この本のp35です、
「なぜがんに関心が集まるのか」がわかる図です。
この図については、
1981(昭和56)年以来、悪性新生物(がん)は日本人の死亡原因の第1位となっています。現在の日本人の一生のうちに何らかのがんにかかる確率は、男性で62%、女性で46%であり、がんで死亡する確率も、男性で25%、女性で16%であると計算されています。(2013年データに基づく累積罹患リスクおよび2016年データに基づく累積死亡リスク国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」)。
さらに続けて、
全世界でみても、国・地域による違いは大きいものの、男性の3人に1人、女性の4人に1人が一生のうちに何らかのがんにかかるというデータがあります。がんは、人類にとって、最大の病気のひとつとなっているのです。
その背景には、医学の進歩や衛生環境の改善、食糧の増産により、先進国を中心に平均寿命が延びたことがあります。がんは若い人に発症することもありますが、一般的に年齢が上がるほどかかりやすくなる病気です。平均寿命が40歳とか50歳という時代には、がんにかかる前に亡くなる人が多かったので、がんにかかる人は少なかったのです。感染症をはじめ、人の命を奪う病気が次々に克服され、長生きをするようになったために、がんにかかる人、がんで亡くなる人が増えました。
参考 日本人の平均寿命の推移
http://www.garbagenews.net/archives/1940398.html