何かいつもよりも随分早く出勤となる・・・・そう特に理由も無く、ただ何となく。ただそれが思わぬラッキ-になるとはね・・・。いつもの日課の草花と金魚の世話を終えて、今日は誰だったっけ・・・?と確認して・・・準備をしていると・・・あっ、新作入るかも知れないんだ・・・・って思い出したのね。
そんな訳で、急きょ下地作り。ただ慌てる必要は無いし、良くも悪くもこの程度では慌てなくなった。慣れって凄いのね。慌てず騒がずすんなりなのね。 さてそんなこんなでスタ-ト。やはり案の定終わったのね・・・・割と悩む事無く・・・・。1ヶ月振りにやった割には、戸惑う事無くスイスイと。
さて、そうなると、新作下地は早めに登場。それが、1cmタイルでやって見たい・・・となり、そこで硬さに耐えられるかどうか?様子が見たい・・・・。ただ単にふち取りを最初にやるとして、流石に1cmをそのままって訳にも行かず・・・・・。そうなると、コロかエミリアの方が気持ち大きいだけに、4分の1でも、
持ちやすいし・・・・・。何しろ一番大事なのは覚悟なのね・・・実は、ぺきぺきで1つ作品を完成すると、良くも悪くも自信が芽生える。その時に、どうしても、目移りするのは、ぺきぺきよりも色数の多い1cmタイルになる。ただ、いつも言う、良い事と悪い事は背中合わせ。
ぺきぺきは柔らかく、子供でも切りやすく、大きいタイルだけれど、色数は少なく、1cmタイルは色数は多いが、固くて小さい。こんな利点や欠点がある。最初は様子を見る・・・・って感じで、謙虚な姿勢で望む事も多く、こちらとしても楽しむ・・・が目的なら、迷わずぺきぺきで・・・進める事となる。
そしてこの2作目が分かれ道となる。もしそのままぺきぺきで・・・となるのなら、作品の下地を倍にする事で、大きさに慣れるなんて事も良いし、切る事に慣れた分、1作目の慣れを引き続き生かせる。それが1cmタイルとなると、進級した感覚だと思ってくれると良いのね・・・。
つまり、算数では無く、数学になった・・・・そんな感じ。そのままの感覚では解決出来ない事が増えて行く。そんな感じで考えると、ただ色数が多いからやって見たい・・・の感じで始めて見ると、明らかにその果てしなさ、固さ、そんな悪い方に動いて行く・・・・。
悪い方に動いて行くのは簡単な事で、まずは1つ作り終えた自信。そして、1cmタイルの誘惑、更にいかにぺきぺきの時に軽くジャブ程度に言っていたお小言をきちんとやっていたかどうか?・・・・脇を締め、喰い切りの柄の遠くを持つとか、体の一部に手首を付けるとか・・・・
ただ、どれもこれも、ぺきぺきなら何1つ聞かなくても、やらなくても切れる。がしかし、1cmタイルになった瞬間、すべてそれらが出来ていないと、非常に辛く、その時初めて、それらの大事さを知るなんて状態だと、進みは悪いわ、失敗は多くなるわ、ぺきぺきと違って何もかも上手く行かなくなった気がする。
しかも、いちいち手が・・・持ち方・・・と次々に言われる。今までも言っていたが、ぺきぺきなら何1つ守らなくても切れたから、良かったが、その指導が本当だ・・・と思えるか、面倒だなっ・・・と思うかで、全く違って来る。ただそれとて、本人に自覚があれば良いが、大抵は自覚が無い状況でやって来る・・・・。
1cmタイルって言うのは、ある意味その美しさで誘惑され、苦労と共に続かなくなる事もあるし、より上手くなる・・・そんな分岐点でもある。それをいきなり決めるって言うのも危険がいっぱいなので、大抵は縁取りをやって見ましょう・・・・って指導になる。
つまりその縁取りを切る事で、固いタイルに慣れる為に。言い換えれば、その程度でアップアップなら無理だから、ぺきぺきへ・・・と自分で進めるし、逆に平気であるのなら、それ位は最低時間も、苦労も掛かるのね・・・って自覚する事が出来る。その目安として・・・。
そんな訳で、エミリアを勧めたんだけれど、反応が悪かったのね・・・・。まっ、それも想像は出来たのね。ぺきぺきで使った色合いを見ればね・・・・。何しろ、上絵って言う、華やかな色合いが多かった点を踏まえれば、マットな感じであるエミリアは好みでは無い感じではある。
そこで淡いけれど、可愛いコロを進めると、やはり可愛いとなり、決まったのだけれど、何故エミリアか?は簡単な理由で、コロは15mm弱、エミリアはそれよりも5mm以上大きい。当然、持ちやすく、尚且つ例え4分の1に失敗をしたとしても、切り直して使える形にしたとしても、コロよりも大きいパ-ツになる。
結局、ここにあるのも、2作目を好みに仕上げたいのか?新たに挑戦するタイルを切る練習であって、そしたら割かし良い作品になっていた・・・って感覚では、本人の感じ方が違って来る・・・・。つまり1作目は謙虚な姿勢で、出来ないかも・・・・ってぺきぺきを選べたけれど、2作目からは欲が出た。
ただ、これがどうしても欲しい・・・・どうしても・・・・って気持ちなら、恐らくたどり着けるが、何となく選んだモチ-フの場合、まさかこんなに大変な事だったとは・・・と気が付くのは後の祭り・・・そんな話になる。しかも、隣では、お友達がこんなのを作っている・・・・・。
お友達が作っている・・・・って感覚では、私も・・・・って気になりやすいが、実はモザイクに向き合った瞬間、お友達では無く、先輩みたいに思えないと、明らかに騙されてしまう・・・・。だってこんな作品、ここまで電車で持って来るだけでも、相当な覚悟が無いと無理。ただ持って来るだけでも・・・。
それも自宅でも進めて・・・・もはや大先輩って扱いでも良いと思うのね・・・・その差は。それを、しっかり判っていれば、私もやってみたいぃぃの憧れ発進でも構わないけれど、同じように進まないのは当たり前なんだから・・・ときちんと思えないと、やればやるほど、その差を感じる事になる・・・・。
ただ、それがしっかり判って、大変だけど頑張ってやって見る・・・・って思えたり出来ると、ぺきぺきの時と同じで、出来たぁぁって最後までたどり着くと、実はそれが本当の実力への階段みたいな話になる。つまり固いタイルが切れれば、ほぼみんなタッチは一緒なので、タイルに関しては、ほぼ何でも切れる
事になった事を意味する・・・・と言っても良いと思うのね。それがついついぺきぺきで何でも一緒・・・・みたいな気分になったりもしてしまう事がある。それがきちんと常に謙虚に新しい事に取り組んでいる・・・・って思えさえすれば、何をしてもいつも一緒な気分で取り組める。
そんな姿勢や心構えでやった人の作品が、ノアさんみたいな作品が作れるようになる。側で間近に見られるのだから、是非そんな感じでやって欲しいと思うのね。いずれにせよ、コロの縁取りをヘトヘトになりつつ良く頑張ったのね。これならもしかすると、固いタイルで作れるかも・・・・。
そんな中、いきなりさくら。あらっ・・・何事?それはそれで顔馴染みになりつつあるから、あらぁ・・・ってな感じになる。どうやら、ノアさんのお友達が完成しそうなので、生で見たくて来たらしいのね・・・・。まっ、読み通りに完成だったので、グッドタイミングだったのね。
まっ、いきなりって言うのは、ビックリだったけれど、さくららしいって言えば、良くも悪くもらしいので、ビックリしたのは、最初だけ。はい、差し入れ・・・みんなで食べましょう・・・・って。こんなやり方は、さくらとキウイだけなのね・・・・あははははは。
いずれにせよ、みんなが収穫ありって感じだったのね・・・お互いが三者三様に・・・・勿論、俺も・・・・・。
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