「水面にフキノトウ、鶯」
春の海は碧海
藻のえび茶色の群広がって
浮きの曲線は定置網、海原に縫い目付け
点々々と島、小島
ビューポイントの踏み石飛び越え
そぞろ歩きはローカル線
夏が盛りの浜茄子萌え出て
山の斜面の雑木には
ほーほけきょけきょ
春を告げるか歓迎の声聞く嬉しさ一人合点に
沿線の雑草に混じるフキノトウ
既に開いて伸び開き
ほーほけきょとけきょけきょほーほー
春の楽しさお邪魔虫
そうとは知らずにお邪魔虫
海岸散策道行きは
どうやらお邪魔の鶯鶯
撮りきれない広さの海は碧に春の海
告げる靴音は春告人