調査会社の東京商工リサーチ埼玉支店によると 医療機関や訪問介護
事業所などを含めた 「医療・福祉義業」 の倒産件数は昨年度から
急増しているそうです。
今年度上半期も前年度同期の1.4倍に当たる10件が倒産し 厳しい経営
環境が続いているようです。
身近でも今年の夏頃に閉鎖された介護施設が有り 建物規模から50人以上
と思われる入居者や従業員の身の振り方で混乱したことが予想されます。
介護報酬は2015年度にマイナス2.27%と9年ぶりに引き下げられ 働き手
の確保も難しくなり経営に行き詰まるケースも多いようです。
建築会社による介護施設建築営業は相変わらず活発で 安易な事業提案に
乗らない慎重さが必要です。
高齢者はこれからも増えますが介護施設や葬儀場の乱立が目立ちます。
建設会社の事業提案は工事を受注するための手段であり 多くの倒産の事例
を知ることも大事です。