「氷イチゴ」
さっくりと氷イチゴ 食べてすっきり
暑さも潮引いたようになくなって 喉も潤ってさっぱり
さっくりと氷イチゴ 舌にのせてひんやり
透明な水の塊の煌きを舌に浮かべて 襟足も木陰が通っていく
緑陰の涼しさ 夏の街路樹 夕宵の静寂に沈む校舎
そんな雰囲気を座敷のテーブルで味わう
つつぃーと素肌に氷、氷イチゴの夏白々とした昼下がり
「氷イチゴ」
さっくりと氷イチゴ 食べてすっきり
暑さも潮引いたようになくなって 喉も潤ってさっぱり
さっくりと氷イチゴ 舌にのせてひんやり
透明な水の塊の煌きを舌に浮かべて 襟足も木陰が通っていく
緑陰の涼しさ 夏の街路樹 夕宵の静寂に沈む校舎
そんな雰囲気を座敷のテーブルで味わう
つつぃーと素肌に氷、氷イチゴの夏白々とした昼下がり
グラジオラスの花が咲きました。雨でもちゃんと花開くんですね、温度に反応しているのでしょうか。
「夏の花グラジオラス」
切花に丁度よいのです グラジオラス
線状に咲くので花瓶に映えるのです グラジオラス
ある夏の日に気付いてから
夏の花として植えたい花の一番二番
花の少ない夏に思い浮かべる花の一番二番
これくらい知っているのは常識の時代に夏の花壇を彩っていた花
グラジオラス 今でも夏の代表花だと思うのです グラジオラス
スイカが食べたくなって買ってきました。昔はあまり欲しくない果物だったのに…年のせいですね。
「西瓜甘いかしょっぱいか」
塩を振ると美味しいよ
そんな風にして食べた事もあった幼年の夏
獲れたての瑞々しさに あっさりと果実だけの甘みで食べた贈り物
新鮮な西瓜の美味しさは何物にも変えがたい
塩を振ると美味しいよ
そんな風にして食べる西瓜は小売でバーゲン
安くなって古びてしまった熟成西瓜
水分がタップリでも幾らも喉を通らなかった
西瓜甘いかいかしょっぱいか
どちらも西瓜である事に変わりない
夏の暑さの中でキーンと冷えた瑞々しい西瓜
天候はどうでも暑いですね。今朝は黒雲が流れていたんですが、今はカンカン照り。風は涼しいので、窓を開けて風を通すと結構過ごしやすいです。
「簾」
庭から入ってくる風が
そよそよそより 案外と優しい
今日も蒸し暑さが続くと思っていたので
心にも清涼感が吹き込んでくる ホッと一息
梅雨空の曇天が雨を運んでくると思っていたので
午後の碧空はカラリとして明るい
気流が風を運んできたので
室内もカラリとして澄み切っている
このまま梅雨が明けてくれないかなぁ
暑くてもすっきりとした気候に 簾で拍手
窓に簾をかけてバタバタ風を呼び込みたい
かたん!かたん!拍手!
もう夏が来たっていいじゃないか!
「青信号」
帰りの国道
何車線も走る一本道を見晴すと
真っ直ぐに真っ直ぐに青信号が続いている
丸い青緑が両側に規則正しく等間隔で並んでいく
これから通り抜けていく道広い道
梅雨のグレイに拭かれた町に電気のシグナルが点々
色だけを視覚に捕らえると街はグレイに溶け込んでいく
再び落ちてきた雨粒に街が滲んで溶け込んでいく
青い緑のシグナルだけが点々と脳裏にも彩色主張していく
一本道の国道は、はや青信号の祝福を受けて順次梅雨明けていく