葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

旅のお土産の話と土産話。

2018-09-13 23:56:59 | 「てんがらもんラジオ」

   338回目の「てんがらもんラジオ」は向井さんの旅の話、何時も話す内容は放送の2、3日前に決めてあるのだそうです。ところが今回あまりの忙しさで今朝まで決めていなかった、とのこと。土壇場で決めたのは、タイトルにあるようにお土産の話で、土産話ではありません。土産話としては2人の娘さんとの3泊4日の東京方面への旅で、ディズニーランドから東京の新宿歌舞伎町でのちょっと怖い話も含めて多々ありそうですが、今回はお土産品の話です。

   それも鹿児島土産は重い物が多いという話で、鹿児島へ帰る空港でのこと、座っていた後ろの人が「鹿児島のお土産って重たい物が多いね」と相手にボッソと話したのです。多分出発する時から帰りの際の話が出ていて、鹿児島空港の土産物を頭に浮かべての会話だったのでしょう。

   その時、向井さんはこの話を放送で話そうと思ったわけではないのです。その言葉を耳にしてから数日経った放送当日の朝、言うなれば土壇場で記憶から浮かび上がったのがこの会話だったわけです。人は土壇場に立った時本性が現れると言われます。向井さんの忙しさは1人何役も演じなければならない生活から来ているわけで、ある時は主婦役に母親役、家庭を離れればバスガイドが本業で時には管理人の顔となり月に一度は「てんがらもんラジオ」のレギュラーとなるというわけです。

   そのなかで土産物の話から浮かんでくるのは、客を受け入れ案内し見送る、体も心も芯までのバスガイドです。それも鹿児島のバスガイド、だからこそ東京新宿歌舞伎町のキンキラキンから戻って、改めて鹿児島の良さを深めたという趣旨の言葉にもなった思います。

   自分のことすが、17歳の孫が世界一周というかなり長期の船旅に出ている時期だけに、旅というものとそれを通じての人の成長ということを考えさせられています。

   芭蕉の句の秋の句に、

   旅寝して我が句を知れや秋の風

「旅をすることによって私の句を理解して下さい」という句意で、旅をすれば私の句を理解できるようになるでしょう、との思いを含んでいます。当然のことながら芭蕉の旅と今日の若者の船旅とは違います、余りの違いに二つの旅はまったく別のものだ、と言えるかも知れません。

しかし、少なくとも私は孫に対しては、

   旅に病んで夢は枯野をかけ巡る

の「夢」を彼の船旅に持って行っている、それは限りない成長の一環であるとの自覚を促したい思います。

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今日(18/9/13) の「しんぶん赤旗」

2018-09-13 15:52:48 | kaeruの「しんぶん赤旗」

今日の「しんぶん赤旗」

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