未来のマエストロ・シリーズ第3回
アレクセイ・ゴルラッチ ピアノ・リサイタル
2012年 11月 6日(火)
会場:東京オペラシティコンサートホール
出演:アレクセイ・ゴルラッチ(ピアノ)
プログラム:
ベートーヴェン ピアノ・ソナタの夕べ
第8番 ハ短調 作品13 「悲愴」
第14番 嬰ハ短調 作品27-2 「月光」
第17番 ニ短調 作品31-2 「テンペスト」
第31番 変イ長調 作品110
とても澄んだ音でした。
久しぶりのピアノ。こんなにやさしい月光
心のひだが波のように打ち寄せる。
ブーニンも今度月光を弾くけど
どんなふうに弾くのかしら?
未来のマエストロは24才のゴルラッチ。
テンペストもとてもよかった。
悲愴に始まるベートーヴェンのソナタのみの
コンサートは最後は31番。
進むにつれてまるでシンフォニーにも聞えそうな
スケールの大きな曲です。
ロマンティックなベートーヴェンでした。
音がチャーミングでピュアです。
ベートーヴェンの曲にはやさしさがあります。
晩年のピアノソナタはピアニストが試されると
内田光子のCDの説明に書いてありました。
テンペストが今回一番良かったかしら。
とてもいいプログラムでした。
アンコールは思いっきり弾いた力強い
ショパンでした。
未来のマエストロと言えば40年くらい目前に聴いた
ポリーニの新宿厚生年金ホールでのコンサート。
きっとゴルラッチもマエストロになっていくのでしょうね。
オペラシティは早くもクリスマス
Sのスマホで撮ってもらいました。