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免震ゴム交換工事

2017年04月09日 | 構築物に関する記事から

先日の新聞で気になる免震ゴム交換工事に関する記事がありました。

 

毎日新聞の取材で分かったそうですが 長野市役所第1庁舎・芸術館

で免震ゴムの交換後 外壁の複数個所で破損があったり コンクリート

外壁に細かいひびが686ケ所見つかったそうです。

 

この件については 市からの公表は無く 「補修済みで安全上の問題は

ない」 と説明しているそうです。

 

免震ゴムについては 以前性能データ偽装問題が話題となり 私も関心を

持っていました。

 

私が初めて免震ゴムを見たのは 都内のRC造10階建のマンション内です。

 

マンション地下空間で 直径1.5m位 高さ0.8m位の免震ゴムが各支柱と基礎

の間に設置されており 将来 どのような方法で建物の水平を保ちながら交換

するのか ジャッキアップ装置が想像できませんでした。

 

免震ゴムの設置例は歴史も浅く 耐用年数から考えると 免震ゴム交換工事は

ずっと将来のことと思っていました。

 

今回の事例は たまたま東洋ゴム工業の性能データ偽装問題を受け 2015年8月

から16年3月まで免震ゴム90基を交換した施工例です。

 

免震ゴム交換工事は高度の施工技術が必要で 水平を保つ上で想定外の強制変形が

ひび割れとなった可能性も否定できません。

 

コンクリートは一度ひび割れすると 補修工事をしても強度的に一体化することは

期待できません。

 

将来 タワーマンションでの免震ゴム交換工事が多く発生するはずです。

免震ゴム交換工事の検証・改善が進んでほしいものです。


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