ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

エジプト紀行(10)

2006-11-12 12:02:45 | 旅日記
ダフシュール
10月28日午後は、まずダフシュールへ。
ここには砂漠の真ん中に、二つのピラミッドがあります。


「赤のピラミッド」
断面が二等辺三角形をしている真正ピラミッドとしては最古
とされています。後に作られたピラミッドより傾斜はなだらかです。
写真の中央部、人が大勢いるところから内部に入りました。
やはり急勾配の狭い道が玄室に続いていますが、朝のカフラー王
のピラミッドで経験済みなので、楽に下れました。


「屈折ピラミッド」
高さ105mのちょうど真ん中あたりで傾斜角度が変わっているので、
この名で呼ばれます。理由はいろんな説があるようです。

サッカーラ

「階段ピラミッド」
ピラミッドの周囲の建築物もよく残っているので「ピラミッドコンプレックス」
と呼ばれます。
中心になるこのジォセル王のピラミッドは日干し煉瓦を階段状に積み上げた
もので、後のピラミッドの原型となったものです。六重になっていて高さは
約60mあります。

メンフィス

「ラメセス2世の巨像」
メンフィスはエジプト古王国時代に首都として栄えたところですが、
今は小さな集落が点在するだけ。その一つミト・ラヒーナの遺跡が
保存されています。
建物の中にあるラメセス2世像。足の部分は失われていますが
全長は15mあり、二階から全体を見下ろすようになっています。


前の広場にあるアラバスター製のスフィンクス。ギザのものと違って
端正な顔を残しています。後ろにずらりと並ぶのは土産物屋です。