諸外国で 「日本製は良い品質・安心して買える」 との評価が定着して来ました。
日本人特有の品質に対する強いこだわりが時間をかけて良いイメージ 「メイド
インジャパン」 を育て上げてきたようです。
この 「メイドインジャパン」 の信頼が揺らぐ問題が数年前から発生するように
なってきました。
エアバッグ問題のタカタ 自動車会社の応援を得ながら終始 保身と時間稼ぎで再起
のチャンスを失い 民事再生法申請となってしまいました。
今話題の 「神戸製鋼所のデータ改ざん問題」 「日産自動車の無資格検査問題」 も
会社トップの方針が末端まで伝わらない ものつくり会社の原点問題となっています。
経済界の有名人も次のような警鐘を鳴らしています。
鉄鋼業界出身の三村日本商工会議所会頭の記者会見での発言
「製造業として絶対に譲ってはいけない一線を越えた気がして誠に残念だ」
日本証券業協会の鈴木会長が会見で発言
「神戸製鋼のように非常に大きくて有名な会社で(不祥事が)起こると 市場にも
影響を及ぼす。日本企業の評判にも傷が付く」
経済同友会の小林代表幹事が会見で発言
「日本のものづくりの品質、法令順守。安心・安全が音を立てて崩れつつある。信頼を
築くのは何十年もかかるが、失うのは一瞬だ。日本の経営が劣化している。」
いろいろなアドバイスや批判が入り乱れていますが 話題の会社が 「ほんとうの話」
をして本気で取り組まないと タカタ・シャープ・東芝の様な流れになりそうです。