旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

バラと紅葉の旅 その2 ~ 南軽井沢~中軽井沢

2011年10月12日 10時24分32秒 | ガーデンの旅~国内編

軽井沢レイクガーデンの後、「ピクチャレスクガーデン」のある「絵本の森美術館」へ行きました。
この庭は宿根草がメインのガーデンで、人の手で作ってはいるものの、とても自然で、秋の宿根草が盛りでした。

立山でも見かけたアザミ。寒い地方ならではの植物なのかも。
背景のオミナエシの黄色とも相性ヨロシ

秋明菊一重の白のみ。
すっきり、楚々としており、秋の森の景色を壊さず明るさを放っていました。

 

鬼灯の赤が草陰のアクセント。小花のアスターもいかにもです。
こういう風景にソソラレチャウんですよね~




枯れ草色が「秋の森」のイメージを盛りたてます。

今回は「絵本美術館」内も見学しました。
絵本の原画って、見る度に思うのですが、本の中とは違う、心に訴えてくる何かがありますね。
ショップには娘達によく読んであげた本も並んでいて、長女ともども懐かしい気持ちになりました

 

その後は「軽井沢タリアセン」へ。

残念ながらバラはほとんど咲いていませんでしたが、見事なローズヒップの小道が出来ていました
私が野鳥ならムシャムシャ食べちゃうかも

 

塩沢湖を回る遊歩道にも、ところどころにバラの実が。

ツリバナも見事に実って、零れ落ちんばかり。


昔観た『黄昏』という映画を彷彿させるような風景が、ここ軽井沢にありました



宿泊場所の中軽井沢のペンションへ向かう前に、少し冷えた体を温めようと、タリアセン前のカフェ「一房の葡萄」へ
この建物は元は有島武雄の別荘「浄月庵」で、今は此処に移築し保存されているそうです。


ミントティと胡桃のシホンケーキを頂きました


                  

 

翌日は午後早く帰路に着く予定だったので、早々に「星のや 軽井沢」内にあるハルニレテラスへ。

全体的にシックで統一感があり、赤い幟が黒い建物にマッチしていて、和モダンな雰囲気。
建物が川沿いに建てられていて、デッキに座って清流のせせらぎに耳を傾けながら、テイクアウトしたランチやドリンクを頂くのもOKな場所

河沿いの遊歩道を奥へ進むと、野鳥の森があり、時間があったら散策したかったけれど、今回は断念。
日帰り温泉も次の機会に、です

 

              

 

 界隈をブラブラ散策して、せきれい橋 川上庵で少し早いランチをしました。
私は冷たい蕎麦と信州の食材を使ったお料理のセットを。

お盆上方:「本にがりすくい豆腐」は濃厚な味
中:野菜の天ぷら。豆皿には「くらけけ豆」と「ひとりむすめ」
左角:サーモンの南蛮付け。下:合鴨のロースト。
お料理もお蕎麦も美味しく頂きましたし、二種類のそばつゆも個性的で面白かったです。醤油が他とは違うみたい。
特に真ん中の蕎麦ちょこに入っているくるみだれが気に入りました

店内にはジャズが流れ、ギャルソンと呼ぶに相応しい店員さんが、なんだかイケメン揃い
さすが、イケテル麺屋は違うな~ と長女ともども、いたく関心したしだい。



                

 名残りのバラの花とバラの実と、紅葉と秋の夕暮れに黄昏た、今回の軽井沢のガーデン巡り。
日本に四季があって良かったね と話しながら帰りの新幹線に乗り込みました。