2023.6.12(月) 1日目
羽田発 8:00 とかち帯広空港 到着9:30
今回の旅は北海道の南東部。
よく知っている地名では十勝、帯広、釧路、厚岸、霧多布のあたりを巡りました。
黄色やピンクの下線を引いたところが立ち寄ったところ。
予定では道の駅・音更(おとふけ)で昼食でしたが、あまりにも早すぎるので、予定にはなかった 幸福駅 に寄ることになりました。
① 幸福駅(9:55~10:20)
幸福駅が話題になったのはまだこの10年、15年ほどのことと思っていましたが、1973年の新日本紀行の番組からとありますのでずいぶん前からだったのですね。
かわいいオレンジの車両が2両展示されています。
駅舎もかわいい。
まわりの花壇もきれいに手入れされています。(見える建物は駅舎よりりっぱなトイレ)
このあとに
道の駅・音更(おとふけ)で昼食 (10:55~12:15)
上の建物は酪農家の家を再現したもののようです。時間がなくなり確認できていません。
道の駅・音更(おとふけ)は昨年(2022)4月開業したばかり。かなり広い敷地です。
フードコート内から見た外の景色 ↓ 一面の白い花はシロツメクサ。
この怪獣はなんだったかな~(説明をよく読まなかった)
中庭にはおしゃれなテントが張られています。中のフードコートで好みの昼食。
デザートの黄な粉アイスはこちらで頂きました。
黄な粉味のソフトクリームはくずもち付きでほのかな黄な粉味、くまさん形の最中の皮はご愛敬。とてもおいしかったです!
少し離れたところにあったこれは何年か前の朝ドラ・なつぞらのお菓子屋さんだそうです。
店内
私の購入したおみやげの中に柳月(りゅうげつ)という会社のものがありましたが、そちらがモデルだったのかな?
ちなみに、柳月というお菓子やさんの住所、ネットでは北海道河東郡音更町なつぞら1丁目1番地となっていました。(お菓子の箱には音更町字下音更北9線西18-2とあります)
北海道のおみやげ売り上げ2位になっていたので購入してみた柳月の「三方六の小割」というお菓子、三方六って何だろう?と思っていたら、ちゃんと箱に説明がありました。
北海道の開拓時代、三方を6寸(約18㎝)に割った薪を三方六(さんぽうろく)と呼び、買い付けの時きれいに整った薪を上手に仕入れることが数少ない楽しみの一つで、それで買い付けの腕前を競い合ったそう。
解説を読んで初めて納得しました。
参考までに、道の駅・音更の住所は「音更町なつぞら2」となっていました!
次はいよいよタウシュベツ橋梁?
出発してしばらくするとバスの中から左手に橋梁の名残りが何ヶ所かみえました。
山にはところどころにマタタビの木が見えます。
このマタタビ、今白く見える葉はのちに(8月?)ピンクになるそうです。それがまたきれいだそう。みてみたいな!(後に話を聞いたネイチャーガイドさんはこれはミヤママタタビと)
(動くバスの中からではどうしてもうまく撮れません)
やっとタウシュベツ川橋梁?(14:35~15:35)
幌加○雪ステーションで全員長靴に履き替えストックを持ちます。(すべて借りられます)
(○のところがどうしても読めず。ガイドさんはホテルで待つようにと何度も言っていましたが??)
※ わからなかった〇のところ、saikoroatさんが調べて教えてくださいました。〇のところは除雪ステーションの除でした!
タウシュベツ川橋梁の前に 旧国鉄・幌加駅跡へ。
幌加駅とタウシュベツ川橋梁はネイチャーガイドさんが案内してくださいました。
(ここからはイヤホンガイド使用。後ろの方でも話がよく聞こえるのでとてもいい方法ですね)
② 幌加駅
幌加駅は帯広から十勝三股までの士幌線の駅のひとつ。
まずネイチャーガイドさんのお話を聞いて、廃線歩きをします。
すでに皆さん長靴をはいているのですよ。
ここではツアーガイドさんが写真をとりますよ、と言って下さいました。
線路脇に自然に増えたらしいクリンソウがひとかたまり。
きれいですね。
なんとかヤナギ(お聞きしたのに忘れてしまって)という木に生えているキノコはヤナギダケだそう。食べられるそうですが、手の届かない高いところです。
(なんとかヤナギのなんとかが後で木の本を見ていてわかりました。日本では上高地周辺と十勝、日高地方に見られる姿のいい珍しいヤナギで高さ30mにもなる「ケショウヤナギ」だそうです。まさにここは十勝です)
長靴をはいたところまで戻ります。
シラカバ並木がきれいですね。
これから行こうとしているタウシュベツ川橋梁のタウシュベツとは「カバの木のあるところ」とバスガイドさんが教えて下さいました。
この花はエゾガラシときいたような。
ルピナスもこのあたりでは雑草扱いだそうです。
③ 今度こそほんとにタウシュベツ川橋梁です。
ここからはマイクロバスに乗り換え、林道入り口の鍵のかかった門扉を運転手さんが開いて進みました。(誰でもが行けるわけでなく許可を得た人だけが行けるところ)
歩いたのは ↓ タウシュベツ川橋梁と書いてある ● ● ● ● のあたりをほんのちょっとだけ。
タウシュベツ川橋梁の見えるところまでの道(林道)はこんなです。
倒れていましたがこんな看板も。
マイクロバスを降りてから10分ほどしか歩きませんからそう大変ではありませんが、歩くのが困難な方には向かないかもしれません。
タウシュベツ川橋梁は長さ130m、11連ということです。
きゃ~ 見えた! これが見たいと思っていたあの橋!! 湖は糠平湖(ぬかびらこ)。
橋の姿を一目見てあまりの崩れ具合にしばらく言葉がでませんでした。
旅行会社の写真とはあまりにも違いすぎて・・。
ここからみた感じが旅行会社のパンフレットの写真のようですね。
でもでもよく見れば・・・
けっこうひどい状態。
こんなところで写真など撮っている場合ではない、とあとで思いました。
ズームにしなくてもこんな姿が見えました。
鉄筋も垂れ下がっているし・・・。
橋から目を離し、山の方をみるととシカがみえました。
湖はまだ水が少なく、湖底に沈む部分に数えきれないほどの木の切り株が見えました。
ダム工事前に切られたものですねきっと。 糠平ダムは1955年竣工だそう。
このような川を渡るので長靴は必須。ストックもあった方が安心です。
浅い川ですが、流れがあり水が跳ね上がるので深さのある長靴がいいですね。
小さいけれど2つの川を渡って橋梁の反対側に行きました(西の方を見るので曇り空でも逆光に)
高いところにあがってみました。(下る時がちょっと怖い)
橋梁の上部風景。この上を機関車が走っていたとはとても思えません。
手は加えず自然に任せているのでいつどうなるかわからないとのこと。ほんとに・・
タウシュベツ川橋梁は北海道遺産第1号なのだそうですが、今後の行方は?
さっき渡って来た2本の川を渡り返して帰ります。
橋のこちら側で待っていた青木さんと合流。(黄色い長靴の人たちは別グループ)
帰り道の山の中でも鹿。お尻の白いところがハートに見えるという方がいてどれどれと私も写真に収めました。
対岸の山々。ネイチャーガイドさんが名前を教えてくださいましたが、どれがどれだかさっぱり???でした。晴れていたらきれいだったでしょうね。
マイクロバスの待つところまで同じ林道を戻ります。
来る前青木さんは、こんな写真をみたからか「タウシュベツは行かなくてもいいわ」とおっしゃっていたのですが、結構スイスイこられました。それほど大変ではなかったのかと思います。よかったです。
ビジターセンターで長靴をお返しし、元の大型バスに乗り、次は青木さんの行きたいと言っていた然別湖(泊)に向かいます。
途中の景色はまさに十勝平野という感じ。
上の写真左上の北海道地図を大きくしてみました。十勝平野の中の帯広がよくわかります。
以下、バスの中から写した十勝平野の風景です。
きれいに並んで植えてある木はカラ松の防風林だそう。
牧草を取り込んでいるところ?
この作業が始まると牧場主は手が足りなくなり生まれたばかりの子牛の世話が十分にできなくなるそうで、その間公共の牧場に預けるのだそうです。
その公共牧場には明日訪問予定です。
ここはこれから種をまくのかな。すでに何か蒔いてあるのかな?
途中でトイレ休憩一回(20分)
然別湖のホテルについたのは記録を忘れましたが、17:00過ぎだったかと。
然別湖には宿は一軒しかないということでした。
近くに大きなホテルらしい建物を見かけましたが、閉鎖しているようでした。
全室湖の見える部屋ということでしたが、畳敷きで広くていいお部屋。
見える山がくちびる山らしいです。
この時間になって青空が出てきました。
然別湖は標高810mのところにあり、北海道では一番高い位置にある湖で「天空の湖」といわれているそうです。
夕食後、下に見えるクルーズ船で「星空ナイトクルーズ」があります。
夕食も和食でほっとしました。
ロビーに飾ってあったお花が気になりました。
青木さんがスマホで調べて下さりすぐにわかりました。ヤマブキショウマだそう。
エレベーター横の壁にも同じお花とクリスマスローズが活けてありました。
今回の旅も、旅行支援がありました。
旅行代金は-10000円、各ホテルから2000円ずつのクーポンが頂けます。今回は2泊ですので計4000円。
なんとうれしいことでしょう。
④ 星空ナイトクルーズ(20:00から1時間ほど)
夜空はすっかり雲に覆われ金星だけがみえていましたが、じきに雲の隙間からうっすらと星が見え始め歓声。徐々に星の数も増えまあまあの星空になりました!
残念ながら私のカメラでは星も夜景も全く撮れませんでしたけれど。。。
部屋に戻ってから大浴場の温泉に浸かり、ゆっくり休むことができました。
朝7:10分の羽田集合は大変でしたが、”早起きは三文の徳” の諺通り、一日が有効に使えましたね。
今日一日だけで、私の「タウシュベツ川橋梁が見たい」と、青木さんの「然別湖に行きたい」の二つが達成されてしまいましたが、ツアーなので明日、あさってと旅は続きます。
私は夏休みの家族旅行で、もう40年くらい前だったでしょうか、
橋梁の近くをバスで通過して、
然別湖の宿にも泊まったような気がします。
この後のレポートが楽しみです。
次回の公開はもう少し時間がかかりそうです。
その中には書いたのですが、バスガイドさんが優秀すぎて、休みなくとうとうとお話しなさるので、逆に眠くなってしまってちゃんと聞けていませんでした。
暇が出来たら士幌町役場にお聞きしようとは思っていました。ちゃんとわかりましたら修正したいと思います。ありがとうございました。
これに見覚えがありましたら間違いないと思います。
以下のアドレスです。https://www.kamishihoro.jp/place/00000258
実は、長靴を履き替えたところでは大型バスの中でA班、B班に分けられ、別行動をするため、間違えないようにしないといけないと周りの景色もよく見ていませんでした。
しいて言うなら、写真の隣に長靴がたくさん置かれた建物(小屋?)があったような気もします・・。
私たちの乗って行った大型バスのほかに、その先の林道を進むためのマイクロバス2台も待機していて、周りもよく見えず写真も撮っていませんでした。
頂いたアドレスにあった上士幌町に事情をお伝えし、長靴を履き替えた場所を教えて頂けないかとメールしました。分かりましたら又お知らせ致します。
ありがとうございました。
上士幌町の方からお返事を頂きました。
町は関与していないので、はっきりはわからないけれど、私のブログを見て下さった上で、上士幌駅見学のときにすでに長靴を履いていることから、除雪センターではないか、とのことでした。
のんびり者の私でしたが、アドレスのあるご教示を頂けたおかげですぐに解決しました。ありがとうございました。