪形をした女性たちに違和感を感じました。それについて同じように感じた観客がこのことについて質問したところ、監督は、秋葉原のメイドカフェのメイドから着想を得たと答えていました。外国人からしたらエキゾチックで、この映画の文脈にそぐうと思うのかもしれませんが、やっぱりこのシーンは私からすれば興ざめでした。
この映画は、新しい感じの映画鑑賞体験でした。見て良かったです。ちょっと変わった映画を好きな人におすすめです。
さて、映画祭はもう終了していますので、最終結果を見ると、この映画の観客の評価は5点満点で平均3.587、第105位でした。
ちなみに1位は、「Incendies」という映画でした。結果はすべてここ(オランダ語)で見ることができます。
体調は良好です。

本『FREE(フリー)』

2011-02-09 08:05:01 | Book
クリス・アンダーソン著『FREE(フリー)』を読了。
この本は、ipodtouchを通してオンラインでフリー(無料)で手に入れました。本のテーマであるフリーをちゃんと実行していて、その点でも興味深いです。
最近の若い人たちはネット上で音楽やゲームやその他のサービスが無料で手に入るのがあたり前の環境で育ってきたので、無料であることに疑念をもたないビット世代として捉えられています。私は、どっぷりアトム世代なので、無料のものには不信感を抱きがちです。何かワナがあるんじゃないかしらっていうふうに考えてしまいます。
でもこの本を読むと、フリー(無料)といってもそのシステムを支えるているにはいくつかの形があり、限界費用が小さくなれば、そしてネットの世界のもののようにそれがほんとにタダに近いものになれば、フリーは普通に可能なことであるということがわかります。
フリーミアムという言葉も、この本で初めて知りました。いろいろとここ10年くらいで起こっているインターネット普及による世界(経済)の変化が、いくつかの点で、あーそういうことなのかと理解することができました。
オンラインゲームやtwitterやgoogleや、いろんなものがネット上で無料で提供されていますが、それが可能となる仕組みがわかります。
ipodtouchの画面は小さいですが、ベッドの上で暇つぶしに細切れに少しずつ読むのは楽しかったです。
最近Kindle3を購入しましたが日本語のEbookはAmazonで売っていないので残念です。洋書並みに簡単に日本語の本がデジタルで買えるようになってほしいです。
体調は良好です。

Restaurant: Tai Wu(ロッテルダム)

2011-02-07 08:48:09 | Restaurant/Cafe
もう一週間ほど前のことになりますが、ロッテルダムに行った時にランチをした中華レストラン「Tai Wu」の記録です。
以前に夜、予約なしに行ったら、満席で入ることができなかったので、今回はランチでしたが12時に予約を入れました。
12時の開店とともにお客さんがたくさん来て、ほんの15分くらいでほぼ満席になっていました。見回す限り90%くらいが、中国人(だと思われる人々)でした。日曜の昼だったので、家族連れが多く、また知り合いで待ち合わせて昼食会というような感じのグループも何組もいました。小さな子どもも多く、走り回ったりしていて、それがちょっとうるさく感じました。
お料理のほうは、飲茶系を4品とワンタンスープ、チャーハン、ホタテと野菜の炒め物(写真)を注文しました。ちょっと注文しすぎたのか、多すぎて全部は食べ切れませんでした。
ホタテと野菜の炒め物は、他のブログで美味しいと言われていたので注文したのですが、夫があまり貝類が好きじゃないことを忘れていました。お味は良いのですが、ちょっと飽きてしまって、あまりたくさんは食べられませんでした。
食べた中でいちばん美味しかったのは、中華ちまきでした。ごはんのもちもち感と、中に入っている味のしみたお肉が、とても良い味わいでした。これ1つでもけっこうなボリュームでした。
料理が出てくるのはかなり早かったです。1時間強くらいの滞在でした。
今度ロッテルダムに行くことがあれば、またここで他の料理を試してみたいです。一年後くらいになっちゃうかな。
体調は良好です。

映画「Tron: Legacy」

2011-02-06 09:11:36 | Movie
最近映画を観る機会が多いです。冬場は寒いからあまり外歩きを楽しむこともできないので、簡単な娯楽が映画となってしまいがちです。今日は気温は10度くらいと暖かいですが、突風が吹き荒れています。ここ1週間ぐらい強風の日々が続いています。
さて、「Tron: Legacy」ですが、3D作品で音楽がダフトパンクということで興味がそそられました。1982年に発表された「Tron」の後継作ですが、「Tron」は観た記憶がありません。音の良い劇場で見たいと思い、IMAXで観ることにしました。
朝9時50分の回だったので、観客も3割ぐらいで落ち着いて見ることができました。3D眼鏡用に1ユーロをチケット代とは別に支払います。
映像はコンピュータグラフィックが駆使され、スタイリスティックで綺麗でした。父親役のジェフ・ブリッジスは、CRU役も兼ねているのですが、どう見ても30歳くらい歳の差があって、骨格などはすごく良く似ているのに同じ人物には見えませんでした。あとでネットで調べたら、CRU役の方は、ジェフ・ブリッジスを元にしたコンピュータグラフィックだったのですね。
ストーリーは、私は前作「Tron」を知らないのでいまひとつ入り込むことはできなかったのですが、映像と音楽で引き込まれて、退屈する暇はなかったです。題名になっているTronはほんの少しでてくるだけで、ヘルメットを脱ぐことはなかったので、顔を見ることはできませんでした。
3Dは「アバター」の時のほうが感動しました。奥行き感がレースやアクションの時はダイナミック感を出していましたが、ゲーム(プログラム)の中の話なので、なんかあまりにもありそうで、フツーに感じてしまって…。
ダフトパンクの音楽は好きなので、映画を観ながら、とても心地よかったです。
でも、ダフトパンクに興味ないし、「Tron」のことも知らないという人にはつまらない映画かもしれません。
体調は良好です。

映画「Somewhere」

2011-02-03 07:35:45 | Movie
先日のロッテルダム国際映画祭で、ソフィア・コッポラ監督作品の「Somewhere」を観ました。
この映画はふつうに後で劇場ロードショーされるもので、上映された場所も大きな映画館の大きなホールでした。会場は満員でした。
ストーリーは、人気映画俳優と11歳になる娘の交流を描くもので、映画スターの日常を垣間見える面白さに加えて、父と娘のほのぼのとした雰囲気とまた少しの緊張が、美しい映像とそれに合った音楽で語られ、とても心地良く見ることができました。この映画スターはフェラーリに乗っているのですが、そのエンジン音が気持ちの良い音で、記憶に残る音でした。
主演はスティーヴン・ドーフでうまい役者さんだなと思いました。それにも増して娘役のエル・ファニングの演技がとても自然で伸び伸びとしていて素晴らしかったです。ちょっと11歳の役にしては大人びているかなとも思ったのですが、1998年生まれだから、実際にも11歳くらいなんですね。名前からわかるように、あの名子役ダコタ・ファニングの妹です。
この映画、特に強い政治的メッセージとかはないですが、きれいな映像と心地よい音、ほどよい笑い、目を喜ばせるもの(高級なホテル、ミラノやロスといった場所の風景、服、食べ物など)があって、またこの二人の感情になんとなく共感することができ、私としてはとても楽しめました。
ソフィア・コッポラ監督の作品は、「ロスト・イン・トランスレーション」も好きです。
日常の中にたくさんの違和感や感情の襞があって、それでもそれをとりまく世界は美しくあろうとし、個々はできるだけ満足感を得ようとするが、なかなか心の空虚感を埋めることはできないという現代人のもどかしさを感じます。
この映画、現時点では、観客による評価(5点満点)の平均が3.764で92位です。
体調は良好です。

映画「Morgen」

2011-02-02 08:56:59 | Movie
先日行ったロッテルダム国際映画祭で、ルーマニアのMarian CRISAN監督作品「Morgen」を観ました。
ルーマニアとハンガリーの国境沿いの町で、平凡な男と平凡な妻と平凡なトルコからの密入国者が織り成す淡々とした物語です。田舎の朴訥な風景とうだつの上がらない登場人物と何気ない会話の作品ですが、EUの片隅で暮らすルーマニア人の日常の雰囲気がとてもよくわかる作品でした。
トルコからの密入国者はトルコ語しか話さず、その部分は字幕も出ないので何を言っているのかわからないのですが、そのやりとりがコミカルで、良い雰囲気を出していました。
「Morgen」は明日といういう意味だと思います。
この作品に対する観客の評価(1から5)は、現在のところ平均値が3.847で41位です。まずまずですね。
会場は中規模のホールでしたが、満員でした。
体調は良好です。

Cafe:Bond en Smolders(ユトレヒト)

2011-02-01 09:49:04 | Restaurant/Cafe
所用があってユトレヒトに行ったついでに、評判のカフェ「Bond en Smolders」に行ってきました。
11時過ぎに訪れたのですが、一つのテーブルを除いて、すでに満席でした。運良くその空いたテーブルに着くことができ、ケーキ、サンドイッチ、紅茶などをいただきました。
写真は、cardinaalという名前のケーキで、カシスのババロアで中にクッキー地が入っています。とてもフルーツの味が良く出ており、酸味と甘みがうまくバランスが取れていて、美味しかったです。
他のお客さんは、来る人、来る人、カプチーノとトンプース(パイ生地の間にクリームが挟まっているオランダで一般的なケーキ)を注文していました。もしかしたら、このゴールデンコンビネーションを私たちも注文するべきだったのかもしれませんが、また次回に訪れるときの楽しみにとっておきます。
パンも売っており、私たちがカフェにいる間に、パンやケーキを買いに来る人が途切れることがないくらい繁盛していました。
帰りがけに、マカロンとクッキーの詰め合わせを買いました。マカロンは生地がほっこりとしていて、色もきれいで美味しかったです。
体調は良好。Hb8.1。