万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

Love for Color

2006-07-04 17:25:50 | 万華鏡ブログ
シェリー・ナップはランディー・ナップの作る万華鏡のガラスオブジェクトを担当します。彼女のランプワーク(バーナーワーク)によるガラス細工は、個性的でナップ工房の万華鏡のトレードマークにもなっています。Lucinis とStringerinies と名づけられた細工は有名です。Lucinisは不透明なガラスを組み合わせてランプワークで製作するもので、丸い突起物がある立体的な、ちょっとユーモラスなオブジェクトです。この映像では少しわかりにくいのですが、周辺部にある白っぽい塊のようなオブジェクトがそれにあたります。Stringerinies はごく細い線状の色ガラスをランプワークで束ねた細長いオブジェクトです。この映像では3本の白いラインと黄色いラインが見えますが、これらがその細工の映りこんだ映像です。オブジェクトのバランスもよく考えられていて、オイルの中での動きそのものが美しく、光の当たり方で色も変化する魅力を写真では表現できず、ちょっと残念です。最近のナップ夫妻の万華鏡では、パステルカラーとブライトカラーという2種類があり、好みに合わせて選べるようになっています。この映像はパステルカラーです。
シェリーのアーティスト歴はキルトから始まりました。もともと色に対してとても興味を持っていたので、彼女のアートの源流になっているのが、Love for Color なのです。キルト製作で色への感性をさらに磨き、子育てを経て、1990年からランディーの万華鏡製作に加わるようになりました。ランプワークのガラス細工を学び、万華鏡の内部映像に再び彼女のLove for Color を表現するようになりました。数年前からキルトの創作にも復帰し、万華鏡とキルトの両方にその情熱を傾けています。
「私は万華鏡とキルトに、私の心と魂を注ぎ込んでいます。どちらも、色の世界を創りだすという私にとってとても大切な働きをしてくれます。もしほんのわずかの時間でも、私の創った物から幸せや心の安らぎを見つけてくれたら、私の想いが通じたことになるのです。」シェリーさんはウェブサイトでこう語っています。
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