IKA 展でテーマ賞を受賞なさった松田晃江さんの作品「玉響」(たまゆら)です。IKA展には、テーマ部門、自由部門があり、テーマ部門の今年のテーマは「球」でしたが、松田さんの作品がテーマの表現として一番その趣旨に沿った、優れた作品とみなされました。作家さんのコメントをご紹介させていただきます。
「『たまゆら』とは宝石の放つ一瞬のきらめきを表すそうです。また別説では土壌に蓄えられた有益な宇宙エネルギーのことだと言う方もいます。辞書には『勾玉が触れ合った時に出る微かな音』とありました。『たまゆら』のもつ意味を少しでも表現できれば良いなと思って作りました。本体の中には異なった4種類のミラーシステムを入れてあり、スペア(のオブジェクトセル)を2個つけて、ひとつの万華鏡で12倍楽しめるようにしています。また万華鏡本体を勾玉の集合体にしてランプとしても使えるようにしています。」
ちょっぴり古代の雰囲気を漂わせて勾玉を球体にデザインしているところが素敵です。明かりを付けたランプの姿も見たいですね。
作家さんの万華鏡製作に込めた気持ちを知ると、作品への理解が深まり、その魅力を受け止める土壌が見る側にできるように思います。逆に言うと、説明がないとその奥深さまで理解しにくいのが、万華鏡のアートとしての難しさであり、同時に興味深さなのかもしれません。
IKA展はプロ、アマチュア、国籍は問わず、 次世代を担う創造的な万華鏡作家の発掘を目的としているそうですが、出品作品はなかなか力作ぞろいで、毎年レベルも上がってきているそうです。この公募展で力をつけ、作家として活動し、作品が高く評価されるようになった方もいらっしゃいます。今後がさらに楽しみです。
「『たまゆら』とは宝石の放つ一瞬のきらめきを表すそうです。また別説では土壌に蓄えられた有益な宇宙エネルギーのことだと言う方もいます。辞書には『勾玉が触れ合った時に出る微かな音』とありました。『たまゆら』のもつ意味を少しでも表現できれば良いなと思って作りました。本体の中には異なった4種類のミラーシステムを入れてあり、スペア(のオブジェクトセル)を2個つけて、ひとつの万華鏡で12倍楽しめるようにしています。また万華鏡本体を勾玉の集合体にしてランプとしても使えるようにしています。」
ちょっぴり古代の雰囲気を漂わせて勾玉を球体にデザインしているところが素敵です。明かりを付けたランプの姿も見たいですね。
作家さんの万華鏡製作に込めた気持ちを知ると、作品への理解が深まり、その魅力を受け止める土壌が見る側にできるように思います。逆に言うと、説明がないとその奥深さまで理解しにくいのが、万華鏡のアートとしての難しさであり、同時に興味深さなのかもしれません。
IKA展はプロ、アマチュア、国籍は問わず、 次世代を担う創造的な万華鏡作家の発掘を目的としているそうですが、出品作品はなかなか力作ぞろいで、毎年レベルも上がってきているそうです。この公募展で力をつけ、作家として活動し、作品が高く評価されるようになった方もいらっしゃいます。今後がさらに楽しみです。