今回は特定のゲストを迎えていません、レギラー四人が各々母を語り合いました。平均年齢69歳の婦人の集まりであれば母を語る人が母親です。 番組は⇒ http://www.ustream.tv/recorded/62241919
番組でも紹介されたmappeeさんのブログ。自分の母に会いに行こうとしていたら、息子さん達がお祝いに来てくれた、お嫁さんからの花束も届いたとのことです。この話でふと思ったのが自分たち兄弟の嫁さんのことです。
三人の兄弟夫婦が母親を囲んで過ごす都度思ったのは三人の嫁さんが私達の母親に似ていることでした。そのことを父方の伯母が「三人ともご亭主の母親に似てそろってふくよかで」と評したことです。それを兄は「太った、とは言えんからなー」と言っていましたし私もその程度の理解でした。
しかし、この番組を視聴してこのふくよかとは大変深みのある言葉だと気づきました。ふくよかのふくは含むを意味し、その名詞がフクロ(袋)だとのことです。命を含むフクロをこう言い表したのです。ですから伯母が私達兄弟の妻たちを評して言ったことは、母性への称賛であったのです。
その伯母は一人息子を兵隊にとられ戦死、家業の畳屋を継ぐため店の職人と姪を結婚させてその子供が成長し始めた頃の、もう五十年近く前の話です。ぜひ多くの方が番組を視聴して自分の母親を母親像の一人としてレギラーの各母親と重ねられたらと思います。
自分達の母親についての話の後、雨のなか校舎入口まで車を乗り付けて子供を降ろす母親のことを話しながら、雨のなかを子供に歩かせる母親の強さについて村永さんが話していました。ここにも社会的な先輩母親の社会的発言の役割があると思い、もっと強調される必要があると感じました。