教員の駆け込み退職問題が話題になっています。
現在の制度でお金のことだけ考えれば当然の流れです。
問題は生徒の年間学習スケジュールの途中に急に退職して
しまうことです。
先生を信じ 慕った生徒にとって 少し早すぎるかもしれませんが
人生で初めての強烈な人間不信の体験学習となります。
担当教員自身が組んだ年間学習スケジュールを無責任に途中
放棄することは 昔風表現では 「敵前逃亡」 と同じです。
教員は一応 まだ聖職と思われているので イメージ的には大幅
ダウンしたと思います。
教員の職場は閉鎖的で 職場内ではお互いに 「先生」と呼び合い
民間企業に勤めるような厳しさや切磋琢磨がないと思います。
いつも接する人間は 自分よりはるかに年下で知識も経験も浅い
生徒なので 自分自身をたかめるのはかなり困難です。
限りなくサラリーマン化した 「先生」 と呼ばれる人たちの行動を
予想できない 「県」 も問題があります。
「先生」の実態をよく理解している県地方公務員労働組合共闘会議
は 今回の様な混乱が起こることを予想し 4月1日施行を求めたが
県は 「1月末に退職する職員はいない」と取り合わなかったそうです。
「人には厳しく 自分には優しい」 高級官僚の目は 段々老眼化し
雲っているように思えます。
県が支出抑制をすることは素晴らしいことですが 施行を2ヶ月遅らせる
工夫ができていれば この醜態が表に出なかったように思えます。
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