
けれど、前日に描いていた下絵が気に入らなかったらしく、持って来なかった・・・・
こんなスタ-ト。何するんだよぉ・・・これから俺は下地作るんだからさぁ・・・と
やり取りしていると、クモを選択するので描いてみぃ・・・と言うと描き出した。

何も無しで描いたのが左。そこで図鑑を見せてどれにする?と聞くと、これ・・・と
指を指す。そこでさっきと違う事探し・・・・ここへんじゃねぇ?・・・ってね。
つまり下絵の補正。常連だけじゃないのね・・・アトリエにくれば・・・子供だってね。
しかもこうしてちゃんと図鑑で確認すれば、別人のように良くなる。
ただこれはオリジナルを作る前の基本の練習。まず最初は作りたいモノを良く観る事。
オリジナルとしてデフォルメするにしろ最初から間違っていたら、そこから変化させたら
一体何を作っているのか?判らなくなる。最低守らないとならないのは、
自分が作りたいと思ったのがクモなら人が見てもクモには見えないとならない・・・・
そうじゃなければ単なるお遊びなら材料渡して危ない事を注意して多少なりとも
結果が出れば良いだけなら、託児所みたいになるからね・・・・。それが、
まさかその晩に高校生レストランなるドラマで同じ事やっているとはね・・・・
高校生って言うのなら立派な料理だ・・・・お客さんに同情される評価・・・・
そいつらが人様からプロ並みにお金を取る・・・何とも滑稽な話だった。
ただ出来たら凄い事だがね。当然と言えば当然だが、俺も全く同じ事で
折角ここに来たんだ・・・わざわざ・・・ならば、モノの作り方の基本くらい
憶えて帰りなっ・・・。腕の前にまず姿勢。よぉぉぉしクモ作るぞっ・・・ってね。
じゃねぇと、めんどくさいんだよ・・・時間もお金も掛かるんだよっ・・・モノ作りは。
失敗するとすべてが無駄になる・・・・。けれど失敗するな・・・じゃなくて、
失敗へと進むなっ。それはやる前の姿勢・・・その上に基本を乗せる。
そして最後まで到着する事。途中では評価は貰えない・・・それではやる気にも
火は付かない。そいで完成させてなんぼなのね・・・本当の結果はその後・・・
けどね、まさかこんな小さな子に今の説明したって判るはずも無く飽きて当然。
だから違う言葉で何度も言う・・・何度もね・・・・そして最後は泊まるか?あははは。
するとね、ユニディが実は学校で使うものに使うって言い出してね・・・・
箱の引き出しみたいなものになった・・・・取っ手があるの判るかな?

こりゃ学校で欲しがられるかもねぇ・・・・あはははは。良いじゃん。
結構頑張ってたもんね・・・やるじゃん。何より、何より。
頑張ったら結果は必ず後から付いて来る。良い例だわっ。作っている時は先は長いが
始める時は勢いなんてもんで先走る。そして終わりはあっと言う間・・・
常連なら良く判るはず。
そんなこんなの母の方はと言うと・・・・

さすがお見事。
そんで俺は・・・

微妙ぉぉ・・・・