葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

「てんがらもん165回」 嵐が鍛えた若木。

2015-05-08 21:21:10 | 「てんがらもんラジオ」

 嵐は若木を鍛える、といわれます。鍛えられて木はどうなるかの生きた姿が今回のゲスト縞田ツネ子さんだと言っていいでしょう。

 そして最初に結論的なことを言えば、「てんがらもん」でお会いする方々、まず村永さんとレギラーの面々、毎回のゲストのなかの女性、多くは七十代前後の方々。その方々に共通する強さはそれぞれ個人的な状況がありながらも、戦後の70年間を生き抜いてきたことを離れては理解できないことだと思うのです。この70年間、女性の参政権の獲得や職場への進出など歴史に残る時代だったのですから。

 77歳の縞田さんの最初の一声に、娘さん?という感じがしました。私の耳のせいではなく村永さんも声の若さをたたえていました。その若さは看護婦という職で今でも週二日勤めている、それも夜勤も含めてという体力気力全体のものです。

 その元気の素に太極拳がある、と聞けば一般的にそうなんだろーと思うのですが、縞田さんが準師範をつとめている太極拳の特徴は音楽に対する考えです。健康運動としての太極拳に音楽は必要ない、との明確な姿勢は感じるところ大でした。その内容はこちらで視聴してください。 ⇒ http://www.ustream.tv/recorded/61977126

 縞田さんの個人史にこの太極拳をおいてみると、内面を見詰める視線の強さです。太極拳の動きに身をゆだねる時、全身に意識を配ります、そこに集中するためには外から入ってくるものを遮断すべきなのです。このことを縞田さんはきっちりと自分のものにされたに違いありません。

 離婚、その後も義母を看ての十数年などを経て今が一番幸せと言われるそうです。その幸福感と若さを多くの次世代の、特に女性の方々に伝えていただきたい、太極拳の教えと共に人生の師範でもあるだろうと思います。

 改めて鹿児島市のひとつの団地のなかの人財の豊かさに思いを深くさせられます。

 


コメント (2)
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