旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

さようなら 花の空き地

2014年04月10日 13時03分56秒 | 花の空き地

引っ越しに伴い5年間楽しんできた「花の空き地」ともお別れ

5年ですっかり空き地を囲うように育った雪柳が満開になりました。

 

水仙もこれが見納めです。
私が植えた水仙たち。間もなく咲くのもあるのですが、それは道行く人に楽しんでもらいましょう。

元の持ち主が植えていた水仙。
毎年咲いていました。

スノーフレークも咲くようになったのですが、これでお別れ。


昨年、引っ越したご近所さんが植えたハナズオウも咲いてきました。


そのご近所さんの土地では、ショッカイソウが満開です。
家を解体して更地になっても、種が残っていれば咲くものですね。
元の持ち主がどんな庭を作っていたか、なんとなくわかるのが面白いです。
虎ロープは市側が立ち入り禁止のために張ったもの。


写真に写っているトラックは、お隣の解体物を運搬するためのトラック。
その先にトンネルが見えますかね。
そのトンネルに続く道路が此方側に延長されるので、この辺り一帯が区画整理になったというわけ。

 

アッという間の5年でした。
植物の性質を、自庭とは違った環境で観察でき、とても勉強になりましたし、ご近所さんたちとアレコレ庭談義しながら作業したのも楽しかった

 

ありがとう & さようなら 花の空き地 

 

 

 


さようならアンクルウォルター

2014年04月10日 11時47分02秒 | 旧庭(~2014March)

家を建てたのが30年余り前で、当時は我が家の木もお隣の木も小さくて、庭にはとても良く陽があたり、当時庭に貼りつめていた芝は、今は亡きお隣のおじいちゃんに「売れるほど綺麗だね」と言われていましたが、その数年後、我が家の木もお隣の木も大きく育って、庭の陽当たりが悪くなりハゲハゲとなりどうしたものかと案じていました。
その当時「私の部屋 ビズ」が創刊され、「これだ」と直感し、本格的にガーデニングを始めました。

その象徴が真紅のバラ「アンクルウォルター」のアーチです。
茎が太く扱いにくいバラでしたが、多花性で茎(ステム)が長く切り花としても観ることができるので、娘たちが小学生の時は、棘を取り除いて教室に飾るよう花束にして持たせたものです。


いよいよ引っ越しが明後日に迫り、アイアンのアーチを新しい庭に持って行くのでアンクルウォルターを切ることにしました。
今年も良く茂っているんですけどね
20年余り毎年楽しませてくれてありがとう
私の記憶にも家族の記憶にもブログやHPにも思い出として残しておくからね。


すっかり淋しくなったアーチ
動かしやすいよう、土台も掘り上げ杭も取り除きました。
お隣は先月引っ越し、今は解体作業をしています。
お隣のおじいちゃんやおばあちゃんに、「綺麗に咲いているね」と褒められたバラでしたから、お二人が亡くなってからは、季節になると何枝か切って、お仏壇にお供えしていただくよう奥さんに手渡していました。

株元を揺らすと簡単にグラグラし、ほどなくボキッと幹が割れ、折れました。
そうとう傷んでいたのですね
こうした形でなくても、お別れの時が近づいていたのでしょう。
こんな状態で、よく新芽を展開していたものだと感心します。力強いバラでした

 

さようなら、アンクルウォルター
一生の思い出として、大切に心の中に花を咲かせますからね

 

庭の引越しで移植する大きな植物は掘り上げ終わりました。
新しい庭では垣根として植えるベニバナトキワマンサク「ブラックパール」
掘り上げてみるとずいぶん大きくなっていたのだと、ちょっとビックリ

見納めの花は藪椿。
チャドクガの始末に頭を悩ませるのが苦になったのでサヨナラします

 

鉢植えの花は持って行きます。
全くお手入れできなかった原種系チューリップや

寄せ植えの中に埋め込んだヒヤシンスなど

来年もブログにアップできると良いな。

先日アップした寄せ植えのヒヤシンスが満開になりました。
ゴージャス

 

この庭から移植する植物が多いので、新しい庭でも、おなじみの景色になるかもしれません。
今はその方が落ち着くかな、と思っていますし、何より愛着があるので手離したくないですから。

インターネットの引越しもあり、明日から一週間ほどブログはお休みします。

次は新しい庭でお目にかかりましょう