卍の城物語

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卍の城ロックフェスティバル'11

2011-06-09 23:59:36 | どうでもいい雑記など
今年も6月9日(ロックの日)に卍の城・弘前城がある弘前公園で「卍の城ロックフェスティバル'11」が開催されました!!

未曾有の大震災があった事で開催自体が危ぶまれた状況ではあったが、こんな時期こそロックで生きる力を与えたい!!って事で開催に至りました。

第3回となる今年も豪華絢爛なアーティストたちが出演してくれました。
出演アーティストは国内はもちろん、海外の大物が多数参加。
解散しているバンドもこの日の為に再結成してくれました。

今年も黄泉の国と一番近い場所「恐山」を経由して、亡くなったロッカーたちも参加してもらいます。

そして今年はアーティストだけでなく、観客も死者が参加出来るようになってるので、生死関係なくロックを愛する人の為のフェスになりました。

今年は震災直後という事もあり、チャリティーフェスとしての色合いが濃くなりました。
チケットの売上の運営費を除いた全額を義援金として寄付することになっています。
アーティストたちもほぼ全員ノーギャラの出演を快く引き受けてもらいました。

そして今年も会場の弘前公園を貸し切りました。
弘前市全面協力のもと、今年も最新の騒音対策も施し、3回目というともあってもはや万全の体制でフェスは執り行われる事が出来るかと思います。

今年も近隣の有料駐車場、更には岩木川河川敷の無料駐車場、そして弘前駅からは、シャトルバスを運行していますので、スムーズに来場できる事と思います。

園内には桜まつりと同様、出店もありますので、飲食には困らないかと思います

今年もステージは6ヶ所設置しました。
メインの「マンジ」ステージは弘前公園のレクリエーション広場とアスレチックトラックの場所に作り、オールスタンディングで3万人収容可能となっています。

次に中規模の「タメノブ」ステージは二の丸の下乗橋手前の広場あたりに設置。こちらは3千人収容可能です。

植物園の自由広場にの「マテヒメ」ステージを設置。こちらは3000人収容可能。

「ノブヒラ」ステージは「護国神社」の入り口近くにある、さくらまつり期間に民謡などが催されるステージは1000人ほど収容。

市民会館入り口前のテニスコート隣の「タカオカ」ステージは2000人収容。

市民会館の大ホールも使用する「ツガル」ステージ。1500人収容可能です。
前方のオーケストラピットはオールスタンディングはお馴染み。

今年も問答無用の世界ロック史上最高のフェスが今年も始まります。
もちろん自分は総合プロデューサーという立場ながら、フェス全体を把握するという名目で、各ステージの見たいアーティストを観るという勝手な行動を取ることにしていますのでご了承ください。

午前8時という早い時間ではあるが、朝日がまぶしい中、フェスは開始されました。

メインステージのトップバッターはいきなりの「ローリング・ストーンズ」である!
ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ビル・ワイマン、チャーリー・ワッツ、そしてブライアン・ジョーンズが復活してのメンバーで登場!
ブルージーヒットチューンを連発しての、まだまだ現役を見せ付ける圧巻のライヴでした。

マテヒメステージに移動し、次に観るのは「イエス」です。
ジョン・アンダーソン、スティーブ・ハウ、クリス・スクワイア、ビル・ブラッフォード、リック・ウェイクマンの黄金期メンバーが迎え撃つ。
「危機」ほか、シンフォニックなプログレサウンドを晴天の下に響かせた。

続いてタメノブステージにて「エマーソン,レイク&パーマー」が登場!
唯一無二の鍵盤ロックはまだまだ健在だ。
キーボードとシンセサイザーの電子音のロックにトリップ感を覚え、衝撃を喰らったのであった。

ここらはまたメインステージへ戻り観戦するのが「ザ・フー」である。
ロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントはもちろん、ジョン・エントウィッスルとキース・ムーンも復活してのオリジナルメンバーが復活!
お馴染みのハードロックナンバー、そして「トミー」や「四重人格」からの代表ナンバーも披露しての、最後は機材を破壊し、大いに暴れるだけ暴れて帰っていきました。

続いて「ビーチ・ボーイズ」が登場!
永遠のサマーアンセムの多くを披露し、初夏の弘前を暑く熱く彩ってくれました。

さらに続いて「クリーム」が登場!
エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーの最強ギタートリオここにあり!
ブルース主体のミドルテンポもあり、ハードなロックもありのこれぞクリームといったカラフルな曲に恍惚になって聴き入っていました。

引き続いて登場するのが「ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス」だ!
ジミ・ヘンドリックス、そしてリズム隊のノエル・レディング、ミッチ・ミッチェルの3人が全員がオリジナルメンバーにて復活しました!
ジミヘンの鬼気迫る驚愕のギターテクに会場は呆気に取られるも大いに盛り上がりました。
ギターの限界に挑むようなプレイを爆音にて響かせて、最後にアメリカ国家を弾いて帰っていきました。

ここからは小規模のノブヒラステージに移動し、チャットモンチーを観ます。
唯一現役のアーティスト観戦だが、大ファンなので大物を退いてこちらを観る。
相変わらずのガーリーなポップチューンから、男顔負けのハードロックチューンを使い分けるそのギャップがたまらない。
ロックの女神たちに殺されかけましたとさ。

そしてまたメインステージへ戻り「ジェフ・ベック・グループ」を観戦する。
ジェフ・ベックの他、ロッド・スチュアート、マックス・ミドルトン、ティム・ボガート、カーマイン・アピスといった1期から3期のグループからの厳選されたスペシャルメンバーにてのライヴである。
初期のハードロックを中心に展開し、超絶ギタープレイにバックバンドも呼応し、ボーカルも唸っての、古き良きロックバンドサウンドを聴かせてくれました。

ここからタカオカステージに移り、キング・クリムゾンが堂々たる登場!
ロバートフリップを中心に、ジョン・ウェットン、ビル・ブラッフォード、デビット・クロス、ジェイミー・ミューアの第三期メンバーにイアン・マクドナルドを迎えた最強メンバーにて演奏しました。
「太陽と戦慄」や「レッド」を中心とした曲のプログラムになったが、やはりこの時期の曲はダークでハードメタルではあるが、叙情性も持ち合わせるクリムゾンの強み、そしてプログレたる構成力と破壊力で観客を圧倒してくれた。

夜も深まる中、メインステージには遂に「レッド・ツェッペリン」が参上!
ロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズに加え、ジョン・ボーナムが復活してのハードロック史上無敵の布陣にてお送りする。
数多い代表作ばかりを展開する構成で、盛り上がらないはずはない。
未だに手数の多いギターテクのペイジと、マルチプレイヤーのジョーンジー、年老いたとはいえ渋みのあるボーカルを聞かせるプラント、そして鬼神の如く爆裂するボンゾのドラムは誰にも到達できない凄さであった。

そして今回のフェスの大トリは「ビートルズ」しかいないではないかっ!!
記念すべき第1回の当フェスに次いで二回目の登場でもちろんヘッドライナーである。
ポール・マッカートニーとリンゴ・スターに加え、ジョン・レノンとジョージ・ハリソンも復活です。
ビートルズがロック・ポップス史上最強のバンドなのは異論がないだろう。
バンド初期にてライヴ活動をやめてしまったのは悔やまれるが、今回のセットリストは中期から後期の曲を展開した。
バンドサウンドばかりか、小編成のオーケストラを従え、オリジナルに忠実にライヴにて再現した。
実験的なサウンドも今の時代に追いついたのもあろうか、クリエイターとしてのメンバーの真価がはっきり体現できた奇跡のライヴであった。

アンコールは3曲披露し、その後にダブルアンコールもあって最後の最後は「愛こそ全て」にて今一番必要な「愛」を観客どころか日本全体、そして世界へ発信したのであった。

全ての終演は22時を少し周った頃になり、今年も大きな混乱も無くフェスは閉幕できました。

ちなみに今回のタイムテーブルです。
・マンジステージ
ローリング・ストーンズ→クイーン→ピンク・フロイド→ザ・フー→ビーチ・ボーイズ→クリーム→ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス→ディープ・パープル→ジェフ・ベック・グループ→レディ・ガガ→レッド・ツェッペリン→ビートルズ

・タメノブ・ステ-ジ
ザ・バンド→Tレックス→エマーソン,レイク&パーマー→ジェファーソン・エアプレイン→テレビジョン→ジョイ・ディビジョン→トーキング・へッズ→ゾンビーズ→XTC→ソフト・マシーン→ストーン・ローゼス→ホワイト・ストライプス

・マテヒメ・ステージ
バーズ→イエス→オールマン・ブラザース・バンド→SUM41→キンクス→スタイル・カウンシル→CCR→グレイトフル・デッド→ベルベット・アンダーグラウンド→CSNY→ニルバーナ→ボブ・マーリー&ウェイラーズ

・タカオカステージ
フランク・ザッパ&マザーズ・オブ・インベンション→ポリス→セックス・ピストルズ→クラッシュ→イギー・ポップ&ストゥージーズ→ラモーンズ→リンキンパーク→サンタナ→スライ&ファミリーストーン→キング・クリムゾン→ブラック・サバス→オアシス

・ノブヒラステージ
ザ・××ズ→アマザラシ→バービーボーイズ→ミドリ→ローカル・サウンド・スタイル→猪苗代湖ズ→ねごと→チャットモンチー→スーパーカー→ウルフルズ→はっぴぃえんど

・ツガルステージ
ABBA→ロキシー・ミュージック→スティーリー・ダン→ドアーズ→コンプレックス→BOOWY→スミス→ジャパン→YMO→ジェーン・バーキン→カーペンターズ
以上。

みなさん、好きなアーティストは観られましたでしょうか?

今年も超豪華なアーティストにより、世界最高のロックフェスになりましたが、これからもロックファンの為に開催し続ける事になるでしょう。

みなさんの心の中にロックは永遠に響き渡ります。

(注・この記事は全てフィクション(妄想)です)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (プラント)
2011-06-11 22:17:40
いょっ 待ってました!

年に一度の今フェスティバルはマーズさんの本領発揮ですね!

元バンドマンの私の血が騒がない筈もなく!



テレビジョンの冷たい感じはたまに聴きたくなります(^ー^)

しかし、やはりプラント率いるツェッペリンは孤高ですね。

ビートルズは何だかんだ言っても私もフェイバリットです。
耳に残るメロディを作り続けるのが如何に凄いか…

個人的に、初期のアイドル扱いされて、殆どカバーで占めてた時期より、レコーディングに凝った後期がよりミュージシャンっぽくて好きです。
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無類の卍の城ロックフェス好き吉田栄作 (マーズれい郎)
2011-06-11 23:35:37
プラントさんどうもです!
さすが、シャレのわかるイマジネーション豊かな方ですよ!(笑)

ツェッペリンの「アキレス最後の戦い」は名演でしたよ(笑)

ビートルズの後期のサウンドはあまりに時代を先取りし過ぎたのもあり、ライヴでの音響機器の再現が無理だったというのもあるから、この現代に於いてライヴしたら・・・、と考えると楽しいですよね。

セットリストは個人の想像にお任せします。
ま、忙しくて考える暇なかっただけなんですけど(笑)
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