ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

ネパールの旅(15)- パシュパティナート

2009-09-29 08:30:14 | 旅の想い出
パシュパティはシヴァ神の化身の一つ(カトマンドゥ・ダルバール広場の
カイラーヴもそうでした)で「獣の王」の意味があります。
金色の角を持つシカの姿をしているとも言われます。
この神を祀る寺院へは、カトマンドゥから東へ5㎞。
タクシーで行きましたが、初めての旅でちゃんと連れて行ってくれるのか、
とても不安でした。



無事にパシュパティナート門前に到着。
花やお供物を売る店が並び、大勢の参詣人で賑わっています。



バグマティ川に面したネパール最大のヒンドゥー寺院です。
入口は厳重に警護されていて、ヒンドゥー教徒以外は中に入ることが
できません。



対岸からみた風景。
石橋の側にあるアルエガート(単にガートということが多い)、火葬場です。



バグマティ川に赤や黄色の献花の花びらが流れ、ガートには荼毘の火が赤く
燃えていました。遺灰は聖なる川に流されます。
そのすぐ下流で何事もないように洗濯する人、上流では食器を洗う人…。
「諸行無常」という言葉が浮かびました。



NHKTVの取材班がこの光景を撮影中で、同行の三浦雄一郎さんと一緒の写真
を撮って貰いました。
三浦さんはとても気さくな方で、しばらく雑談してお別れしました。



橋を渡ったこちら側には、エッカイダス・ルドゥラという塔が並んでいます。



石段を登って丘の上にでると、参道沿いにいくつかのヒンドゥー寺院があり、
背後は深い森に続いています。



これは墓地のようでした。静かな参道をしばらく歩いて、カトマンドゥに
帰りました。