司馬遼太郎に『この国のかたち』という著作があり、自分でも持っているかと探したが無いのです。読んだ覚えがないので本屋の本棚にあって、読んでみたいという思いが我が家にもあったと思い違いしていたのかもしれません。
今回の森友学園疑惑関連の記事を追って、特に今日の籠池氏の証人喚問を視聴しているうちに、浮かんできたのがタイトルの「この国の行方」でした。この「行方」という言葉には「行方不明」に通ずる不安を含んでいる場合もあり、「どうなって行くのかこの国は?」とも捉えられます。
が、明らかになってきたのは光明です。
この間手にしたのが『構造疑獄 ロッキード』という上田耕一郎著の新日本新書の一冊。今回の「疑惑」を「アッキード事件」などというのは安倍晋三夫人の名前にかけた軽口に属することだと思います。アメリカのロッキード社の名を冠とするロッキード事件が、当時の首相田中氏の金脈問題にとどまる底の浅い疑獄ではありえず、日米支配層による日本国民支配の暗部の一端が暴かれたまさに構造汚職でした。
ロッキード事件がどう暴かれていったか、1976年・41年前の新聞などをめくって経緯を検証しなければならないでしょうが、発端がアメリカ議会での公聴会にあるということからも、今回の「疑惑」とは規模も暗部の深みも桁が違うということです。
しかし、41年前と同様に現在も時の政権を揺るがしています、今回は揺るがしはじめたという段階だとしても。今回は大阪・豊中市の一市議会議員が地元の国有地売却に関しての不明朗さを正す、という行動に端を発し、それが朝日新聞の報道になったのがちょうど1ヶ月半前の2月9日でした。
私の「私製メデア」であるブログに森友が登場したのは2月17日でした。15日に行った日本共産党の宮本議員と民進党の福島議員の質疑を紹介した時でした。その日、南スーダンPKO派遣中止を求める抗議行動のライブをFBから紹介しました。
その時のある人のコメントも合わせて紹介しています。それは、
秘密保護法の時は国会前の様子が見れなかったのに今はこうやってリアルタイムで繋がれる!素晴らしいー
というのです。
そして私は「この人の感想に共感してます」というコメントをしてます。
このあたりからほぼ連日「森友学園疑獄追っかけ」がでした。
これからも「追っかけ」は大いにすすめるでしょう。その「追っかけ」の「追」は安倍政権への追及の追でもあります。またこの間FB友が200人を越え、追っかけ仲間の広がりを実感できたのも「光明」として見えました。