厚生労働省の社会保障審議会 「生活保護基準部会」が
生活保護の支給基準見直しを求め 田村厚労相は16日
「引き下げるということになると思う」 と述べたそうです。
生活保護の受給者は毎年増え続け 昨年9月のデータでは
213万人超えになっているそうです。
今回の支給基準引き下げ案は 受給者増による予算不足や
安易に生活保護を求める社会現象を是正する意味合いが
あると思われます。
私は以前 不動産賃貸の業務をしていたことがあり 生活保護
受給者の住まい探しをしたことがあります。
その時 感じていたことですが 生活保護受給者の求める住まい
は支給限度一杯の家賃条件でした。
たとえ1,000円でも安い家賃だと満足せず 得られる権利が
使えず損をすると考えているようです。
「限度一杯の条件で 別物件を紹介してください」 「家賃が限度
以下なら エアコン設置を交渉してください」ETC・・・・・・・・・
死ぬまで住む住まいなので妥協はできません。・・・・・・・・・
残された人生は 生活保護費の枠内でいかに快適に過ごすかが
重要で 働いて生活保護から抜け出すことは考えていない様です。
「いまさら苦労して働いても 生活保護費が減るだけ損!うるさい
ケースワーカーが静かになる位まではバイトしてやるよ」・・・・・?
仕事なので 条件に合う部屋探しは続けましたが 気分的にやりがい
のある業務ではありませんでした。
世の中にはもっと苦しい生活をしながら 生活保護を 「潔しとしない」
人も数多くいます。
昔 子供のころ読んだ 「アリとキリギリス」 の教えは大事なことだと思い
ますが 最近はあまり読まれていないようです。
キリギリスさんが 「生活保護があるので働かなくても食べていける」では
アリさんが救われません。
キリギリスさんが働きたくなるような仕組みが必要です。
まずは生活保護費のベースダウン 次に働くことにより蓄えができる仕組み
どうしても働けないキリギリスさんに対しては 今日までの人生経歴を検証し
通常の生活保護費のほかに特別保護費を承認する制度が必要です。
検証結果が悪いときは 「自業自得」として 自己責任の世界も必要です。
キリギリスさんが多くなる日本は何かおかしな世界だと思います。
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