今 新聞やテレビで話題となっている神戸製鋼所をインターネットを使って
四季報やニュース配信で調べてみました。
設立は1911年・・・・100年以上活躍してきた歴史ある会社です。
従業員は<17.3>連36,951名 単11,034 多すぎて意思統一が難しそう。
株式は7月31日で364,364千株 時価総額4,554億円
自己資本比率29.8% < 40%・・・・やや低いかな?
利益剰余金 357,154百万円
有利子負債 796,313百万円・・・・・あまり体力がなさそう
主要事業は鉄鋼、アルミ・銅、建機、溶接、発電など7分野。
平成29年3月時点で子会社213社 それ以外の関連会社も56社に上がる。
これだけグループが複雑 巨大化すると会社の方針はグループ内に伝わらず
意思統一どころか 方向性さえまとまらない状態だと思われます。
グループ内では平成18年から昨年までに多くのデータ改ざん・データねつ造
等が発覚したがその場繕い程度で改善されていないとのことです。
今回のデータ改ざん問題は アルミ・銅製品から主力の鉄鋼製品にも広がり
納入先は国内外の約500社に拡大したそうです。
国内取引先は長年の付き合いで何とか解決できるかもしれませんが 外国の
取引先は契約書により厳しい対応を求められると予想されます。
株式市場でも神戸製鋼所株の9月下旬の謎の急落 その後株価は持ち直し
10月8日に不正を発表すると 連休明けの10日以降 株価はストップ安を
付けるなど連日の暴落となりました。
9月下旬の急落についてはインサイダー取引疑惑がささやかれています。
10日以降の株価暴落で大損した何も知らされない投資家の 「恨みの声」
かも知れません。
神戸製鋼所が大手取引先だけに今回の問題浮上を連絡したとは思いたく
有りませんが 会社の体質を考えると疑惑が長引きそうです。
株価が何とか不正発表前の1.369円に戻り 追い越し 多くの投資家の
笑顔が見たいものです。