1867年9月14日に『資本論』の初版が出版されました、今から151年前です。日本では今年は明治維新150年ということで、NHKの大河ドラマも「西郷どん」です。
当時の日本社会は資本主義体制に入っていた諸外国からの圧力の下、封建社会から抜け出そうともがいていた時代でした。その頃マルクスの頭のなかにはすでに資本主義社会の次の段階の社会が見通されていて、それが〝『資本論』のなかの未来社会論〟です。
それを主題にした雑誌「前衛」10月号からの連載の第一回に不破さんはこう述べています。【〝『資本論』そのもののなかに未来社会の全体像を探る〟〜私としては最初の試みで〜】と。
『党綱領の未来社会論を読む』は日本共産党綱領の未来社会論ーー具体的には党綱領の第5章「社会主義・共産主義の社会をめざして」を学ぶことを主題にしてます。
ここでも不破さんは、〝日本共産党綱領の未来社会論のなかに、マルクスの理論がどう生きているのか、21世紀の日本と世界の情勢の発展に即して、マルクスの見地のどのような現代化がはかられているか、を勉強して〟いくと述べています。
さて、「kaeru の資本論」は何を勉強するか、ひと口にいうと我が人生の最終期は日本社会の次の段階とどう繋がっていくのか、がテーマになるのでは、と思います。天国に持っていくには相応しいテーマであり、それを学んでいる間は天国行きも延ばせるにではないでしょうか、難しければ難しいほど先に延ばせるというものです。