katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

オ-ドリ-教室とだるまのモザイク

2012-06-09 23:54:46 | モザイク教室
まずは例の古時計のモザイクの完成品を渡す。生で観るのは初めてなので感激してた。
こんな笑顔が作品作りも教室下地作りも報われるひと時である。

しかしどうやら若干調子が悪いらしかったのだけれど・・・・新作もこの通り。
この位のモザイクには少々の具合の悪さ位では何も影響が無い。

ここでそろそろ体調は悪いと判ってはいたが、作品完成の喜びもあるし、作品製作からも
マイナスよりもプラスの方が多いと見て諸注意。

先日、俺の作品作りでも言ったように、切る、張るなどが安定すると、オリジナルへの
ハ-ドルは構想と下絵って事になる。1つの例なら、ギタ-は弾けるが曲が書けない・・

そんな感じ。だから楽譜が無いと・・・に近い状況。そこをまだ構想が浅い時は、
切る張るの上手さでカバ-して来たが、ここに来てそろそろ気が付いたのね・・本人も。

要するにプレッシャ-とか先延ばしってのかな?そもそもが古時計と言い、この新作と
言い、すべては大作の下絵が思うように進まない・・・って理由から。

しかし、構想や下絵で悩まない今の新作だと、あっと言う間にバックとなる・・・・
要はすでに時間が解決・・・って所になっていると言う事・・・。

その時にまた・・・となると、またその場しのぎの作品を作りたくなる・・・・そこで、
そろそろもう一回、新作のお題から検証しよっか?って事になる・・・

実は簡単な事で、まずは本当にやりたい事を決める。するとテ-ブルとなる。
ではお題は?となり、メリ-ゴ-ランドと言う・・・じゃ掘り下げて見て・・・・

それに見える為の一番大事なのは何?・・・・と言うと、馬ぁぁぁとなる。
じゃ馬は何匹くらい?そのテ-ブルの大きさは?80cm。他のアイテムは?・・・・

となると、具体的に出てこない・・・つまりこうした掘り下げに行き詰まりを感じて、
更に言うと、頭の中だけで全貌を描こうとすると、全く上手くは行かないのである。

つまり決まった事を具体的にする。そうすると少なくとも80cmのテ-ブルの何分の1か
の部分はスペ-スが無くなる事になる。まさしく今のだるまがそうだったはず・・・・

こうして先生としても師匠としてもみんなにやり方、悩んでいる場所、こだわり方、
すべてを見せている・・・・だから、後は同じように初めの一歩を踏み出すか?だけ。

しかも時間が無ければ、余計に能率効率で組み立てて行かないと、一挙にやろうとすれば
雑にもなるし、逆に時間があっても進まない・・・だからこそ構想の時間が大事になる。

しかもその構想って言うのは、さっ構想を立てよう・・・と机に向かうのでは無く、
お風呂でも、トイレでも、通勤でも、頭の中でやるのだからいくらでも暇な時間に出来る

しかもあらためて考えるので無く、気に留めるだけ。すると観るものすべてがそれに
関係があるか?無いか?のように見える・・・それが慣れて来ると、あっ・・・って

具合に感じるものが出て来る。これが感性の鍛え方。そう言う繰り返しをして、
ただ感じて流さず、感じたら、何処に、何故?どうして私はそう感じたのか?

自分なりに答えを出す。例えば今回のテ-ブルにメリ-ゴ-ランドって言うのなら、
自分の想像するものはどんな感じか?をまず具体的に言葉にして書く。

綺麗な馬が凸凹してかぼちゃの馬車に子供、賑やかでキラキラ、・・・・って具合にね。
じゃ夜?朝?昼?とかさ。そうして広げるだけ広げたら、つながりのあるものだけを

チョイスする。例えば夜とキラキラなら照明って事なら繋がるかっ・・・てな具合にね。
けど夜にすると子供1人じゃ寂しいな・・・お母さんいないのかな?ってなると、

じゃ大きくお母さんに見える影でも作ろうか・・・となれば、お母さんがいないけど
ちょっとだけ明るくなる。勿論、家族で乗るも良し。となると、家族分の何か?を

一緒に描かなくてはならない。こんな事を掘り下げて行くのだけれど、そうやって
複雑になればなるほど、頭の中では整理が付かなくなる。そこで決まっているもので

まずスペ-スを消す。まず馬を描き・・・・まずだるまを描いた・・・しかも暫定。
これは何故暫定か?となると、絵がヘタだから。一挙に下絵を描く技術が無いから。

そこでアニメ-ション的発想になる。つまりセル画として本体を描き、背景を足して
行く。つまり背景はバック。本体をきちんと筆を入れて残せば、いくら描き直しても

本体の線を消す事は無い。つまり下絵のヘタな人って言うのは、一度消すと二度と
その線を描く事が出来ない人なのである。だからだるまのように足し算したような

描き方に慣れれば、いくらでも今の自分の画力をアップする事は出来る。
その画力アップをすれば、常連くらいの切る張るの技術がありさえすれば、

みんなで作った金魚のようにあの程度は1人でも出来るようになる。
こんな順番にやれば、大作って言うのもそんなに苦にならなくなる。

そしてそうして始まった大作の構想や下絵から抜け出すと、やっとモザイクに入れる。
それが最初はやりたかった事に入れた喜びや安心感でスカスカ進んだりもするが、

またつまづく事になる。それは描き込まなかった空白部分。そこをどう切って、どの色で
・・・となる。それが単純な時は簡単に決まっても、大作は慎重になったりする。

そうすると、この色ありますか?とこだわり色を指定して来る。まずつまづく事の1つ。
そんなものを1つ1つ見つけていたら、まずモザイクなんて色の作れない分野での

モノ作りは無理。そんな考え方では無く、絶対センタ-を決める。俺はあっちゃんってね
判り易いでしょ?特にあっちゃんが好きな訳じゃないけど・・・・。

絶対センタ-って言うのは誰でも良い訳じゃないし、そのセンタ-の色はこれって
決まれば、その色に合うのはこれ、それに合うのはこれ・・・となって行く。

それを好みの色があった・・・無いじゃん・・とただの好みの色選びをすれば、
ほぼ今後も無い方が多いし、しかも技術が無いと素材が選べない。となる。

固かったり、柔らかかったり、怪我をしたりするような、各々の特性がある。
色で選べる訳じゃない。更に言えば色で値段は大きく変わる。

本気さが無いと、ただ無駄にするだけ。何と無くなんて気持ちで無駄にされては困る。
要はそうした姿勢や気持ちが作らせるもので、そう言う事が面倒な人は楽しいモザイクを

お勧めする。いくらでも気持ちもめげる事なく量産出来るからね。
ただそうした努力を惜しんだ作品と努力を惜しまなかった作品の質は一目瞭然。

しかしこうしてオ-ドリ-くらいになると、それすらも超越してこうしてそこそこ素敵な
作品を出来るようになる。つまり上手いって言うのはそう言う事の繰り返し。

この腕を持ってして、オリジナルってハ-ドルに挑む訳なのね。だからと言って、
上手く行く保障は何処にも無い。ただ後ろ盾になる俺がいるくらい・・・・。

ただその俺もオリジナルを作るって言うのは、本人のやりたい事を伝えようとする
伝達力のようなものが無いと、俺には伝わらない・・・・いかに何がしたいか?を

伝えて整理しないと、先には進まない・・・・まずは手掛かり・・・想像力なんてもんは
モンタ-ジュ作りと同じ・・・頭の中にある何か?を手掛かりにして一つ一つ絵にする。

だから馬を描く・・・ねっそう言う事でしょ?違うかな?それに疲れたら初心に戻って
遊びのモザイク。オ-ドリ-は遊びを古時計、この旗と2つもやったのね・・・

しかもこれが遊び?中々上手くなったものだ。全く身を削ってはいないのね。
そんな話をすると・・・・ですよねぇ・・・・やらなきゃなっ・・・って思ってたんです

そろそろ・・・って。本人も判ってたのね。そろそろ本気になって貰わないとね・・・
観たいのね本気のオ-ドリ-。俺には話しを聞いただけで見えたんだけれど・・・・

あいつには見えないのかな?本人なのに・・・多分見えているはずだけど。
後はきっかけのみ。

そんな中での俺は・・・


まっ今日はちょっとだけ。





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アップルさん教室とだるまのモザイク

2012-06-09 05:21:59 | モザイク教室


淡々と粛々と・・・。
少し前にキウイがかぐやの作品作りの速さを、この所のかぐやさんの速さは尋常じゃない

って言ってたが、自分で言うのは何だが、俺も俺自身の速さに驚く。
勿論、観ている人の中には、えっ?こんなペ-スで?何処が?以前と変わらない・・・・

嫌、むしろ遅くなった・・・とも思われる人もいるだろうが、心の中なのね・・・
以前は追い掛けられている・・・・待たせている・・・・早くやらなきゃ・・・・

って気持ちが強く、だからと言って質を落としてまで進むつもりは無く、だからその分
追い詰められていた感がある・・・・時にはピタッと止まってしまったりね・・・

所が近頃は下絵の描き込み方がしっかりしているし、お教室の時間にもチラッと
製作中の作品も観る事が出来る・・・つまり構想時間を取れる事になる。

お金にしてもそう。今日の生活費があるのと、完成後に入る作品作りでは、更に
追い込まれる・・・しかしその余裕の無かった時代はそれをしのいだ作り方だったし

今もそれ程のゆとりがある訳では無いが、少なくとも焦る事無く作品作りが出来る。
逆に淡々と終わって行く・・・何しろ構想もしっかり考えられるから・・・しかも、

お教室のお金も入って・・・・しかし大きなお金は終わるまで入らないのだから、
どちらも一長一短なのね。ただ言いたかったのは心が削られない理由。

それによって知ったのは、下絵の精度と構想がしっかりすると、作品作りは心が
削られないから進み具合も良くなる・・・・ここ。その内にこれも掘り下げるとして

・・・・午後からのお教室。



今日はにんにくを作ったんだけれど、全く何も問題なく、とうがらしのグレ-ドのまま。
どうやら1ヶ月以上振りだったらしいけれど、あれ?どうだったっけ・・・・なんて

事も無かったし、上手くなった事も伺える。実に安定感がある。けれど帰り際に
1つだけにして、後はバックにして終わらせたいな・・・・って言うので、

仕事帰りに1ヶ月に1回ペ-スの趣味って考えれば、終わりなんて気にせず、その内に
終わる・・・と考えて、大事なのはグレ-ドを落とさない事じゃない?と言うと、

はい・・・・って帰られたが、気持ちは良く判るが、上手くなってこだわりが多くなった
分が時間が掛かっているのね。それを終わりが早くみたい・・・と焦っては、

グレ-ドを落とす事になる。上手くなってね・・・。それが体験の時は、出来るのかな
・・・・私?と始めるから、終わっただけでも、私出来たぁぁぁと喜べた。

しかし、こうして大作になるとこだわるから時間が掛かる。ここが分岐点。
早く終わりたい・・・と終わらせる事を考えた瞬間、自分に甘くなる。

しかも発展途上の腕。確実に質を落とす。何故なら同じ事をするにも気分で変わるから。
乗っていれば早くなり、落ち込めば遅くなる。こんな単純な事ならまだしも、

無理やり遅くなった分を取り返そうと進めたりして、返って後悔したりする・・・・
むしろそれよりももしグレ-ドを下げずに進めたいと言うのなら、自宅で1回だけで良い

からモザイクをする・・・1回だけ。そうすれば驚くほど進むはずである。勿論気持ちが
ね・・・。問題なのは進まないなぁ・・・って気持ち。これがこんなに進んだ・・・って

思えれば良いだけなのである。それが更に慣れて来ると、それでも気持ちが納得しなく
なるのね。そうなるともっと、もっと・・・となりがち。

そんな人にはお休みして・・・となる。それを越えると、どんな時でもコツコツと
一定の時間だけモザイクをする・・・と生活の一部になる。わずかと言えど。

更に時間を作るに変わり、いくらも進まない事も判っても、ほんのわずかの進み方でも
進んだ・・・って安心出来るようになり、そんな事の繰り返しから、こなす・・なんて

事になったりする。そこまで行った頃には初心に返えった方が良いね・・・初心。
それがぺきぺきの時間を掛けないモザイクなのね・・・判るかな?

アップルさんももし本当に息詰まっているのなら、自宅で時間を掛けないモザイクを
1回で終わらせるモザイクをすると良いのね・・・。結果が早いものをね。

そうでも無いなら試しにほんのわずかでも良いから1回だけ自宅で進める事をお勧め。
すべて俺がずっとやって来た事なのね・・・

所詮、先生なんてもんは先人としてやって来た事を教えるだけ。
フィギュア的な考えなら、しじする。師事? つまり生徒側からのの表現。

だから、私にあった教え方であるか?無いか?なのだから、該当するものが無いのなら
ここにはそれが無い事になるだろうし、続けて頂ける状況って言うのは、何かがあった

事にもなるだろうし、いずれにしても毎回遠方から有難い話なのである。

ただこんな時に生徒さんと弟子の指導の違いがある。生徒さんにはしじされた事になる
のだから、押し付けるような事は言いたく無いが、美の追求に関しては言うべきで。

けれど確実に時間の掛かる事と知っているのは、余程の経験者だけで、その大作に
臨んだ人は思った以上の時間の掛かり方に戸惑っているのだけれど・・・・。

時間が無い中やって来ている人に、自宅でもやれば・・・ってのもどうかと思うし、
かと言って、ここまでのグレ-ドなのに、美を落としてまで進みたいと言っている

ようなものなのに、オッケ-を出す事は出来ないし・・・毎回悩む所なのである。

それが師弟制度の、弟子となると、勉強させて下さい・・・となる。
そうなると、腕の向上のみでは無く、構想、つまり考え方まで必要とされた事になる。

大きな違いはここにある。生徒さんには考え方を押し付ける様な事はしないからね。
いずれにせよ楽ってのは無いからなぁ・・・モザイクには。あはははは。


ただ観て判るように全くグレ-ドに問題は無い。非常に美しいのね。
良い作品になりつつある。






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