旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

新しい下北沢と昔ながらの劇場と

2024年11月14日 11時32分18秒 | お出かけ先の庭と花

11月10日(月)
訳あって下北沢に出向きました。
下北沢は小田急線と京王線の乗換駅、としてしか認識していなかったのですが、小田急線の東北沢駅から世田谷代田駅までの地下化にともない、線路跡地を開発して「下北線路街」という”街”ができました。
その線路街の緑を担っているのが「シモキタ園藝部
どんなランドスケープになっているのか気になっていました。

小田急線下北沢駅南西口を降りてすぐの複合商業施設「NANSEI PLUS」の通路には木々や宿根草などが植えられて、緑一杯


シモキタ園藝部が管理する「のはら」は、昔の空き地のように草ボーボー
都心とは思えません。

のはらには「循環をつくる街の圃場」としての役割があるようです。

シモキタ園藝部の堆肥場の手前にはハーブ等が植えられたコンテナが並んでいました。
作った堆肥を使って栽培しているのかな。


東北沢方面への歩道にも緑が一杯
街の憩い広場のようです。
ゆっくり歩いてみたいな~

時間が無かったので、途中まで
道路の途中に一段低い場所がありました。
この辺りは「シモキタ雨庭広場」で、そこは「雨庭」という雨が貯まる場所になっていて、雨が自然に地面にしみこんで排水し、集中豪雨時に下水道の負担を軽減する役割もあるそうです。
雨の日は池になるんですね

シモキタ園藝部はカフェも営業しているのですが、この日は定休日
下北線路街がこんなに面白いと思っていなかったので、次回はカフェ営業日時に、ゆっくり散策してみようと思います


「NANSEI PLUS]から「シモキタ エキウエ」へ
屋上ガーデンも緑が多く、木陰で読書している方もいました。

エキウエの通路のイラストがお洒落です。
この“街“の雰囲気を物語っているのかな

綺麗なイラストが見えたので、ちょっと拝見
ポップ・アップ・ショップで漫画のイラスト展をしていました。
怪しいストーリーらしいですが、緑あふれる綺麗な絵でした。


「シモキタ エキウエ」を降りて、京王井の頭線下北沢駅側へ
ここにも新しく複合商業施設ができていました。
京王井の頭線の高架下にできた「ミカン下北」
路地裏の飲み屋街みたいな飲食店や、ニューヨークのブルックリンみたいなカフェなどがあり、若者の街っぽいです。


本日のミッションの前に腹ごしらえ
「ピッツェリア エイト下北沢」で早い夕飯を頂きました。
海老と野菜のスープスパゲッテイ、美味しかった

「ミカン下北」にも面白そうなお店がありました。
次回はブルックリンなカフェでお茶したいな。


いよいよこの日のミッションへ
私の学生時代から名の知れた下北沢の「本多劇場
わりとアングラな演目のかかる小劇場、というイメージだったかな。
一度ここで芝居を観てみたいと思って、彼是45年余りの月日が経っておりました
ようやく願いが叶いました

お芝居は仲野太賀君と二階堂ふみさんが主役の「峠の我が家」
太賀君はNHKのBSドラマ「植物男子ベランダー」以来の私的注目株だったし、前回の朝ドラでは主人公の夫役を演じていた、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの俳優さんかな。
その彼を本多劇場で見られるとあって一石二鳥と、チケットを取りました。

岩松了さん作・演出の舞台とは・・・
登場人物皆それそれに心病んでいて、会話劇ではあるものの、会話が成り立っているようで、いない・・・
長台詞は独白のようであり独特のレトリックで、観ている側は理解できるような出来ないような・・・
凡人には難解な舞台・・・でしたかね

俳優さんたちは流石に一流揃いなので、活舌よくセリフは聞きやすく、休憩なしの2時間強の舞台でしたが、全編集中して観ることができました。
分からなかったけど、興味深かったです。
太賀君とふみさんが主役でなければ、満席にならなかっただろうと思うから、ここにも推し活の波が押し寄せているのでしょう。

来月も観劇は続きます。
昨年あたりから40年ぶりに観劇に復帰(月一程度ですけど)して、やっぱり舞台は好きだな~と実感しています。


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