ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

エジプト紀行(4)

2006-11-07 08:51:20 | 旅日記
ハヤブサの神とワニの神

エジプト旅行のレポートを続けます。
10月25日。8時、専用バスでナイル川に沿って南下、アスワンへ。
ガイドのモハメッド・アリ!!は「お早う」は「鯖腹減~る」、
「今日は」は「皿まで喰う」、「お元気ですか」は「罪悪?」などと
日本語で記したカードを出して、アラビア語を教えます。


115km走ったエドフで「隼の神」を祀るホルス神殿を見学。
紀元前237年に建築が始まった神殿は、ほぼ完全な形で残っていて、
外壁のレリーフが美しいところです。


神殿入口のホルス神像。これはハヤブサの姿ですが、頭部だけが
トリで首から下は人体の立像でも描かれます。


天空の神でエジプト最古の神々の一つ。
エジプト航空のロゴマークはこの神をデザインしたものです。

次に更に70㎞走ってコム・オンボ(金goldの町の意)へ。


ナイルの神である「ワニの神」を祀るコム・オンボ神殿はプトレマイオス
朝時代に建造された珍しい二重構造の神殿です。昔、ギリシャで見た
アクロポリスの神殿を思い出させます。


ワニの神、ソベク。ナイル川の神であり、力の象徴だったのでしょう。


これがご神体? ワニのミイラです。


ルクソールから南へ200㎞離れたアスワンは、かっての古い都です。
今はナイル川クルージングの豪華客船やファルーカと呼ばれる白い帆
のヨットが行き交う観光の拠点になっています。