Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

風邪、発熱

2014-05-11 09:56:49 | 医療・病気
先週、夫が風邪をひいていて、珍しく発熱38.6度。私にうつらないはずがないと思っていました。
木曜くらいからノドが変な感じになり、土曜日にははっきりとノドの痛みを感じ、夜には発熱37.6度。ユーロビジョンソングフェスティバルをテレビで見たいと思っていたのですが、まったくその気にならず、ベッドへ。パラセタモールを2錠服用し、その夜はかなり気持ち悪く、朝方にはお腹の不調も感じました。
日曜の朝、37.5度。パラセタモール1錠服用。この日は外出の予定があったのですが、キャンセル。
一日だらだらと過ごしました。食欲はふつうにあり、熱もその後は37.1度くらいで、高くならずに安心しました。
このまま治ってくれるといいなあと思っていますが、どうでしょうか。鼻がぐずぐずしはじめました。
ユーロビジョンソングフェスティバルではオランダが2位になり、盛り上がったとか。あまりパンチのない曲だと私は思ったのですが、他の国々のラインナップの中では異色で洗練された感じが良かったのでしょうね。
写真はMother's Dayの花束です。
体調はそういうわけで不調です。

Cafe:Vincent@Texel(オランダ)

2014-05-08 11:16:33 | Restaurant/Cafe
特に書くことがないので以前に行ったカフェを紹介。
Vincentは、オランダのTexel島でいちばん大きな町Den Burgでランチしたお店です。
まだ新しい内装でモダンな感じです。
この島特産の羊のハムとチーズを使ったホットサンド(写真)とアイスティーを注文しました。
ホットサンドにはサラダがついていて、新鮮な味でおいしかったです。ボリュームもあり、満足しました。
羊のチーズは少し淡泊な味ですが、口に合いました。
夫はビーフカルパッチョのサンドイッチでしたが、全粒のおいしそうなパンに盛りだくさんのカルパッチョとサラダで、お味もよかったそうです。
体調は良好です。少しノドが痛いような気も。

映画「風立ちぬ」@’t Hoogt(ユトレヒト)

2014-05-04 09:25:34 | Movie
宮崎駿アニメ映画「The Wind Rises(風立ちぬ)」がオランダでも公開となったので、見てきました。
ショッピングもしたかったので、ユトレヒトの小さな映画館「’t Hoogst」で見ました。
日曜の午後の回だったので、子ども連れも目立ちました。20人ほどの観客でしたが、皆オランダ人のようでした。オランダ語字幕で、もちろん音声は日本語。私にはうれしいです。
綺麗な絵で、メカなどもカッコよく描かれ、長めの映画ですが、じっくりと鑑賞しました。
庵野秀明が担当している人公の声がちょっと低すぎて、いまひとつうまくないなあと思いました。また、やはりウェブニュースで問題になっていたように喫煙のシーンが多いなあとも。
関東大震災やゾルゲ事件など実際に起こった出来事がうまく絡められていました。ドイツへ見学に行って、日本の貧しさをつくづくと実感するところなど、現代の日本に育った人間にとっては新鮮な感情かもしれません。
若い人がこの映画を見て、主人公のような何かに一途に没頭する10年を持ちたいと思うといいだろうなあと思いました。
私自身としては、心からワクワクと楽しめたかというとそんな感じではありませんでした。やはり年齢のせいかもしれません。20代の頃と比べると、最近あまり感動しなくなりました。
ジブリ映画は、現実の世界を舞台にしたものよりも、架空のファンタジーの世界を舞台にしたもののほうが、私は楽しめるような気もします。
世界的に見たらそちらのほうが成功しやすいと思うのですが、ときどき日本のある時代を舞台にしたジブリ映画が作られるのはやはり監督など製作者のノスタルジーが絡んでいると思います。
この映画、実在の人物だとか、実際の歴史とか知らずに、子どもが見るとどういう感じなのかなと思います。もっと物語として感じるものがあるのかも。それとも歴史を知らないような幼い子どもだと、主人公の思いを理解できないかなあ。
純粋な物事を極めようとする、美しいものを作りたいという情熱、こういう人もいるのだなと思います。
文系の人は、いろいろ人がどう考えるとかどう思うとか詮索して、こういう考え方もあるとか、誰々はこう言っているとか、こうすればこう思うだろうとか、そういうことに頭をよく使いますが、理系というか人の性格かも知れませんが、そういうことにまったく興味がなく、メカとか技術的なことや科学的なことのみに興味がある人がいます。
私は前者の人間だったので、みんな同じように考えているのだろうと思っていて、人々の思惑と感情の中でいろいろ悶々としていたのですが、世の中にはそういうことを考えていない人がいることを知ってびっくりしたときがあります。
私はどちらかというと後者のタイプの人のほうが好きです。
話がそれましたが、全体としてよくできている映画だと思いました。
体調は良好です。


Groezrockフェスティバル@Meerhout(ベルギー)

2014-05-02 21:41:07 | Concert
曇り日の金曜日、昼前に出発して、車でベルギーへ。MeerhoutのGestelという小さな町の外のフィールドで毎年開催されるパンク、ハードコア、メタルバンドフェスティバル「Groezrock」に行くためです。このフェスティバル、金曜と土曜の二日間開催され、今年で23回目だそうです。
もちろんこれは夫が行きたいと言い出したもので、私は一度はNoと言ったのですが、最近体調もいいし、付き合うことにしました。
約2時間のドライブで現地に到着。会場では、もう演奏が始まっていました。3つの巨大テント付ステージと1つの野外ステージがあり、好きなバンドを見て回ります。
でもまずはお腹がすいていたので、売店でパニーニを購入。会場にはいくつもフードドリンク系のお店が並んでいますが、あまり食欲をそそるものはなく、この日は他にフライドポテトとハンバーガーを食べましたが、ハンバーガーはまずかったです。日本だともっと美味しそうな屋台が並ぶだろうになあと思いました。
金曜日だけでも40ものバンドが登場。しかし、私が聞いたことがあるのは夫が好きなDescendentsくらい。他はまったく名前さえも聞いたことがないバンドばかり。
とりあえず、Withdom in Chains、Bayside(写真)、Deez Nutsというバンドを立て続けに聞き、商品販売のテントを見に行ったりして休憩をはさみ、I Am the Avalancheを聞きました。このバンドが結構良かったです。ニューヨークのロックバンドで、MCも面白く、気持ちよくステージを楽しむことができました。
その後、夜の時間になってから、といっても外はまだ明るいですが、Alkaline TorioとDescendentsを見ました。
終わったのは22時すぎ。この日は曇りで寒かったです。雨が降らなかったのが幸いでした。
会場はビールのプラスチックカップが散乱していました。普段はふつうの緑の羊が草を食べてそうなフィールドなので、草の臭いがして、それはそれで良い感じでした。でももし雨が降ったら、ぬかるみだらけになるようで、売店では長靴なんかが売っていました。
観客は4万人規模だそうで、オランダやドイツ、フランスなど近隣国からも大勢来ていました。金曜日だったからか、若者がほとんどで、私たちのような中年は少なかったです。もっと驚いたのは、99.9%が白人だったこと。アジア系の男性を2、3人見かけましたが、アジア系の女性は皆無。そして黒人も皆無。男性が90%以上。
雰囲気は平和な感じで、みんなビールを飲んで、ハッピーそうに音楽を楽しんでいる様子でした。ときどき飲み過ぎて歩けない人などを見ましたが、喧嘩など物騒なことはまったくなさそうでした。
金曜、土曜と二日間のチケットで、夜はそばのキャンプサイトでテント持ち込みで一晩過ごす人たちも大勢いるようでした。
私たちは金曜だけなので、夜中に家へ帰りました。
ほとんどずっと立ちっぱなしなので、疲れ果てました。音楽と雰囲気は良かったので、まあ良い思い出になりました。かなり身体的には辛かったので、また行くことはないと思います。健康で、パンク、ハードコア、メタル系が好きな人にはおすすめのフェスです。
疲れましたが、体調はOKです。

レナリドミド+デキサメタゾン 第54サイクル開始

2014-05-02 08:59:08 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回3週間服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの54回目が始まりました。
体調は良好でうれしいです。2008年が底でいちばん悪く、そこから2009年あたりから徐々に良くなってきました。
それでも半年前と比べると、今のほうが良いと思えるので、まだまだ健康体というわけではなく、疲れやすい、長く歩いたり、姿勢によっては背中が痛くなる、午前中変にだるいなどなど、変調はあります。
同病のかたのブログをいろいろ拝読させていただいていると、再発したりして、薬が十分効力を発揮せずに、毎年どなたかがお亡くなりになるのを目にし、自分もこの良い状態がいつまでも続くはずはないと思います。
とりあえず、楽しいことができるうちにしようと思い、外出がままらなかった約1年半を思うと、なるべく外出したいなあと思います。特に、季節の良い春夏には…。
さて、私の行きつけのS総合病院ですが、少しずつ現代化が進んでおり、やっとWifiが全病院内に張り巡らされました。カルテ等の電子化は既に行われていたのですが、固定のPCからしか閲覧できなかったので、まだ患者のファイルに検査データなどがハードプリントされて入っていました。時折、私はそれを見て、自分の血液検査の結果などを確認していました。しかし、Wifiが実現されて、移動式のラック付ラップトップが多数配置されて、それで医師や看護師が簡単にデータを見れるようになったので、紙のデータをファイルするのは廃止されてしまいました。ファイルは事務の人が行っていたので、その分の仕事軽減になったのだと思いますが、私としてはとても不便になりました。
日本だとプリントアウトされた血液検査結果をふつうにもらえたりしますが、こちらでは看護師さんにお願いしないともらったことがありません。
オランダはいま少し風邪をひいている人が多くなっています。寒暖の差があるからかもしれません。でもとても過ごしやすい季節です。夫は今日から4連休。無理しない程度に外出して楽しもうと思っています。


本「航路」

2014-05-01 09:37:16 | Book
コニー・ウィリス著「航路」を読了。長かった…、上下巻で約1300ページ。
この本の翻訳者でもあり書評家の大森望氏が10年に一度の傑作と絶賛していたので、読んでみようと思いました。
たくさんの賞を受賞しているコニー・ウィリスですが、私ははじめて読みました。SF作家ですが、「航路」は現代の病院を舞台にした、コメディタッチのお話。でもテーマは臨死体験なので、死と隣り合わせの深刻なものなんだけれども、エンターテインメントのセンスが強く、ぐいぐいと読まされてしまいます。
登場人物がとても明確にわかりやすいキャラクター設定で、楽しめます。
主人公は、臨死体験を科学的に解明したいと思っている認知心理学者のジョアンナ。友達はERに勤めるヴィエルくらいしかいず、いつも病院内を駆けずり回っています。
臨死の実験の治験者であるミスター・ウォジャコフスキーは、元海軍経験者で、第二次世界大戦中にミッドウェー海戦などを経験したといい、その頃の話になるとしゃべりだしたらとまらない…、というかどんな話でもすぐにその頃の経験話に繋げて語りだしてしまう人物。その語りの中に、ヨークタウンとか翔鶴とか出てきて、この前に読んだ「永遠の0」と重なる部分を発見して、ひとりでおっと思いました。
他には、心臓病患者の女の子メイジー。災害の本が大好き。重要な役割を果たすキャラクターです。
それに、ジョアンナの高校時代の英語の先生など。
飽きずにどんどん読ませる作者のストーリーテリングの力強さはすばらしいです。またいろいろな情報の多さ、いくつもの筋が最期にどんどんつながっていく感じはすごかったです。
でも、なんか物足りなさがあって、またこの作家の本を読みたいかというと、それほどでもないんです。
どうしてかなあと考えると、ジョアンナにあまり共感できなかったこと。本の中でいろんなことがうまくいかず、そのためにすごく長くなっていて、フラストレーションがたまったからかなと思います。
このような物語の構造もすべて計算されたメタファーなんだろうけど、いまひとつ高揚感が自分の中で出なかったです。
以前に読んだNOVAも期待外れだったし、私にはSF系は合わないのかも。
体調は良好です。