katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

待ちに待った建材展の仕込み1日目

2009-02-16 20:03:21 | 世界遺産をみんなでつくろ!
今の実力をこれで図られても良いと思う出来のかぐやの作品がこのブ-スの一部に
なってしまうこの建材展。

単純に全部で20㎡分の1㎡に過ぎないのだから。しかし単なるバックでは無い。
俺と日高氏の2人で仕込むバック。しかも3日間・・・

御宿の大野荘、仙台の保育園クラスの大物。ドキドキするね。
昨日、準備はしていたので内容説明を日高氏にすれば、1時間後には始められる・・・

いつものように、爆音を考慮し9時から。こうしたいと言う事を伝えて、グレ-ド確認。
2人でやる時は、担当のパ-ツを決めてやらないとバラバラになる。

この位のタッチね・・・とかここは流動的とか、当たり前の事を当たり前に確認。
それではよろしく・・・といつもならここで、昭和歌謡の曲が流れ、熱唱が始まるのだが

そこまでのノリは無い。色々とあるのね・・・今回の仕込みは・・・

数時間後、どんな感じ?と切ったパ-ツを見ると・・・・ん・・・・問題山積み。
こんなペ-スでは3日間じゃ無理。ねぇ、ここんとここうこうこうにはならない?

こう言うのはこんな感じ・・・と駄目出しして、更に確認。
こんな感じか?これで良いべ・・・これだな・・・と数枚のパ-ツの中で取り決めをする

後はそのグレ-ドを保ち、時間を計る。一体どの位掛かるのか?
それを見ながら、俺は次の展開に入る。次に日高氏が質問して来ると思われる事の

先回り。ただ午前中なんてあって無いようなもの・・・あっと言う間に昼。
しかしこの昼の1時間が大事。打ち合わせと先の展望をいくらかやった後で話せるから。

どんな感じ?ん・・・このままだときついな・・・人の能力と体調、気分なんてもんを
たった半日で読み取るのは中々大変だけれど、思わぬ収穫。

日高氏は思いの他、調子が良い。してやったり。これなら午後からの展開次第で、
巻き返す事が出来る。俺も慣れて来た事だし・・・・

グレ-ドさえ確認出来れば、日高氏のノリノリの環境作りと能率、効率アップ。
時間が制限される場合、これらのすべてが整わないと絶対に無理。

そもそも職人なんて気分。酒呑んだら休む、集金した翌日はお祭り、二日酔いで仕事、
夜なべ、徹夜は当たり前、夏の昼飯にビ-ル・・・こんなのうんざりするほど見て来た。

しかしながら、仕事が始まると腕だけは確か・・・つまり結果のみ。
今は職人と名乗っていてもこんな豪快な職人はそうそういなくなったけれどね・・・

少なくとも日高氏とす-さんはそんな流れを汲んだ職人かな・・・・あはははは
だから、至れり尽せりの段取りが必要となる。まずはそれが俺の仕事。

だから日高氏が調子良いと言う事は、俺も乗って行ける時間がある・・・午後は・・・

とは言うものの余裕が出来ると必ず頭の片隅に日高氏がいなくなったら・・・・って
考える事がある。もしそんな事があったら、外仕事はやらなくなるだろうな・・・って。

その位、日高氏と一緒に仕事をする時間は俺には大事。そうねぇ・・・いきがいかな。
この人と一緒に仕事をやっていると、本気で俺は俺らしく一番好きな俺になれる。

その位、日高氏が大好き。けれどこれがひとたび調子が悪い・・・なんて初日だったり
すると、この世で一番嫌いになりそうになる・・・あははは、俺は勝手だなっ。

これで容姿がカッコ良ければ、惚れちゃうね・・・・あははは。
容姿に問題がある人で良かったぁ。

また1つ俺達の作品が世に出る・・・最高な滑り出しだった。
調子良い日高氏と一緒に仕込みが出来る・・・何より。



ちなみに奥の一番大きいタイルが30cm。

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かぐやの作品・・・瞑想の総評

2009-02-16 00:09:31 | 世界遺産をみんなでつくろ!
弟子からの依頼、さくらにしろかぐやにしろプレッシャ-は掛かる。
あれだけの作品を作れるようになったのだから、俺に依頼する・・・と言うのは、

こちらにしたら、明らかに上手いだの凄いと言う事は当たり前に求められている。
しかしながら、あの2人には何も言わなくても間違いなく伝わるだろう・・・しかし

家族を始め、旦那さん、友人、近隣、お付き合いしている人・・・と出くわす人すべてが
納得する作品にしないと、えっ?自分で作れるのにこんなの買ったの?

なんて言われるようじゃ、2人が余りにも気の毒である。事実、俺は何度と無く本人を
目の前にそう言うセリフを聞いた事があるのだから、無いとは言えない。

こんな事が作る前からのしかかって来るのである。勿論、次は恩返し。
今の俺を師匠と言ってくれて、なお且つ支えてくれている。

唯一、恩返しが出来ると言うなら、作品のグレ-ドをいかに上げるか?である。

さて、ここからが本題。さくらの場合、私の意向を汲んで作ってくれと依頼して来た。
それをかぐやはすべてをお任せする・・・と逆で来る。良いバランスだ事。

一見、さくらの方が弟子として傲慢のようにも見えるだろうが全く逆。お題があると言うのは、よりそれ以上に見えれば、納得度は簡単にアップするだろう。

しかもそれは実績を積んで来た。しかし、かぐやの言う俺の好きに・・・って言うのは、
外せば全く好まれない恐れがある。

こう言う作り方は一流になった人達の作り方。これをいくらで買ってくれ・・・ってね。
俺はまだまだそんな身分では無い。

しかし、かぐやは作って良いと言う。そこで、何をテ-マにするか?から考える。
それならかぐやにも、俺にも、さくらにも、そして日高氏にも、思い出になるもの・・・

以前、テレチャンの時に同じような事を考えた。1回戦は勝ちたいと思った。
何故なら、日高氏とす-さんの事を考えるのなら、ここを勝てないと情状酌量の余地が
無さ過ぎる。仕事に支障をきたす恐れもあり得る・・・そんな事を考えた。

つまりこれがさくらの作品。折角頼んでくれているのだから結果を出したい・・・

では2回戦。ここは楽しもう。3人で作る機会なんてそうそう無い。
これがかぐやの作品。そんな機会そうそう無い・・・

でもね、さくらが何回も作らせてくれたお陰でかぐやの依頼にも応えられた訳で。
勿論、今までの依頼して下さった人達の作品だって何ら変わりの無い姿勢だったが。

上記で言ったように、あれだけの作品を作る依頼者なのだ・・・弟子達2人は。
そんな中の折角のお好きにどうぞ・・・だけれど俺だけのエゴで作るには勿体無い。

あの時と同じ様に、みんなが納得する物。だから今の俺達ってテ-マにした。
内容は前にも触れたから、はしょるが本来なら芸術の話に出展したかった。

しかし出展料の問題で断念する事にした。しかし、カネキさんのブ-スで飾れる事になった。芸術の話と同じビックサイトで・・・

そんな事を色々考える中で、折角自由に作れた作品が建材展が最高の舞台になった・・・
勿論不満があると言い切った訳では無い。むしろそこでしか見せられないのだ。

そこでこう思う事にした。今の最高の俺の大作なのに建築のタイル屋を辞めた俺が、
建築の最高峰と言っても過言では無い舞台で勝負するなら、それはそれで良しと。

それならタイル屋で勝負に行く。俺のデザイン、俺の施工、その程度の事を誉められる
のなら、この作品は他人には作れない。

タイル屋に殴り込みに行くつもり。俺は最初からこれはタ-ゲットだった。
タイル屋で嫌な思いをしたのなら、取り戻すなら、タイル屋勝負。

ついでに設計士とも建築屋とも、タイル屋とも一緒にはされたくない。俺は常に俺。
俺にしか出来ない。それを好む人を探すだけ。

合い見積りされるようなくだらん人と付き合いたく無いし、ハクが欲しいのなら、
いくらでもくれてやる。

駆け引きをするのならガッチリ駆け引きする。お願いしますと言われれば、よろしくと
言う準備はしてあるのだから。

しかし、人にお願いをする時にお願いをする態度と覚悟が無い者とは組む事が出来ない。
こちらは命掛けなのだから。

プロお断りなのはそう言う理由。つまらんプロはすぐに嫉妬をする。
設計士で例えれば、家を設計したとしても、玄関一箇所、そこは俺のデザイン。

俺は常に主役喰いを狙う。家が1億だろうと、数十万の玄関1つで人の目を釘付けにしたい
と作っている。それを器の大きい人なら、俺が見つけた人なんだ・・・と自慢するだろう

必ず主役喰いを狙います。・・・これを受け入れられる人ならいくらでも組むつもり。
中々いないのね、そんな器のでかい人。

そんな簡単な事が理解出来ないと、逆の立場ではお話にもならない。
俺達に1億の仕事で相手が数十万の仕事では向き合う事も話す事も無いのだから。

それを本気でお前らには負けない・・・と挑むくらいの人も付き合って行きたいとも思う
そう言う気持ちが本来作り手の醍醐味なのでは無かろうか?

大量生産品なら1円でも安いモノが良かろう。けれど1点モノは一期一会。
他には無いものだから。それをいくらで買って下さるか?

そして提示された時に出来るかどうか?が俺の問題って言うのが本来の考え方。
それがオ-ダ-メイドでは無かろうか?

比較されてしまうのはどちらでも良く、似ているからと言われたような物。
それなら値段のみで決められて当たり前。

そう言うのは作れない・・・俺には。例えコ-スタ-でも・・・

この考え方も踏まえて、かぐやの生前葬をすると決めた。通常、御通夜は前持って
連絡は入らない。死にますよ・・ではおかし過ぎる。

けれど人は何処からとも無く集まる。それなら、かぐやの生前葬を建材展で行ないます。
つまりこの作品は売れっ子になるまでひと目に触れる事は今後無いでしょう・・・

これが最後かも知れません。是非お越し下さい・・・とご連絡申し上げます。

いらっしゃれない人はここでお話は終わりです。ではいらっしゃって頂いた方へ。
次はこちらもはなむけとして最高の祭壇を作るつもりです。

するとどうでしょう。katsuを応援なさる人達なら、必ず躊躇してしまうような床を
作るつもりです。そうこれは踏絵みたいなモザイクです。

しかも間近で観たい人は3mの距離をどうぞお踏みになってどうぞご覧下さい。

きっとそこには、何も気にせず上がって行く人もいらっしゃる事でしょう。
躊躇しながらも上がる人。そしてここをご覧になっていて上がる人、様々です。

色々な意見がある事でしょう。そこで記帳が出来るようにするつもりです。
何でも構いません。叱咤激励、名前だけ何でも構いません。足跡をお残し下さい。

今後の参考と、俺はこの先誰と付き合って行くべきか?を確認したいと思っています。
より大切に4人で確認しようと・・・

そんな場所にふさわしい遺影も完成しました。

こんなテ-マにお金を出してくれたかぐや、その基盤を作ってくれたさくら、それを飾る
場所を作ってくれる日高氏とす-さん。その場所を提供して下さったカネキさん。

本当に感謝します。そしてそれを観に来て下さる方、無駄足にならぬように明日からの
仕込み、日高氏と心してやらせて頂きます。

追伸、偶然にもさくらの作品とかぐやの作品の完成日が一緒だったとの事。
さくらからのメ-ルで知りました。良い日和になりました。




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