2010.11/28(日)
今日は予定通りバスでパタンまで行くことにしました。
8:30分にホテルを出、ラトナパークの向こう側にあるバスパークまで、ほぼいつもと同じ散歩コースを歩いて行きます。
先日見えたサクラの花びらが風に飛ばされてか歩道に落ちていたので写真に納めました。 日本でも10月桜とか冬桜とか言われるサクラがありますがそういう種類のサクラでしょうか?
(後でわかったことですがこれは ヒマラヤザクラ という種類で、日本でも11月末から12月の初めにかけて咲いています。 それも我が家の目の前の公園で・・・)
バスはそう待つこともなく発車しました。 今日のバスはマイクロバス。 約20分でパタンゲートというところに着きました。
タクシーで行くと王宮広場前(マンガル・バザール)に着くのですが、今日初めてバスで行きましたので全く違う場所に着きました。
地元の人には王宮広場のことを「マンガル・バザール」と言った方が分かりやすいとディネシュさんから聞いていましたので、バスで近くに座った青年に「マンガル・バザールは?」と聞くと「こっち」と教えてくれ、心配そうに私についてきてくれました。
パタンゲートというくらいなのでバスを降りるとゲートが見え、近くの大きな菩提樹が目に入りました。
ゲートをくぐったところにチェックポストがあり、バスで訪れた観光客はここで入場料を払うようになっていました。 250ルピー
私は写真を撮ったりするのでさっさと歩いてしまう訳にはいかないので、ここで先ほどの青年に「もう大丈夫だから」とお礼を言って別れました。
途中Y字路がありちょっと迷ったので近くにいたお年寄りに「マンガル・バザールは?」と聞くと、右の道を指さして「クェッ、クェッ」と言ってくれました。 指をさしてくれましたのでネパール語の意味は分かりませんでしたが、たぶん「こっち、こっち」という意味だったのではないでしょうか。
こちらから行くとゴールデンテンプルやクンベシュワール寺院から廻るのが順序として良さそうと思っていたのですが、途中でトイレに行きたくなったので、いつもタクシーで来ていた時に降りていたメインの王宮広場(マンガル・バザール)に先に行くことにしました。
胸に貼ったシールを見せてネパール語で「どこかににツーリストトイレがありますか?」と尋ねると、教えてくれたのが目の前の、以前何度か利用したことのあるレストランのトイレでした。
「ありがとう」もネパール語で・・・。 これで安心してゆっくり見てまわれます。
なぜか王宮広場は素通り。 最初に行ったところがゴールデン・テンプルでした。
ゴールデン・テンプルは改装中でしたが見学することはできました。
改装中のゴールデン・テンプル
何度も訪れていたのに、今まで見たことのなかったゴールデン・テンプルのご本尊のお釈迦様(Shree Shakyamuni Buddha)
文殊菩薩とタラの像は以前も紹介したのですが、今日は又とてもおしゃれな姿でした。
ゴールデン・テンプル全体が彫刻の宝庫という感じですが、屋根のこんなところにも・・・
柱の一本一本、扉の一枚一枚とっても素晴らしい彫りものだらけです。
今回は一人なのでのんびり好きなように歩くことができます。
ゴールデン・テンプルのすぐ隣にこんな寺院があるというのも今日初めて知りました。
入口にManjushree Temple とありましたのでここは文殊菩薩の寺のようです。
誰かと一緒で話をしながら歩いてしまうと見落としてしまうものが多いようです。
ゴールデン・テンプル前のこんな通りを通って、五重の塔のクンベシュワール寺院に向かいます。
クンベシュワール寺院が見えてくるのですが、こちらからは五重の屋根が全部写りません。
私の好きなナンディがしっかりガードされてしまいました。 がっかり・・・
クンベシュワール寺院正面から左に進むと大きな水場があるのですが、水は全く出ていません。 五大エネルギーの「水」を表現するナーガ(コブラ)が可愛く彫られているのが気に入りました。
シヴァの聖地ゴサイクンドから流れてくるという水場にもかわいいナーガ。
これらを見る前にすでに目に入るのがこの菩提樹。 後ろに回ってみると・・ う~む、すごい!
これから始まる儀式の準備がなされていました。 何の儀式かな?
バングラムキ寺院はいつも開いていて、多くのお参りの人がいるのですが、バイラヴ寺院はいつも閉まっていました。 ところが今日は開いていて初めて中をのぞくことができました。
ヒンドゥ教徒以外は入れないはずなので、恐る恐る外から中をのぞいていると、そこにいた男性が中に入って写真をとってもいいといってくれるのです。
大丈夫かなーと不安を感じたのですがこんな機会はめったにないだろうと中に入らせて頂くことにしました。
そこにあった像がこれ。 バイラヴはシヴァ(宇宙破壊神)の化身ですが、黒いので、カーラ(黒)バイラヴということでしょうか。
いいもの見せてもらっちゃった! と喜んでいたら、後ろにいた先ほどの男性から200ルピーと言う声が。 予想できたことでもあるのでお渡ししようと思ったら細かいのが190ルピーしかありませんでした。 彼はそれでいいと言ってくれました。
そのあと、この男性は隣のバングラムキ寺院にも入っていいと言います。 そして中にいた男性に何やら声をかけると、その方は私にお供え物を分けて下さいました。
そしてそして・・・ 今度はクンベシュワール寺院の南側に廻り、中にいたお坊さんに声をかけると、私にもティカを付けてくれ、マリーゴールドの花輪まで下さるではありませんか!
これにはさすがの私も恐縮してしまいました!! ちょっぴりでも「怪しい人かな」なんて思ったことを反省。
クンベシュワール寺院は後ろから撮ると五重塔がしっかり写ります。
クンベシュワールでいい思いをしたのでルンルン気分で外に出、来る時とは違う道を通って王宮広場に戻りました。
マニケシャヴナラヤンチョーク(昔はここがメインの王宮でしたが現在は博物館となっている)は改修中でした。 まだ1階だけしか出来てなく2階がないので奥の奥まで見通せてしまいました。
ここまで来て少し疲れが出てきたので隣にあるムルチョークの入り口に座り込んで休憩をしました。
ボンヤリ人の行き来を眺めていると、ここでも若い男性が日本語で「こんにちは、日本の方ですか」と声をかけてきました。
「そうですが、ここは何度も訪れているのでガイドさんはいらないのですよ」と、言うと、この方も「気にしなくていいですよ」と。
チベット人のパサンくん、28歳と言っていました。 本当は山岳ガイドなのだけれど今日は仕事がないのでここでガイドをしていると・・・
パサンくんが生まれたのはカトマンドゥの東、70~80Kmにある「ジリ」の近くということでした。
小さい時に両親がボーダナートに住み始めたので子供時代はほとんどボーダナートで育ち、今は両親とともにパタンに住んでいるということです。
驚いたのはその日本語の上手なこと。 発音もきれい、なまりもなくとても流暢な日本語を話していました。
山の話、ガイドの話、チップの話など、1時間以上も話して別れました。
たっぷり休んだ私はそこからまっすぐ南に400mほど進んだところにある、セト・マチェンドラナート寺院に行くことにしました。
その途中、右手にある僧院の前にあるこの黒いシンガ、シンギニが目立ちます。
その先左手にあるのがミンナート寺院です。 マチェンドラナート寺院にお参りする前にはこのミンナート寺院にお参りしてから行くのだそうですよ。
ミンナート寺院にはミンナートという死の神さまが祀られているそうです。
ミンナートのことをネワール語で?ヨマといい、そのヨマの使いをヨマドゥトと呼び、人が亡くなる前になるとこのヨマドゥトがロープを持って迎えに来るそうです。
これがヨマドゥト。 門の前と寺院の前にもいます。確かにロープと刀剣、棍棒などを持っています。
ミンナート寺院のすぐ先の道を右に入っていくと、以前にも紹介したセトマチェンドラナート寺院があります。
セト=白、マチェンドラナート=観音さま。 ということでここには「白観音さま」が祀られています。
ですが、ここに祀られているのはほんの数カ月だけ。 4月から6月にかけてのお祭り準備のころからもう寺院から出て山車に乗せられてしまい、お祭りの最後の日にはブンガマティのマチェンドラナート寺院に移されてしまうのです。
私はまだ一度もこの白観音さまにお目にかかったことがありません。
いつも外観を見るだけで終わってしまいます。 東側から見たところ。
そしてここのシンガ、シンギニも黒でしたが、石造に銅版がかぶせてあり黒くしてありました。
ここからルドラヴァルナマハビハール、マハーボーダ寺院に廻りましたが、距離、場所の確認をしただけで、中には入らず外から見るだけにし、王宮広場に戻りました。
先ほどここに座り込んだ時には気がつかなかったランタンヒマールがくっきりと見えました。
バス乗り場からもバスに乗ってからもこの山はよく見えました。
満足、満足の一日を過ごし4:30分頃にカトマンドゥに戻りました。
今日は予定通りバスでパタンまで行くことにしました。
8:30分にホテルを出、ラトナパークの向こう側にあるバスパークまで、ほぼいつもと同じ散歩コースを歩いて行きます。
先日見えたサクラの花びらが風に飛ばされてか歩道に落ちていたので写真に納めました。 日本でも10月桜とか冬桜とか言われるサクラがありますがそういう種類のサクラでしょうか?
(後でわかったことですがこれは ヒマラヤザクラ という種類で、日本でも11月末から12月の初めにかけて咲いています。 それも我が家の目の前の公園で・・・)
バスはそう待つこともなく発車しました。 今日のバスはマイクロバス。 約20分でパタンゲートというところに着きました。
タクシーで行くと王宮広場前(マンガル・バザール)に着くのですが、今日初めてバスで行きましたので全く違う場所に着きました。
地元の人には王宮広場のことを「マンガル・バザール」と言った方が分かりやすいとディネシュさんから聞いていましたので、バスで近くに座った青年に「マンガル・バザールは?」と聞くと「こっち」と教えてくれ、心配そうに私についてきてくれました。
パタンゲートというくらいなのでバスを降りるとゲートが見え、近くの大きな菩提樹が目に入りました。
ゲートをくぐったところにチェックポストがあり、バスで訪れた観光客はここで入場料を払うようになっていました。 250ルピー
私は写真を撮ったりするのでさっさと歩いてしまう訳にはいかないので、ここで先ほどの青年に「もう大丈夫だから」とお礼を言って別れました。
途中Y字路がありちょっと迷ったので近くにいたお年寄りに「マンガル・バザールは?」と聞くと、右の道を指さして「クェッ、クェッ」と言ってくれました。 指をさしてくれましたのでネパール語の意味は分かりませんでしたが、たぶん「こっち、こっち」という意味だったのではないでしょうか。
こちらから行くとゴールデンテンプルやクンベシュワール寺院から廻るのが順序として良さそうと思っていたのですが、途中でトイレに行きたくなったので、いつもタクシーで来ていた時に降りていたメインの王宮広場(マンガル・バザール)に先に行くことにしました。
胸に貼ったシールを見せてネパール語で「どこかににツーリストトイレがありますか?」と尋ねると、教えてくれたのが目の前の、以前何度か利用したことのあるレストランのトイレでした。
「ありがとう」もネパール語で・・・。 これで安心してゆっくり見てまわれます。
なぜか王宮広場は素通り。 最初に行ったところがゴールデン・テンプルでした。
ゴールデン・テンプルは改装中でしたが見学することはできました。
改装中のゴールデン・テンプル
何度も訪れていたのに、今まで見たことのなかったゴールデン・テンプルのご本尊のお釈迦様(Shree Shakyamuni Buddha)
文殊菩薩とタラの像は以前も紹介したのですが、今日は又とてもおしゃれな姿でした。
ゴールデン・テンプル全体が彫刻の宝庫という感じですが、屋根のこんなところにも・・・
柱の一本一本、扉の一枚一枚とっても素晴らしい彫りものだらけです。
今回は一人なのでのんびり好きなように歩くことができます。
ゴールデン・テンプルのすぐ隣にこんな寺院があるというのも今日初めて知りました。
入口にManjushree Temple とありましたのでここは文殊菩薩の寺のようです。
誰かと一緒で話をしながら歩いてしまうと見落としてしまうものが多いようです。
ゴールデン・テンプル前のこんな通りを通って、五重の塔のクンベシュワール寺院に向かいます。
クンベシュワール寺院が見えてくるのですが、こちらからは五重の屋根が全部写りません。
私の好きなナンディがしっかりガードされてしまいました。 がっかり・・・
クンベシュワール寺院正面から左に進むと大きな水場があるのですが、水は全く出ていません。 五大エネルギーの「水」を表現するナーガ(コブラ)が可愛く彫られているのが気に入りました。
シヴァの聖地ゴサイクンドから流れてくるという水場にもかわいいナーガ。
これらを見る前にすでに目に入るのがこの菩提樹。 後ろに回ってみると・・ う~む、すごい!
これから始まる儀式の準備がなされていました。 何の儀式かな?
バングラムキ寺院はいつも開いていて、多くのお参りの人がいるのですが、バイラヴ寺院はいつも閉まっていました。 ところが今日は開いていて初めて中をのぞくことができました。
ヒンドゥ教徒以外は入れないはずなので、恐る恐る外から中をのぞいていると、そこにいた男性が中に入って写真をとってもいいといってくれるのです。
大丈夫かなーと不安を感じたのですがこんな機会はめったにないだろうと中に入らせて頂くことにしました。
そこにあった像がこれ。 バイラヴはシヴァ(宇宙破壊神)の化身ですが、黒いので、カーラ(黒)バイラヴということでしょうか。
いいもの見せてもらっちゃった! と喜んでいたら、後ろにいた先ほどの男性から200ルピーと言う声が。 予想できたことでもあるのでお渡ししようと思ったら細かいのが190ルピーしかありませんでした。 彼はそれでいいと言ってくれました。
そのあと、この男性は隣のバングラムキ寺院にも入っていいと言います。 そして中にいた男性に何やら声をかけると、その方は私にお供え物を分けて下さいました。
そしてそして・・・ 今度はクンベシュワール寺院の南側に廻り、中にいたお坊さんに声をかけると、私にもティカを付けてくれ、マリーゴールドの花輪まで下さるではありませんか!
これにはさすがの私も恐縮してしまいました!! ちょっぴりでも「怪しい人かな」なんて思ったことを反省。
クンベシュワール寺院は後ろから撮ると五重塔がしっかり写ります。
クンベシュワールでいい思いをしたのでルンルン気分で外に出、来る時とは違う道を通って王宮広場に戻りました。
マニケシャヴナラヤンチョーク(昔はここがメインの王宮でしたが現在は博物館となっている)は改修中でした。 まだ1階だけしか出来てなく2階がないので奥の奥まで見通せてしまいました。
ここまで来て少し疲れが出てきたので隣にあるムルチョークの入り口に座り込んで休憩をしました。
ボンヤリ人の行き来を眺めていると、ここでも若い男性が日本語で「こんにちは、日本の方ですか」と声をかけてきました。
「そうですが、ここは何度も訪れているのでガイドさんはいらないのですよ」と、言うと、この方も「気にしなくていいですよ」と。
チベット人のパサンくん、28歳と言っていました。 本当は山岳ガイドなのだけれど今日は仕事がないのでここでガイドをしていると・・・
パサンくんが生まれたのはカトマンドゥの東、70~80Kmにある「ジリ」の近くということでした。
小さい時に両親がボーダナートに住み始めたので子供時代はほとんどボーダナートで育ち、今は両親とともにパタンに住んでいるということです。
驚いたのはその日本語の上手なこと。 発音もきれい、なまりもなくとても流暢な日本語を話していました。
山の話、ガイドの話、チップの話など、1時間以上も話して別れました。
たっぷり休んだ私はそこからまっすぐ南に400mほど進んだところにある、セト・マチェンドラナート寺院に行くことにしました。
その途中、右手にある僧院の前にあるこの黒いシンガ、シンギニが目立ちます。
その先左手にあるのがミンナート寺院です。 マチェンドラナート寺院にお参りする前にはこのミンナート寺院にお参りしてから行くのだそうですよ。
ミンナート寺院にはミンナートという死の神さまが祀られているそうです。
ミンナートのことをネワール語で?ヨマといい、そのヨマの使いをヨマドゥトと呼び、人が亡くなる前になるとこのヨマドゥトがロープを持って迎えに来るそうです。
これがヨマドゥト。 門の前と寺院の前にもいます。確かにロープと刀剣、棍棒などを持っています。
ミンナート寺院のすぐ先の道を右に入っていくと、以前にも紹介したセトマチェンドラナート寺院があります。
セト=白、マチェンドラナート=観音さま。 ということでここには「白観音さま」が祀られています。
ですが、ここに祀られているのはほんの数カ月だけ。 4月から6月にかけてのお祭り準備のころからもう寺院から出て山車に乗せられてしまい、お祭りの最後の日にはブンガマティのマチェンドラナート寺院に移されてしまうのです。
私はまだ一度もこの白観音さまにお目にかかったことがありません。
いつも外観を見るだけで終わってしまいます。 東側から見たところ。
そしてここのシンガ、シンギニも黒でしたが、石造に銅版がかぶせてあり黒くしてありました。
ここからルドラヴァルナマハビハール、マハーボーダ寺院に廻りましたが、距離、場所の確認をしただけで、中には入らず外から見るだけにし、王宮広場に戻りました。
先ほどここに座り込んだ時には気がつかなかったランタンヒマールがくっきりと見えました。
バス乗り場からもバスに乗ってからもこの山はよく見えました。
満足、満足の一日を過ごし4:30分頃にカトマンドゥに戻りました。