katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

日本家屋のモザイクとタピオカが来る

2009-04-24 06:49:26 | 世界遺産をみんなでつくろ!
まずは朝、タピオカがやって来る。どうやら次回作の相談・・・
ワゴンのような移動するテ-ブルって言うのかな?それにパンを題材にモザイクが

やりたいらしいのね。ラフな感じのパンの下絵も描いてあった。

ここからはぺきぺきから1cmに・・とか次のステップへ・・・って言う人に多い相談。
そうねぇ・・・実はこれは構想の立て方って教室なんだろうね。

やりたい事とやれる事の違い・・・この話題なのね・・・

まず掘り下げて話を進める前に、1つ加えるとタピオカは俺が教室をやっている中では
絵の描き方がとても上手い。美術、芸術が好きとか、アニメや漫画が好きとか、

いずれにせよ、幼い頃に絵を描くのが好きだった・・・そんな人だと思うのね。

さてそれでは、その下絵のパン・・・正直俺はそれを見て何パンなのか判らなかった。
勿論、俺の知識が無いのは百も承知・・・ここを良く忘れないで欲しいのね。

そこで俺は電話の向こうのかぐやにその絵を詳しく伝えるから、この下絵を当てて見て
と頼む。実はこれが教室だった事は終わってから気が付く事になる・・・

えっとさ、人の顔くらいの丸いのをね、潰してメロンパンみたいな形かな・・それの
真ん中にさ・・・そうだなぁ・・・カレイの煮付け作る時に包丁入れるじゃん・・・

あれをバッテンに入れてあるのね。多分、そこがめくれているから表面は堅そうだな・・
それと下の方にへこんでいる所もあるなぁ・・・と見たまま雰囲気を伝えた。

そうそうこの絵には色は付いていないけれど、多分キツネ色だろうな・・・堅そうだから
とのやり取りを不思議そうにタピオカが横で恥ずかしいやら、俺の説明に不満あり・・・

おいおいもっと上手い説明してよぉぉぉ・・・って苦笑いって感じだったのね。
そこで答え合わせをタピオカにしてもらった。しかし、そのパンの名前を聞いても

俺もかぐやも多分あれかな?くらいではっきり判らなかった・・・こんな話。
わざわざ時間を掛けてやるのだから、理由の無い事などするはず無い・・・ではその理由

人の脳に関わって行く話。ここでタピカオの深層心理をさぐる。
まず何故このパンを選んだのか?だ。簡単に言えば、本当は違うパンが作りたかったと

思われるのね。けれどそのパンはきっとモザイクにすると難しいと判断したのだろう。
そこでこれなら出来るだろう・・・と判断したパンを選択してササっと描いて来た・・・

おそらくこんな感じかな?ここに間違いがあるのに気づくだろうか?
よぉぉぉく考えれば誰でも判る事。ここに何しに来たか?相談って言ってたよね、相談。

じゃ相談って何?・・・ほらそこで見ている人ぉぉぉ、聞こえないぃぃはっきり。
じゃ聞いて欲しいのね。もしこの話で相談って言うのなら、katsuに相談って言うのなら

えっと今度、こんな感じのワゴンのトップにパンのモザイクをしたいんですけど、
私はどんなパンなら作れますか?じゃないのかなぁ・・・・違うかなぁ?

タピオカはこの時点で気が付いてくれたのね。もうパンの種類まで勝手に決めてあるのに
相談って・・・じゃあkatsuは出来るか?出来ないか?しか答えられないんじゃん。

おかしくない?そもそも先生って思うなら、一番やりたいパンを言えば良いじゃん・・・
それならね。それなら出来るか?出来ないか?katsuも言いやすい。

駄目でももっと実力付けてからね・・・って言えば良いのだから。けれどね、遠慮したり
謙遜しているつもりだったりして持って来ているのも十分判るから、なるべく傷付かない

ように説明しようとしても向き合う時間の短い人にははっきり伝えないとまた同じ事を
繰り返す・・・タピオカみたいに向き合う時間を取ってくれる人には、こうして説明する

事は出来る。ではそんなのを踏まえて、かぐやとの会話。つまり説明した俺はパンの素人
その素人の俺から説明を受けたかぐやは電話で画像は見えない・・・

そして名前を聞いても2人共判らない・・・察しの良い人はそろそろ判るはず・・・

はい。それです。動物作りたいって言うなら、ぞうやきりん、さい、りす、うさぎ
・・・こんなの選ぶと良いよ。影絵にして色が無くても判りやすいものを選ぶとね。
しかも見た人が誰でも判るでしょ?それをね、カピパラ、オカピ-、マング-ス、

ウ-パ-ル-パ-って言っても知らない人もいるから、上手く作れないとこれ何?って
言われると、折角作ってもガッカリ・・・なんて事になっちゃうかもね・・・

こんな話だったのね。更に相談って言ったのなら、パンが作りたいと宣言して、でも
出来れば・・・・これ・・・って言うのであれば選択権が俺にもあるけれど、

これって1つ出されても答えは出来る、出来ないの2つ。ほぼ無しに近い。
ここまで判ると、タピオカの考えは簡単。まず本当にやりたかったパンを次回までに決める事。それでもしそのパンが難しいモノなら、1つ簡単そうなパンを作って練習。

これしか無い。目標の無い努力は実にもろく、時間の掛かるモザイクには堪えられない。
数時間で出来るモザイクで楽しいのは体験教室と山周のような形あるタイルだけ。

素敵なのを作りたいと思った時点で、果てしない時間が掛かると思ってもらって結構。

おっと話を戻すと、俺はわざと子供の視線でかぐやに伝えたのね。見る人は大人だけとは
限らないからね。はだかの王様を思い出すと良いと思う・・・

大人は本音で中々モノを言わないよ・・・遠慮が美徳って考える人が多いからね。
俺は仲良くするに当たって、仲良くする為に本音をぶつけ合う・・・例えお別れが来ようともね。それにもル-ルがある。それは悪意が無い前提。

しかしね、自分に悪意は無くとも悪意に相手が感じたのなら、それも悪意だと言い切る
のなら、そもそも信頼関係は成立しなかったのだから、教える事へは繋がらない。

体験教室のように3時間なら信頼関係など無くとも、作る前に終わっているから。
けれど長期に渡る場合、余程の信頼関係が無くては、言いづらい事も言わなくては

ならない事が沢山出て来る。これ無しでは成立しないものだから。タピオカへ追加の
アドバイスならこんなので良いのかな・・・・

そもそもkatsuが教えるのは腕の向上もあるだろうが、自分自身との向き合い方もその1つ。けれど弱くては向き合えないし、向き合う姿勢が無ければそれも無理。

続けようとする過程の中にはこれ無しでは無理だろう。勿論ただ楽しみの1つなら、
それはそれで教え方は変わって来る。あくまで続ける人への教え方だから。

甘いだけは体験教室のみ。構想を立てるとは?自分自身を見つめる事なのだから・・・
そしてそれを手伝うのが、katsuの教室。一緒に構想を立て終われば、下地を作るkatsu

にバトンタッチ・・・モザイクへ行くまでの工程はこんな感じ。
つまりkatsuモザイク構想の立て方教室だった事になるのね。いかかですか?

お坊さんならお説法。座禅で精神修行と言うのなら、ここはモザイクで精神修行とでも
言うのかな・・・あははははは。そりゃ辛そうだわ・・・俺も・・・


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする