Reflections

時のかけらたち

いよいよ一村終焉の家をめぐって - Amami⑥ ・・・  the house where Tanaka Isson died 

2025-02-14 23:57:23 | wonderland

1月24日

奄美の一村記念美術館と終焉の家を訪ねるのがこの度の第1目的でした。
2日目にいよいよ一村に家に行きます。その前にハートロックを見て、カーナビが頼りにならないので
大変でした。住宅街の奥の方にありその先には養鶏をしている家があり、裏山に続くような感じでした。
この一村が最後の家として借りた家を手を入れて住み始めてたった10日でこの世を去ってしまったので
暮らした家と言うものでもなく、この家自体亡くなってから2回移転してここに落ち着き、周りに木々を移植して
まるで一村が暮らしていたかのような環境になっています。紬絹染色工として生活し、お金をためて絵に専念
するという暮らしを繰り返し、良心に従った絵を描き続けた求道者のような一村の暮らし。夕食の準備を
している時に倒れ、床には野菜が散らばっていたというつましい暮らしも感じられます。

神童と言われた少年期から苦労の多い長い時期、絵を求め続けて、奄美にたどり着いた一村。
その生涯をたどるようにぽつりぽつりと訪れる人がいます。私たちの後にも車が一台入ってきました。




ほんとうにわかりにくい場所でした。







裏山の方にも道が続いていて、少し登ってみたりしたのですが、一部ぬかるんでいて足元が悪かったので
引き返し、名瀬市に近い海岸の方に行ってみることにしました。

 

大浜海浜公園で昨晩作った奄美のおにぎりと、家から持ってきたマフィンなど食べてランチ。
駐車場にも鳥がいたのに追いかけても写真に撮ることはできませんでした。


 



この景色を見ながらのお弁当。
食後は浜に降りて、貝殻を拾ったりして・・・











不思議花が下がって・・





 



宮古崎に行ってみようかと向かったけれどパーキングは国直サンセットパークに停めて・・・




友人は宮古崎までの道を探って、偵察に歩いて行きましたが、やはりアップダウンがかなり
あって、ここから先は歩きだけみたいなので、大和村の方に進むことにしました。


 

 

大和村に向かい道路沿いの群倉で車を停めました。雨が少し降ってきました。

伝統的な奄美独自の穀物貯蔵庫「高倉」。その高倉が家から離れた場所に集めて建てられていることを群倉(ぼれぐら)
といいます。高倉はイジュやモッコクなど水やシロアリに強い木材を使用し、組み込みはめ込み式で、釘を使わずに
作られています。柱はネズミが登れないようにツルツルに削られており、倉庫部分にはかつて4.8トンの米俵を収納して
いたとか。
群倉は、火災から稲もみを守るため、作業の利便性といった理由で、集落はずれに集団で建てられました。かつては
島内各地で見ることができましたが、現在は大和浜のみ残っています。現在残る全5棟は、すべて築100年を超えています。
県指定有形文化財(建造物)。



この後大和村のダムに寄って見ようかと思いましたが、道に迷って、ぐるっと回って帰ってきました。


大和村の奄美野生生物保護センター近くで彼岸桜が咲いていました。

名瀬市に戻ると民家の間の民宿がわかりにくくて、住所でナビに入れても、違う場所に案内してくれて
ほんとうに大変でした。民宿のご主人に話したら、レンタカーのカーナビは全くあてにならないと
教えてもらいました。更新していないし、道路も変わっているところもあるのでとんでもない案内がある
とのこと。頼れるのはグーグルマップのナビだけです。



やっとたどり着いた民宿花海(かみ)ハウス。YAMAPのハイキングの記事でみつけた民宿です。
ここのご夫婦には奄美大島について、そこで育った奥様からは特に生活についてもいろいろ教えていただきました。

朝食のみで夕食はついていないので歩いて繁華街まで行って適当にお店をみつけて入ることにしました。
ほとんど居酒屋のような店で、カフェもない町でした。市役所を中心に大きな商店街が2本走っていました。




地元の料理が頂ける居酒屋の「かめ」に入って。私だけビール。友人は若い頃は飲んでいたのに
今は全く飲まないのでつまらない。ビールがとてもおいしかった。

モズクもとてもおいしくて。沖縄のジーマーミ豆腐が好きなので、ここでも自家製ピーナッツ豆腐が
あったのでそれを注文。他にはアオサ海苔の玉子焼き、とても時間がかかったポテトサラダをいただきました。
ポテトサラダはじゃがいもを焼いてあるようでとてもおいしかったです。お客さんがしびれを切らすほど
のんびりしていました。





 食べログにきれいな写真が載っていたので拝借

 


民宿で泊まった夜に、なんかシュワシュワと変な音がして、よく見るとベットサイドのテーブルの上に置いた
今朝、夜明けの浜辺で拾った貝殻が動いていました。中にヤドカリさんがいたのですね。すごくきれいな形の貝で
友達が拾ったのをもらったのですが、友達の貝も拾ってすぐヤドカリさんがいたので放してあげていました。
私のには入っていないと思っていたので、翌朝庭に放しました。川や海が近いので無事生き延びてくれたかしら・・

ちょっとした事件でした。

Jan. 24  2025  Amami

 

コメント
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