junjunのはなまる日和&ときどきネパール

日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

11度目のネパール ほんとの嫁入り当日 つづき

2013-03-03 20:54:16 | ネパール
2013.2.5(火)

家族からのお祝いを涙、涙で受け取るシーンはホントに感動的でした。


儀式はまだ続いているのですが、その間にお迎えにきた新郎側の家族や友人たちに食事が振る舞われます。

やはり神さまに先に・・・。


ディネシュさんのお父様、お母様、それに叔母様と結婚式当日花嫁さんを迎えに行った方なのですが・・叔母様だったかな?


友人たちには待っている間にタバコやお酒が振る舞われます。


これはチャンと言ってどぶろくです。 他にロキシーもありました。 

チャンを差し出され 「飲んでみて!」 と言われ、お酒に弱い私にはとても飲めないと思ったのですが、ものは試し・・ となめてみると、「おや、大丈夫そう・・、 うっ? おいしい?」 ということで、グラス1杯のチャンが飲めてしまいました。 今思うに・・・ 「機会があったらまたあのチャンを飲んでみたい」が感想です。


この花も新郎側が持ってきたものだったでしょうか。 花を身につける儀式です。


花嫁さんから順に、女性は髪に差し、男性は耳にかけます。




スイセンの花はネパールではとても重要な花なのだそうです。




この儀式の後で花婿側の友人たちにもお食事が振る舞われました。  私も一緒にいただきました。
最近ではネパール料理を食べる際に、ネパール人でもスプーンを使っての食事風景が多くなってきたそうです。





いよいよ儀式はフィナーレです。


特別なお菓子が盛られたもの。 何種類のっているのでしょうか・・・?




お酒3種にヨーグルトもお皿に盛られました。



ランプにも火が灯されました。


これらの様子をみんなで見守ります。 左のカメラマンはディネシュさんの友人の一人でプロのカメラマンでした。




誰かがおかしいことを言ったからでしょうか、緊張していた花嫁はじめみんなの中に笑いがおこりました。


花嫁と花嫁の父。


花嫁と花むこの父。

このお父様のかぶっているトピー(帽子)が街でよく見かける生地のもののようですが、生地によって値段が全く違うそうです。



この儀式が終るといよいよ花嫁は車に乗り込むわけですが・・・。


その前に花嫁側の付添いの方に手を取られ、1階にあった小さな寺院の周りを3回まわります。

このころには又花嫁は大泣きです。





次は、迎えの車の周りを3回まわります。 このときはお父様の兄弟(おじさん)におぶわれてまわります。 





来るときにはなかったピンクの布が車にかけられます。 特別の意味があるということです。


大勢の皆さんに送られてディネシュさんの待つ家へと向かいます。


いつの間にか祝福の赤い粉が車に振り掛けられていました。




ディネシュさんの家のあるチョーク(中庭)の入口に到着しました。 近所の人たちに迎えられての儀式。





ここにもまだ花婿は出てきません。

皆さんに見送られディネシュさんの家に向かいます。



ディネシュさんの家の入り口もきれいに清められていました。 そしてネパールでは特別な意味をもつというスイセンが水差しに活けられていました。





花嫁はどこの部屋に入ったのかな?

 
ここで花嫁と花婿が顔をあわせるでもなく、ディネシュさんの友人と私はディネシュさんの部屋に通され、友人たちと一緒におしゃべりをして結婚式最後の日を終えたのでした。 5:30pm. 

この日はディネシュさんはずっと普段着のままでした。



儀式でも使われていましたが、この日頂いた箱の中にはこんなお菓子やたくさんの木の実が入っていました。



新婚旅行という習慣はないのだそうですが、ディネシュさんはガイドという仕事柄、2週間後くらいから、ナガルコットやポカラ、タライのほうに行かれるということでした。

ビワーハ スバ ラートリ!! (“結婚おめでとう”)


これで1週間にわたるディネシュさんの結婚式のレポートは終了に致します。

次回、ネパールの洗濯干し風景や散歩でのことを少々紹介いたします。