卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

三千石浴場 (廃業)

2010-12-18 23:49:15 | 温泉(北津軽郡)
今更だけど、10月頃にNHK教育の「芸術劇場」にて放送された、ロイヤルバレエカンパニー吉田都引退公演「ロメオとジュリエット」を観た。
いやー、超絶技巧にうっとりでした。あのテクニックを持って一線を退くとは残念でならないが、歳も歳なので、満身創痍にてあそこまで魅せてくれるとは、さすがの世界のプリマである。
顔がキュートなので、ジュリエット役が似合ってて、引退公演には相応しいのかなと思いました。
それにしてもラストのストーリー展開ってマヌケだよなぁと思ってしまうのは自分だけか?ま、どうでもいい話。

ラーメン街道の帰りに「三千石浴場」に行ってきました。

場所は、国道339号線バイパスから県道35号線を三千石方面へ曲がり、500mほど進むと右手にあります。

昼間ならなんとか見つけられるだろうが、夜は建物に灯りさえ点いてないので発見は難しい。
タクシー会社の3軒隣のボロイ建物がそれです。


そのボロイ建物ですが、老朽化の為に今年いっぱいで休業するとの事。
休業といってもしかしながら温泉施設を新築する予定もないとの事で、事実上の廃業である。

そんなわけで、三千石浴場の最後のお湯を味わいに行きました。


もともと沸かし湯の銭湯だったので、その趣は脱衣場や浴場に見て取れます。

浴場の壁には絵が描かれており、桜が咲いてる公園は芦野公園でしょうか?
桜より松が全面に押し出している斬新な構図です。


浴場は浴槽が2ヶ所あります。

カランは16ヶ所で、お湯は温泉利用している。
カランのお湯は流しっぱなしにしないとすぐボイラーが止まり、水が出てくるので、割り箸を切ったものでカランを流しっぱなしに出来る様に割り箸の欠けらを温泉側が入り口に常備している。

お湯は薄緑色で、塩気、油臭、ツルツル感あり。

奥が深めのジェットバス浴槽で、43度の3人サイズ。
壁際の岩の下部に湯口があり、シュワシュワと音を出しながらの源泉かけ流し。
ジェットバスがややこしいが、稼動してない時もあるらしく、その時に訪れたかったところだ。

手前が適温浴槽で、42度の3人サイズ。
こちらは隣と繋がっており、若干ぬるくなっての適温でゆったりと浸かれる。

湯量が豊富なので、大量の溢れ出しがあり、ちょうど他の客がいなくなった貸切状態にてトド湯を敢行しました。
油臭が香る湯気全開の浴室にて、最後のトド湯です。極楽でした。


ここは温泉マニアには大変人気があるが、いかんせん一般客には人気が無いようで、他の客は2人しかいなかった。
17時頃といえば一番混雑するだろう時間にだ。

これほど素晴らしい温泉もそうそうはないし、もう二度とこの温泉に入れないと思うと残念でならない。

温泉好きな方は今年中にこちらの温泉に入ることをお薦めいたします。




オススメ度(温泉評価)・☆☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物泉
泉温・42度(源泉掛け流し)
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・400円
備品・有料ドライヤー

住所・板柳町三千石字木賊43-1
電話・不明
営業時間・14:00~20:00
定休日・月曜日

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