今日のコンサート
東京芸術劇場コンサートホール
アーティスト
ピアノ:フレディ・ケンプ
曲目
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
シューマン:
幻想小曲集Op.12 トッカータOp.7
ムソルグスキー:
組曲「展覧会の絵」
アンコール
ラフマニノフ プレリュード op.23-10
ベートーヴェン ピアノソナタ 悲愴 第2楽章
アンコールを日本語も入れて紹介したので
驚きましたが、お母さんが日本人とあとで知りました。
ピアノの音色を聴くのは本当に久しぶりです。
最初っからベートーヴェンの後期ソナタを入れるという
緊張あるプログラムです。
久しぶりにベートーヴェンを聴きました。やさしく包容力のある作品。
アンコールの悲愴ソナタも透明な美しさで、初めてこの曲を
聞いたのはアシュケナージのコンサートだったことを思い出しました。
こんなに美しい曲がるのだと驚きました。メロディーが湧き上がってくる
感じが素晴らしく。
またそのメロディーの中から浮かび上がってくるのは母のこと。
年を重ねていくうちに大好きになっていった母。お父さん子だった私は
大人になってから母のことがよくわかるようになった。
不思議なことに、作ってもらった洋服の生地なんか鮮やかに
思い出していた。
シューマンの幻想小曲集はマリア・ジョアン・ピリスで
ある時期毎晩聴いて寝た曲。シューマンの音の鮮やかさを感じました。
フレディ・ケンプはドラマを作り上げていくような音楽です。
いろいろな音を作り出し。
「展覧会の絵」はピアニストの表現力が試されるような曲です。
どれだけ不思議な世界を作れるか・・そしてダイナミックに。
やさしく激しく・・時に音楽がとまったように感じられるときも
あり、いい気持ちに眠くなり、夢の中に引き込まれそう・・
コンサート案内チラシの中にラフマニノフの「晩禱」をみつける
義理の姉の友人のコンサート仲間。目白のカテドラルでのコンサート。
ラフマニノフの声楽曲も好きなので行ってみたくなりました。