それは嬉しい出来事だったと書いたら、きっとびっくりされると思いますが、勤務予定表に有給休暇が付いていました。
あちらこちらと勤務した経験があり、長い間には有給休暇も何回か取ったように思われがちですが、私の記憶には全然取った覚えが無いのです。
きちんとした会社事務の時でさえ、よく聞くように、結婚退職などに合わせて有給休暇を消化して退職する。など、私の場合は無かったように思います。
毎日仕上げなければいけない日報があって、休む事が出来なかったのが一番の理由です。引継ぎが終わっていても、何かの時のために出勤して欲しいといわれていたので、休暇はとらずに出勤していました。
それでも、有給を消化して欲しいと会計の方か総務の方に言われ、1日くらいは休んだかもしれません。が、消化しきって退職はしなかったと思います。
他での勤務は長くなかったので、有給休暇が付く前に退職してしまった。そんな感じで、有給休暇の日がきちんと指定されて、ちゃんと取れるのをはっきり意識したのは今回が初めてです。
なんだか嬉しい気分で勤務表を眺めていました。
時代が違うのかもしれません。余暇の時代を経て、有給休暇をきちんと取る指導などもあったような、人としての生活が尊重されるような、今の若い世代には苦しい労働時代があったことが想像しがたいような、良い世の中なのかもしれません。
「それは嬉しい有給休暇」
何で今頃と思われそうな
それは嬉しい有給休暇
話してみてもはじまらない
聞くのも鬱陶しいような残業の世界
それさえも人は知らない
思い描く事も出来ないだろう統計に追われる仕事
それは嬉しい有給休暇
考えてみましたが、有給を消化し終えたことが無いような気がするのは、やっぱりそうなのだと思います。
今回はきちんと、消化し終えて辞める時は辞めたいですね。