ダルバール広場です。
この写真は1997年3月の平日の朝で、まだ人の姿もまばらです。
2006年10月のダサインの日。大勢の人々が行き交って賑やかです。
左がシヴァ寺院。前の白い塔はシカラといい、ヒンドゥー教のシヴァ
神信仰を表すものです。
シヴァ寺院はダルバール広場で一番高い建物です。
建築様式に仏教とヒンドゥー教の融合が見られると言われます。
一般にネパール北部はチベット仏教の、南部はインドのヒンドゥー教の勢力
が強いようですが、カトマンドゥでは二つの宗教が人々の心の中で自然に
溶け込んでいるように思います。
シヴァはヒンドゥー教の3最高神の一柱。創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ
に対して破壊を司る神様です。世界の寿命が尽きた時、世界を破壊して次の世界
創造に備える役目をしているそうです(wikipediaによる)。
シヴァ寺院の高い基壇には、いつも地元の人が座り込んでいます。私たちも
上に登って辺りの景色を眺めて見ましょう。
正面はシヴァ・パールヴァティー寺院、右手の森のあるところはタレジュ寺院
です。
シヴァ・パールヴァティー寺院。
パールヴァティーはシヴァ神のお妃の神様、二人の間の子どもがゾウの顔をした
金運と幸福を授けるガネーシャです。
いつも仲良く寄り添って、この窓から人間界の営みを見守っておられます。