junjunのはなまる日和&ときどきネパール

日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 第1回 午前の部

2018-09-05 10:29:24 |  富士山すその一周ウォーク

  2018.9.2(日)

富士山のすそ野を17回に分けて月1回歩くという案内が旅行会社から届いたので、どんなものかとその第1回目に参加してみました。(午前の部と午後の部の2回に分けて投稿します。)


JR津田沼駅発7:00、私の乗った京成津田沼駅は7:10分。
(出発地は関東一円、いろいろな場所から日にちを違えてたくさん出ています)

1時間ちょと走り、石川パーキングエリアでトイレ休憩。 

冨士浅間神社(正式名称は北口本宮冨士浅間神社)の近くでバスを下りたのが9:30ころ。 

第1回目の今日は北口本宮冨士浅間神社から忍野八海までの約8Km。ほぼ平坦な道ということです。

二の鳥居からスタート。 扁額(神社の場合は神額という?)の冨士はウ冠でなくワ冠です。上の点は神さまで、見えないところにいるのでここにはいないということだそうです!


年代を感じさせる樹木


参道右手に角行(かくぎょう;富士講を起こした人)の立行石(たちぎょういし)。 角行はこの石の上で爪立ちで血を流しながら30日もの荒行をおこなったとか。


左手に 仁王門礎石 明治の廃仏稀釈により仁王門の礎石だけが残ったそう。


厳かな玉砂利の参道です。


この大鳥居は木造。 木造の鳥居としては日本一だそう。

土台部分だけでもすごく大きい↓      奥に見えるのは隋神門↑↓

鳥居の扁額に 三国第一山 とありましたが、三国とは日本、中国、インドのことで、富士山はその中で一番高い山という意味だそうです。
後で知ったことですが、上の三国で、仏教観で言うところの「世界」を表しているとのことです。

大鳥居前を左右に流れる福地用水(桂川から分水したもの)
上流側


下流側


鳥居の前の狛犬 
           向かって右;阿形(あぎょう)
           

向かって左;吽形(うんぎょう)


日本では狛犬ですが、中国にも顔の形は少々違いましたが似たものがありました。ネパールではシンガ、シンギニという似たものがあります。仏教その他文化的なものがインド、中国からやって来たことを考えるとみんなつながっているということですね。


大鳥居をくぐった先にあるのが隋神門(ずいじんもん)  


門の左右にある像(隋神像のレプリカ?? 背負っている矢の向きが違う)
向かって左 (ピンボケに・・・)


向かって右 (同じく・・)
         

ネットで調べた隋神像(1520年作)はこちら↓のよう。(背に矢のないものやあるもの、弓を持っているものや持っていないものなどいろいろ、どれが本物でどこに所蔵されているのか等はっきりわかりません)


うっすら赤味が見えるこれは2像1対のうちの右側のもののよう。
               
             
      

隋神(ずいじん)は富士山の神さま・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を守る神だそうです。


   ~  ・  ~  ・  ~  ・  ~  ・  ~  ・  ~

北口本宮冨士浅間神社は、景行天皇40年(110)に日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の折、「富士の神山は北方より登拝せよ」とおっしゃられ、大塚丘(おつかきゅうと読むらしい)というところに祠を建てたのが始りとのこと。

ということで、北に北口本宮冨士浅間神社があり、南にある富士山に登って行くという形になります(下図;上が南、下が北になります)


延暦7年(788)に甲斐守紀豊庭(かいのかみきのとよひろ)が現在の地に神殿を建て、享保18年(1733)に江戸の富士講を率いる村上光清が幣殿、拝殿、神楽殿、手水舎、隋神門を造営したそう。

御祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)と他にお二人の名が・・・

   ~  ・  ~  ・  ~  ・  ~  ・  ~  ・  ~

拝殿に向かって左手には樹齢1000年の冨士太郎杉

全形はうまくとれず。これでは実際に感じた大きさ・すごさが全く伝わりません。


右手にあるのは夫婦ヒノキ(こちらも同じく)


拝殿屋根下の彫り物


お参りを済ませ、左側から裏手に回りました。

拝殿うしろに見えた本殿。中はよく見えませんが・・。


東宮(とうぐう)↓  屋根の形・・ 反っていて、前側が長くて後ろが短い・・なんという形だったか・・カタツムリの歩きで資料を頂いたのに見つからず。(流れ造り?←こんちょさんがこれでよいと教えてくださいました)


恵比寿社(建物などほとんどが国指定重要文化財に指定されていますが、この像も国指定重要文化財です)


西宮(せいぐう)


西宮(せいぐう)の右に富士登山道吉田口があります↓


諏訪神社 拝殿に向かって右手にあります。こちらの方が古く、もともとあった村社のようとのこと。

吉田の火祭りの時に使われるおみこしが二基展示保管されています。

富士山形のみこし↓



ざっと一回りしましたが準備体操なども含めて約1時間ほどが過ぎました。

(ここでは埼玉から見えたという同じシリーズの団体さん26名と会いました)


このあと、昼食地点の道の駅・富士吉田まで歩きます。 ほんの一部を除きうれしい野道・里道歩きでした。

↓カタツムリ歩行で歩く景色とおんなじです。




少し歩いたところに新屋(あらや)山神社がありましたが、足を止めただけで中には入りませんでした。


道端にはいろいろな花が咲いています。 ↓ツリフネソウ
          







          

マンホールのふたは防火用。


このすぐ近くが 富士吉田・道の駅。 約1時間の歩きでした。 

ここで45分間の昼食休憩(あまりゆっくりはできません)。

朝から、カメラの具合が悪く(技術的なこと?、)画面がほぼ真っ白になってしまうという困った現象がおこりました。 何年も使っていてこんなことは初めてです。 道の駅の写真も何度やってもみんな白くなってしまいました。
ちなみにこんなふう・・・。


第1回目だけは昼食がついていませんので、お弁当を食べる人、吉田のうどんを食べる人、ソフトクリームを食べる人、買い物をする人、それぞれに過ごします。