第1章 がんとは何か?
もし小学生の子供さんかお孫さんに「がんってどういう病気なの?」と聞かれたらと仮定して、次の資料を見てください。
「たくさんの細胞」ってどのくらい?
『「がん」はなぜできるのか』から。
細胞の増殖が腫瘍をつくる (p 18)
私たちの体は、数十兆もの細胞からなっています。しかし、その始まりは、受精卵というたった1個の細胞です。【受精卵の大きさは?*1】それが分裂を繰り返して増殖し、増殖の過程でさまざまな種類の細胞に分化します。そして、それらの細胞が組織や臓器を形づくり、体ができあがっていくのです。
( *1 受精卵の大きさ=0.2mm)
(私たちは各自0.2mmの1個の細胞からはじまって数十兆の細胞によってつくられた「いまの私」になったのです。)
https://ameblo.jp/hu1210/entry-11442024433.html
(p 20)
体のなかでどのような細胞がどれだけ増殖するかは、きちんとコントロールされています。それによって体のなかの組織や臓器は適切な状態を保ち、私たちは健康でいられるのです。
しかし、このコントロールを逃れ、必要とされる量を超えて細胞が増殖し続けることがあります。すると、増殖でできた余分は細胞は「かたまり」をつくります。このかたまりを腫瘍と呼びます。腫瘍には、良性腫瘍と悪性腫瘍があり、「がん」という言葉は悪性腫瘍とほぼ同じ意味で使われます。
〝 では良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)との違い、がんはどういう特徴を持っているか〟について記そうとした時、娘を介護中の妻から手伝いを!との声がかかり中座、明日にします。